八月朔日葵香さん[5年]
北浦 凜さん[5年]
新井彩夏莉さん[6年]
西澤快晟さん[3年]
ナブテスコの授業は、「ホームドア」について。まずは、ナブテスコの製品が乗り物や機械に組み込まれ、精密に、正確に「うごかす・とめる」を生み出している会社であることを紹介。自動ドアを日本で初めて作った会社であることを紹介すると、子どもたちは感心した様子で聞き入っていた。
「うごかす・とめる」の技術が用いられているものとして、「自動ドア」や駅の「ホームドア」があり、私たちの日常を支えている。ナブテスコの作っている自動ドアは、全国的にもシェアが高く、その技術を用いて私たちが利用する駅のホームドアを作っている。ホームドアは、人が線路に落下することや電車にぶつかることを防ぎ、駅ホームを利用する全ての人の安心、安全に役立っていることが紹介された。
次に、ホームドアを設置するのにかかる期間についてのクイズが出され、「1日」「1週間」「1カ月」という選択肢があり、たった1日で設置されるという正解が発表されると、子どもたちはそのスピードに驚いた様子だった。
さらに、地下鉄のホームの温度を快適に保つことや列車風を防ぐために、フルハイト式ホームドア(※)が役立っていることを挙げ、ホームドアが環境にも貢献していると説明。フルハイト式ホームドアはナブテスコが国内シェア95%だという。駅ホームの安全性に加え、快適性も作り出していることを学んだ。
※天井まで高さがあるホームドア



座学で学んだ後は、教室から外へ移動。そこに用意されていたのは、何と実際に駅で使用されているホームドア。この授業のために、特別に設置されたものだ。用意された本物のホームドアは、東京・渋谷駅に設置されているものと同じタイプのもの。重さ540㌔もある大規模な“教材”を前に、子どもたちは興味津々。ホームドアの開閉音が鳴り、ドアが開くと「おーっ」という歓声が上がった。
電車とホームドアの間に人が取り残されてしまった場合に、ドアが閉まらないようにつけられている安全装置や3Dセンサーが、どこについているのかなどを実際のホームドアで確認。「もしもはさまれてしまったり、はさまれた人を見たりしたときには、ホームドアの裏側にある非常ボタンを押してね」と伝えられ、ホームドアの役割や安全性を身をもって体験できる貴重な時間となった。
総合的な学習の時間で、ちょうど環境についての調べ学習を行っていたところです。見えない技術が身近な生活の安全や環境などにも貢献しているということを、実際に体験を通して学ぶことができたのは、大きな糧となったと思います。
実際に安全技術に貢献している方々からお話を伺えたこと、駅で使われているホームドアを目の前に、体験授業を受けることができたのは、貴重な時間になったはずです。さらに知りたい、学びたいという意欲につながってくれたらうれしいです。
この出張授業は感染予防対策を講じた上で開催しました。集合写真の撮影時のみマスクをはずしています。
エネルギーを必要以上に使わず、駅での事故防止と列車の定時運行を促しているフルハイト式ホームドアは、社会全体の動きをスムーズに。ナブテスコは日本のフルハイト式ホームドアの95%を作っており、韓国や香港でも利用されています。
ホームドアを作る時間はどれくらいですか?
1年1カ月ほどです。鉄道会社と話し合い、設計図を作成するために約半年、必要な材料の手配と組み立てに約半年、駅に設置・調整してから実際に動かすまで3週間ほどです。
藤田 恵さん