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2021年度 かんきょう新聞

2021年度 出張授業

ドアで環境を守るって
ナンデスコ?

ナブテスコ株式会社
授業の内容
  • ・ホームドアってなんだろう
  • ・ホームドアの安全性について
  • ・環境にやさしいホームドア
  • ・ホームドアの作り方・設置方法
  • ・ホームドアの安全性を体験しよう!
講 師
阿久津昌兵先生
住環境カンパニー
プラットホームドア事業部
神戸制御設計課
阿久津昌兵先生
石川祐栽先生
住環境カンパニー
プラットホームドア事業部
神戸機械設計課
石川祐栽先生
出張授業:ナブテスコ株式会社の様子1

この日のために設置された大規模な“教材”が学校に

私たちの身近にある「うごかす・とめる」技術

ナブテスコの授業は、「ホームドア」について。まずは、ナブテスコの製品が乗り物や機械に組み込まれ、精密に、正確に「うごかす・とめる」を生み出している会社であることを紹介。自動ドアを日本で初めて作った会社であることを紹介すると、子どもたちは感心した様子で聞き入っていた。
「うごかす・とめる」の技術が用いられているものとして、「自動ドア」や駅の「ホームドア」があり、私たちの日常を支えている。ナブテスコの作っている自動ドアは、全国的にもシェアが高く、その技術を用いて私たちが利用する駅のホームドアを作っている。ホームドアは、人が線路に落下することや電車にぶつかることを防ぎ、駅ホームを利用する全ての人の安心、安全に役立っていることが紹介された。
次に、ホームドアを設置するのにかかる期間についてのクイズが出され、「1日」「1週間」「1カ月」という選択肢があり、たった1日で設置されるという正解が発表されると、子どもたちはそのスピードに驚いた様子だった。
さらに、地下鉄のホームの温度を快適に保つことや列車風を防ぐために、フルハイト式ホームドア(※)が役立っていることを挙げ、ホームドアが環境にも貢献していると説明。フルハイト式ホームドアはナブテスコが国内シェア95%だという。駅ホームの安全性に加え、快適性も作り出していることを学んだ。

※天井まで高さがあるホームドア

「オーストラリア・コアラ基金」のロゴ

「オーストラリア・コアラ基金」のロゴ

「オーストラリア・コアラ基金」のロゴ

安全のための仕組みを
実際に体験して学ぶ

座学で学んだ後は、教室から外へ移動。そこに用意されていたのは、何と実際に駅で使用されているホームドア。この授業のために、特別に設置されたものだ。用意された本物のホームドアは、東京・渋谷駅に設置されているものと同じタイプのもの。重さ540㌔もある大規模な“教材”を前に、子どもたちは興味津々。ホームドアの開閉音が鳴り、ドアが開くと「おーっ」という歓声が上がった。
電車とホームドアの間に人が取り残されてしまった場合に、ドアが閉まらないようにつけられている安全装置や3Dセンサーが、どこについているのかなどを実際のホームドアで確認。「もしもはさまれてしまったり、はさまれた人を見たりしたときには、ホームドアの裏側にある非常ボタンを押してね」と伝えられ、ホームドアの役割や安全性を身をもって体験できる貴重な時間となった。

出張授業を終えて

神戸市立本山南小学校 (兵庫県/2021年11月15日)
神戸市立本山南小学校の出張授業
前田悠爾教諭
前田悠爾教諭

総合的な学習の時間で、ちょうど環境についての調べ学習を行っていたところです。見えない技術が身近な生活の安全や環境などにも貢献しているということを、実際に体験を通して学ぶことができたのは、大きな糧となったと思います。

和泉市立南松尾はつが野学園前期課程 (大阪府/2021年11月17日)
和泉市立南松尾はつが野学園前期課程の出張授業
田中 勇副校長
田中 勇副校長

実際に安全技術に貢献している方々からお話を伺えたこと、駅で使われているホームドアを目の前に、体験授業を受けることができたのは、貴重な時間になったはずです。さらに知りたい、学びたいという意欲につながってくれたらうれしいです。

この出張授業は感染予防対策を講じた上で開催しました。集合写真の撮影時のみマスクをはずしています。

2021年度 かんきょう1日学校

講 師
阿久津昌兵先生
阿久津昌兵先生
ナブテスコ株式会社
住環境カンパニー
プラットホームドア事業部
神戸制御設計課
石川祐栽先生
石川祐栽先生
ナブテスコ株式会社
住環境カンパニー
プラットホームドア事業部
神戸機械設計課
かんきょう1日学校:ナブテスコ株式会社の様子1
ステージに登場したのは、阿久津先生と石川先生。「ナブテスコは、電車や船などを動かしたり、止めたりする機械を作っている会社です。今日は、駅のホームドアが、暮らしや環境にどのように役に立っているかを説明します」と授業を始めた阿久津先生。石川先生は、人が線路に落下することや電車にぶつかることを防ぐホームドアの役割と、その仕組みについて解説しました。また、可動式ホーム柵、天井まで高さがあるフルハイト式の違いにも触れ、多くの人々に利用されていることも伝えました。
フルハイト式ホームドアと環境については、阿久津先生が説明。フルハイト式ホームドアがあると、列車風を遮るだけではなく、外部の空気の侵入を阻止し、快適な空間を作り出すと話します。また、ホームを一定の温度に保つことで空調の効果が上がるので、省エネにも貢献していることも伝えました。「技術が進化して無人運転になった時は、駅の安全性がより問われることになるでしょう。皆さんの快適な移動を実現し、環境に優しいホームドアをこれからも作り続けます」とまとめました。
油圧機器の説明画像 エネルギーを必要以上に使わず、駅での事故防止と列車の定時運行を促しているフルハイト式ホームドアは、社会全体の動きをスムーズに。ナブテスコは日本のフルハイト式ホームドアの95%を作っており、韓国や香港でも利用されています。
  • かんきょう1日学校:ナブテスコ株式会社の様子2
  • かんきょう1日学校:ナブテスコ株式会社の様子3
  • かんきょう1日学校:ナブテスコ株式会社の様子4

取材に挑戦

ホームドアを作る時間はどれくらいですか?

1年1カ月ほどです。鉄道会社と話し合い、設計図を作成するために約半年、必要な材料の手配と組み立てに約半年、駅に設置・調整してから実際に動かすまで3週間ほどです。 

豊かな地球環境と子どもたちの
未来を守るために

藤田 恵さん
技術や願いに思いをはせてほしい
ナブテスコ株式会社
コーポレート・コミュニケーション部 参事

藤田 恵さん

今回の授業では、鉄道の駅に設置しているホームドアの役割と省エネ性能についてお伝えしました。授業中、たくさんの質問を寄せてくれたことに感謝しています。長らく「地球教室®︎」と共に歩み、子どもたちの環境意識の高まりとSDGsの浸透を強く感じているところです。

当社は、今回ご紹介した製品をつくる住環境カンパニーをはじめ、六つのカンパニーを有し、ものづくり企業として毎年テーマを変えながら「発見の種」を手渡してきました。いずれも、身近でありながら見えないところに使われる部品・技術ばかりです。目の前のことを素直に受け止めて学びを得る子どもたちが、一つの製品に込められた技術や願いに思いをはせる機会になれば大変うれしく思います。今後も持続可能な社会の実現に向けて、若い世代と価値を共有して高め合える「開かれた企業」でありたいと考えています。(談)

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