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2021年度 かんきょう新聞

2021年度 出張授業

みんなの省エネ
~私たちにできる地球の守り方~

旭化成株式会社
授業の内容
  • ・地球温暖化の仕組み
  • ・二酸化炭素と電気の関係
  • ・電化製品の消費電力と二酸化炭素の排出量の測定
  • ・環境に配慮した取り組みや製品
  • ・普段からできる省エネの工夫
講 師
松井隆亮先生
延岡支社 延岡総務部
地域活性化推進グループ
松井隆亮先生
永野美紀先生
延岡支社 延岡総務部
地域活性化推進グループ
永野美紀先生
出張授業:旭化成株式会社の様子1

子どもたちは複数の班に分かれ、パソコンや電子レンジなどで測定実験を行った

身近な電化製品からも
二酸化炭素は排出される

旭化成発祥の地、宮崎県延岡市からリモートで授業を始めた先生。地球温暖化の仕組みと、その原因の一つとされる二酸化炭素は電気をつくる工程などで排出されていることを説明した。「発電所はもちろん、テレビやエアコン、冷蔵庫といった電化製品が使われる私たちの家でも発生しているんです」と、身の回りのものなどが描かれたスライドを使って解説した。
先生が「普段からどれくらいの電気を使っているのか、電力や二酸化炭素の排出量などを測定できる機器で調べてみましょう」と呼びかけると、子どもたちはわくわくとした様子で測定実験を開始。数値をワークシートに記録し、結果を発表した。先生は「冷やしたり温めたりするものが動いている間は、電力の数値が大きくなりましたね。“消費電力”が高いと言えます。また、コンセントに差しただけで電力の数値が上がったものもあったと思います。それは“待機電力”と呼ばれ、ものが動いていない間も電力が消費されていることを示します。電力の消費量を意識し、使う時間を短くしたり、しばらく使わないもののプラグをコンセントから抜いたりして、節電の工夫をしていきましょう」と、心がけを促した。

製造時や廃棄時も
環境に配慮する工夫が

電化製品を使う時の消費電力を少なくする磁気センサーもつくる旭化成は、エネルギーや、製品をつくる時などに排出される二酸化炭素の削減にも積極的だ。先生が、「延岡市内には、使った後も環境に影響を残さないエコロジカルな製品をつくっている工場があります。また、二酸化炭素を排出しない水力発電を約100年前から行っている発電所もありますよ」と紹介すると、子どもたちは「そんなに前から! すごい!」と驚きの声を上げた。続けて先生は、製品をつくる過程で規格外になったものを原料として再利用したり、ごみとなったものを製造時の燃料として活用したりする工夫などを説明。「製品を使う時はもちろん、製造時や廃棄時の二酸化炭素の排出量を想像しながら、環境にやさしい製品を選ぶことが重要です」
「昨日よりも環境にやさしい生活を実現するために、環境への関心を高め、自分にできることを調べて、行動してみましょう」と笑顔でしめくくった先生。子どもたちは、今日から始められる省エネは何だろうと考えをめぐらせ、感謝の気持ちとともに盛大な拍手を送った。

出張授業を終えて

世田谷区立代田小学校 (東京都/2021年12月6日)
世田谷区立代田小学校の出張授業
齋藤 純教諭
齋藤 純教諭

身近な電化製品の消費電力や二酸化炭素の排出量を知ることで、省エネへの意識が高まったと思います。環境問題に関わるお仕事に取り組む先生のキャリアについても質問でき、子どもたちにとって、夢や将来を考える機会になりました。

文京区立根津小学校 (東京都/2022年1月25日)
文京区立根津小学校の出張授業
田中綾乃教諭
田中綾乃教諭

子どもたちの真剣な表情が印象的でした。測定実験を通して、環境問題をより“自分ごと”化できたように感じます。今後の総合的な学習の時間では、地球温暖化など関心を持つテーマを設定し、自ら問題を掘り下げる力を育みたいと思います。

3月に宮崎県でも開催

リモートで登場したのは、旭化成の歴史や製品を紹介する「旭化成延岡展示センター」(延岡市)で小・中学生の教育支援も担う永野美紀先生。二酸化炭素の増加が地球温暖化の原因の一つとされていることを説明し、日本の家庭における年間1人あたりの二酸化炭素の平均排出量をグラフで提示しました。そのなかで、私たちが電気を使う時にも多くの二酸化炭素が発生していると指摘。電化製品の消費電力と二酸化炭素の測定実験を行った子どもたちは、節電が二酸化炭素の削減につながるという理解を深めました。
先生は、旭化成による環境にやさしい製品や取り組みなどを解説。延岡市内には製造物の再利用を行う工場や、二酸化炭素を排出しない水力発電所があると紹介し、持続可能な社会の実現に向けた姿勢とたゆまぬ努力を伝えました。子どもたちは身近なまちで環境に配慮した様々な工夫が行われていることを知り、大きな感銘を受けたようでした。
授業後は子どもたちから「家でたくさん電気を使う製品は何ですか」「テレビを見る時も二酸化炭素は排出されますか」といった、日常に即する質問が。環境問題を“自分ごと化”し、次のステップへ踏み出すきっかけを与えた貴重な時間となりました。

宮崎市立生目台東小学校
(宮崎県/2022年3月8日)
井上 愛教諭
井上 愛教諭

環境問題を知識として身に付けるだけではなく、測定実験を通して自分たちと二酸化炭素の関わりを具体的に考えられたと感じます。今後の総合的な学習の時間では、今日のような体験型の学習を積極的に取り入れていきたいと思います。

この出張授業は感染予防対策を講じた上で開催しました。集合写真の撮影時のみマスクをはずしています。

2021年度 かんきょう1日学校

講 師
松井隆亮先生
松井隆亮先生
旭化成株式会社
延岡支社 延岡総務部
地域活性化推進グループ
かんきょう1日学校:旭化成株式会社の様子1
旭化成の発祥の地・宮崎県延岡市からリモート出演した松井先生。まずは地球温暖化の仕組みに触れ、地球の周りにある温室効果ガスが、地球の熱が宇宙に逃げ出さないように閉じ込めている働きを説明しました。そして、主な温室効果ガスである二酸化炭素は、テレビやエアコン、冷蔵庫といった電気を使う製品を作る工場や、発電所で発生していることを説明。製品を使う時だけではなく、製品を作るためにエネルギーを使う時、製品を作る・捨てる時の全体を考えて、私たち自身が「環境に優しい製品を選ぶこと」が大切だと話しました。旭化成は、私たちの生活のほかにも、環境保全や省エネに役立つ製品を作っています。松井先生は、住宅やリチウムイオン電池用セパレータ、CO₂センサなどを例に挙げました。また、二酸化炭素を排出しない水力発電を使って製品を作っていることや、工場内では、使用するエネルギーや原料を再利用していることを解説。クリーンエネルギーを利用しながら、さまざまな工夫を重ね、地球環境に優しい製品を作ることが、旭化成による省エネの取り組みのようです。「一つでも良いので、自分の興味のあることについて調べ、行動してみましょう。昨日よりも環境に優しい生活につながります」と呼びかけました。
ZEH(ゼロエネルギー住宅) 製品を作る工程の中で、工場内(一部)では、規格外製品になったものが原料として再利用されたり、ごみになったものが燃やす燃料となってエネルギーに充てがわれたりなど、環境を十分に配慮した取り組みが行われています。
  • かんきょう1日学校:旭化成株式会社の様子2
  • かんきょう1日学校:旭化成株式会社の様子3
  • かんきょう1日学校:旭化成株式会社の様子4

取材に挑戦

CO₂センサは新型コロナウイルスの感染対策にも役立っていますか? 

CO₂センサは、空気中の二酸化炭素を数値化するので、部屋を換気するタイミングの目安になります。空気の入れ替えを促すことで、感染対策の役に立っています。

豊かな地球環境と子どもたちの
未来を守るために

荒井盛全さん
環境活動につながる
好奇心を育むために
旭化成株式会社 広報部 ブランドコミュニケーション室長

荒井盛全さん

旭化成は「世界の人びとの〝いのち〟と〝くらし〟に貢献する」というグループ理念を掲げ、幅広い事業分野で「健康で快適な生活」と「環境との共生」を目指しています。

かんきょう1日学校では、画面を通じて子どもたちの真剣なまなざしやワクワクした表情がとても印象的でした。環境学習には「もっと調べてみよう」「これがわかったら面白そうだ」といった知的好奇心のアップスパイラルが大切です。授業では省エネのヒントをたくさん紹介しましたが、楽しみながら続けていくことで、ぜひ自分なりのエコアクションを確立してほしいと思います。

理系分野への興味を喚起し、科学技術への関心と理解を深めてもらうための次世代教育は、総合化学メーカーである私たちの使命です。今後も、魅力あるプログラムをお届けしていきます(談)

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