国際女性デー記念 東大×朝日 シンポジウム インクルーシブな未来へ国際女性デー記念 東大×朝日 シンポジウム インクルーシブな未来へ

202232日(水)
14:00〜16:00

※UDトークによる文字通訳あり

主催:東京大学、朝日新聞社 協賛:デロイト トーマツ グループ 後援:30% Club Japan

 東京大学と朝日新聞社は国際女性デーを控えた3月2日、「ダイバーシティ&インクルージョン」(D&I)をテーマにしたシンポジウムを共催します。東京大学は2021年、大学の基本方針である「UTokyo Compass 多様性の海へ:対話が創造する未来」を発表しました。対話と創造、多様性と包摂性を大切にしながら「世界の誰もが来たくなる大学」を目指し、理事の半数を女性にするなどの改革を進めています。朝日新聞社は2019年にインクルーシブな社会に向けたコミットメントを、20年にはジェンダー平等宣言を公表。D&Iに積極的に取り組んでいます。
 本シンポジウムは、東京大学総長と朝日新聞社社長の対談のほか、ジェンダー、D&Iに向き合う研究者、教員、学生、企業役員、ジャーナリストが登壇。インクルーシブな社会の実現に向けて、大学、企業、メディアがそれぞれどのような役割を果たすのか、実現した先にはどのような風景が見えるのか、議論を深めていきます。

プログラム

第一部14:00〜14:30

対談「ジェンダー平等の実現へ 東京大学と朝日新聞社の取り組み」

藤井 輝夫(ふじい てるお)
東京大学総長

1993年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了・博士(工学)、同生産技術研究所や理化学研究所での勤務を経て、2007年東京大学生産技術研究所教授、15年同所長。18年東京大学大学執行役・副学長、19年同理事・副学長(財務、社会連携・産学官協創担当)を務め、21年同総長に就任(現在に至る)。
その他、05年〜07年文部科学省参与、07年〜14年日仏国際共同研究ラボ(LIMMS)の共同ディレクター、17年〜19年CBMS(Chemical and Biological Microsystems Society)会長、21年から総合科学技術・イノベーション会議議員(非常勤)。
専門分野は応用マイクロ流体システム、海中工学。

中村 史郎(なかむら しろう)
朝日新聞社代表取締役社長

1986年東京大学農学部卒業、朝日新聞社入社。政治部員、北京支局員、外報部次長、国際報道エディター、東京本社広告局長などを経て、2016年ゼネラルエディター兼東京本社編成局長。18年ゼネラルマネジャー兼東京本社編集局長、19年執行役員編集担当、20年代表取締役副社長。21年4月、代表取締役社長に就任。

林 香里(はやし かおり)
東京大学理事・副学長

1963年名古屋市生まれ。ロイター通信東京支局記者、東京大学社会情報研究所助手、ドイツ、バンベルク大学客員研究員(フンボルト財団)を経て、東京大学大学院情報学環教授。2021年4月より東京大学理事・副学長(国際、ダイバーシティ担当)。社会情報学博士。東京大学Beyond AI研究機構「AIと社会」プロジェクト・リーダー。
主な著書に『足をどかしてくれませんか メディアは女たちの声を届けているか』(編著)『メディア不信 何が問われているのか』『<オンナ・コドモ>のジャーナリズム ケアの倫理とともに』など。
専門:ジャーナリズム/マスメディア研究

第二部14:35〜14:55

プレゼンテーション「キャンパスから考えるD&I」

綾屋 紗月(あやや さつき)
東京大学先端科学技術研究センター
特任講師

東京大学先端科学技術研究センター特任講師。自閉スペクトラム当事者。
外側からは見えにくい特徴を内側から記述し、仲間と共に自らのメカニズムを探っていく「当事者研究」に長年取り組み、その歴史・理念・方法について研究してきた。最近は当事者とメディアおよびアカデミアの共同創造を課題としている。著書に『発達障害当事者研究』『増補 前略、離婚を決めました』『つながりの作法』『ソーシャル・マジョリティ研究』など。

第三部15:00〜16:00

パネルディスカッション「インクルーシブな未来へ」

《登壇者》(五十音順)

大杉 美穂(おおすぎ みほ)
東京大学大学院総合文化研究科
広域科学専攻教授

東京大学大学院総合文化研究科教授。1993年に東京大学理学部生物化学科を卒業、98年に同理学系研究科生物化学専攻博士課程を修了、東京大学医科学研究所おいてポスドク、助手/助教を経て2008年7月から准教授。13年4月から東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻准教授、17年9月から現職。
顕微鏡越しに見る、細胞が分裂するときの染色体の動きの美しさに魅せられて研究を始めた。現在は受精、発生を支える細胞分裂について、哺乳類に特有の制御メカニズムの解明に取り組んでいる。

橋本 恵一(はしもと けいいち)
東京大学理学部4年

東京大学理学部地球惑星物理学科(後期課程4年)
出身高校:静岡県立磐田南高等学校
2016年度推薦入試(現学校推薦型選抜)で東京大学に入学。大気物理学を学ぶ。
東京大学生協にて受験生・新入生向けイベントの企画・運営に従事。元東京大学生協理事。自閉症スペクトラム当事者。

林 尚行(はやし たかゆき)
朝日新聞経済部長代理=政治、政策

1995年入社。広島、神戸支局、大阪社会部を経て政治部。小泉総理番、青木幹雄番。経済部で自動車、経産省担当。政治部に戻り小沢一郎番、谷垣禎一番、YKK番など。鳩山、菅内閣で官邸サブ、野田内閣で外交・防衛キャップ、第2次安倍内閣で官邸キャップ。西部本社で行政・選挙・沖縄担当デスク、大阪社会部で行政・選挙・総括デスク。政治部で外交・防衛、国会、総括デスク。2020年9月から現職。KBC『土曜もアサデス。』、BS朝日『激論!クロスファイア』などでコメンテーター。『総理メシ〜政治が動くとき、リーダーは何を食べてきたか』(朝日新聞出版)、『ポスト橋下の時代〜大阪維新はなぜ強いのか』(同)など。

宮丸 正人(みやまる まさと)
デロイト トーマツ コンサルティング 執行役員

ブティック投資銀行の取締役CFO、日系大手コンサルティングファームの戦略コンサルティング部門ヘッド、経営企画部門ヘッドを経て現職。
事業会社での豊富なマネジメント経験を有し、経営戦略、企業変革、イノベーション、DX、投資戦略、M&A等のプロジェクトに多数従事。

八尾 佳凜(やお かりん)
東京大学教養学部3年

東京大学教養学部教養学科(後期課程3年)
出身高校:石川県立金沢泉丘高校
国際関係論を学ぶ一方、男女比の極端な偏りをはじめとした東大の同質的な環境に違和感を覚え、「東大女子が贈るフリーペーパー biscUiT」の活動に参加し、2020年秋から1年間biscUiT代表を務める。

伊木 緑(いき みどり)
朝日新聞社会部記者

2006年入社。東京社会部で刑事裁判や東京地検の担当を経て、スポーツ部で東京五輪・パラリンピックに関する取材を担当。現在は社会部でジェンダーや若者の政治参加などを中心に、遊軍記者として幅広いテーマの取材をしている。

視聴方法

本イベントは終了しました。
以下のリンクからアーカイブ動画をご視聴いただけます。

※UDトークによる文字通訳あり

視聴:無料

応募締め切り:2022年3月2日(水)15:00
※本イベントは終了しました

主催:東京大学
朝日新聞社

協賛:デロイト トーマツ グループ

後援:30% Club Japan

お問い合わせ:朝日新聞社ジェンダープロジェクト
gender-equality@asahi.com