夏のボーナス、みんなはどう使う?
ボンマルシェ読者アンケートで関心の高かった「賢い投資・運用方法」についてファイナンシャルプランナー山崎俊輔さんに聞きました

旅行・外食・レジャーが貯蓄を上回る結果に!
5月末のメールマガジンで募集したアンケート「あなたのボーナスの使い道は?」には、読者のみなさまからさまざまな回答が寄せられました。すでに何に使うのかを決めている人も、そうでない人も、お金の使い道について興味があると答えた人は7割を超えました。
ボーナスの主な使い道では、「旅行、外食、レジャー」がもっとも多く、ボンマルシェ読者のみなさんが、日々の生活を楽しんでいらっしゃることがうかがえます。非日常を感じられるホテルや料亭でのお食事、旅行などを楽しむには、お財布が潤うこの時期がチャンスですね。
次に多いのは「貯蓄」で、ローン返済などがなくても、これからに備えて念のために貯金をしておきたいという人はたくさんいらっしゃるようです。
「ボーナスやお金の使い方について、どのようなテーマに興味がありますか?」の質問では、「賢い投資や運用方法」がもっとも多く、次に「自分に合った家計管理やファイナンシャルプラン」が続きました。
みなさんの関心が高かった「投資」について、ファイナンシャルプランナーの山崎俊輔さんに、賢い始め方や注意点を聞きました。この夏、お金との向き合い方を見直す機会として、参考にしてみませんか。
ボーナスで投資デビュー!
賢い始め方や注意点を教えます
ボーナスの季節になると投資に興味を寄せる人が増えるようです。まとまったお金が入金されたことで、投資を始めるチャンス、と考えるのでしょう。
実は今どきの投資、何十万円もなくても大丈夫。少額から気軽にスタートできます。話題のNISA(少額投資非課税制度)やiDeCo(個人型確定拠出年金)の場合、ゼロ円で口座開設ができますし、NISAなら100円からでも※、iDeCoは毎月5千円以上で投資ができます。※大手ネット証券の場合。金融機関ごとに異なる
少額から始められるのはなぜかというと、ひとりひとりは少額の資金を出し合い、数千億~1兆円超の資金に大きくまとめ、運用を行う「投資信託」という仕組みがあるからです。
近年、人気の「オールカントリー」系の投資信託であれば簡単に全世界に投資することができます。100円から、Google社やApple社など世界的に有名な企業にちょっとずつ投資できるなんておもしろいと思いませんか。投資に少しでも興味があれば、投資信託で無理のない範囲から始めてみましょう。
できれば、ボーナスからの入金1回限りではなく、毎月一定額を購入する積立投資を設定し、コツコツと投資額を増やしていきたいところです。
株主優待に憧れて個別企業の株を買ってみたいという人もいるでしょう。この場合はまとまったお金が必要になります。日本では「株価×100株」が基本的な購入単位となります。1000円の株価なら、10万円で買えるという感じです。ボーナスごとに1社か2社ずつ、いろんな会社の株主になって直接投資をしてみるのもいいでしょう。
株主優待や配当、あるいは有名企業かどうかに注目が集まりがちですが、赤字の会社は株主優待や配当をストップすることもあります。投資をする企業が着実に成長している会社かよく確認してください。
金融情報サイトや証券会社のWEBページでは、企業の成長度を調べる情報がたくさん掲載されています。アクセスし、投資をする企業を選んでみてください。
個別株で投資をする際にはNISA口座を開設し購入(成長投資枠で購入)がいいでしょう。値上がり益は非課税※になります。※成長投資枠は最大1200万円(年間240万円まで)
幅広く、いろんな投資情報を知りたいという人には「東証マネ部!」というアプリ(WEBでもアクセス可)がおすすめです。投資についての勉強、投資信託等の案内などいろんな投資情報が盛りだくさんです。その名の通り東京証券取引所が提供するサービスですから、情報の中立性や正確性にも安心感があります。
また、投資をスタートしたら、家計簿アプリに証券会社も登録しておきましょう。「家計簿に銀行だけじゃなくて、証券会社?」と思うかもしれませんが、最近の家計簿アプリは「資産管理アプリ」に進化しています。銀行、クレジットカード、ECサイト、電子マネーなど幅広く登録が可能で、あっという間に全財産目録が完成します。毎月の節約状況と株価の値上がり状況、同時にチェックできるなんておもしろいですね。
本記事は投資に関わる基礎知識を解説することを目的としており、特定のアプリやサービス、投資手法や金融商品を推奨するものではありません。投資対象商品のリスク等についてご理解の上、ご自身の判断と責任において投資やサービス利用を行ってください。
山崎 俊輔 さん
フィナンシャル・ウィズダム代表

やまさき・しゅんすけ お金と幸せについて真面目に考えるファイナンシャルプランナーとして、執筆・講演で活躍。著書に『ファイナンシャル・ウェルビーイング』『共働き夫婦お金の教科書』など多数。