広告特集 企画・制作 朝日新聞社メディア事業本部
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高校生サイエンティストの
情熱と探究心に
エールを送る

理科・科学教育を支援し、次世代の研究者育成に貢献するため、花王は2005年から高校生・高専生向け科学技術コンテスト「JSEC」に協賛し、優れた研究を表彰してきた。花王賞、花王奨励賞を受賞した高校生は3月、花王の和歌山工場に招かれ、研究発表とスタディツアーを行った。さらに、JSECの上位入賞者は5月に米国で開かれた世界大会「ISEF」にも参加した。

花王賞を受賞した島根県立松江東高等学校

研究発表研究員との議論で
考察を深める発表の場

JSEC2025で花王賞と花王奨励賞を受賞した3組の高校生。取り組みをたたえる副賞として、スタディツアーと研究発表が行われた。発表には、多くの社員が参加し、高校生の発表を聞いて質問を投げかけ、アドバイスを送った。

島根県立松江東高等学校の2人は、下水由来のリン酸マグネシウムアンモニウム六水和物(MAP)の肥料化において、その価値を下げずに輸送コストを減らす方法を考えた。研究では、自作の装置を用いた実験でアンモニアを保持したまま質量を低減できることを示し、肥料価値を維持したまま輸送コストを削減できることを明らかにした。実装に向けては費用なども調べておく必要があるとアドバイスを受け、大きくうなずいた2人。地道な検証を重ねた先の、地域課題の解決が期待される。

東京学芸大学附属高等学校の研究は、見る角度で変わる刺身の断面の発色に着目し、その現象を断面の筋原繊維による構造色だと仮定して検証したもの。研究を深めるために、新たな機器を導入してみてはという意見もあがり、「新たな視点と機器を取り入れて鮮度と発色の関係をさらに調べ、成果を社会に還元したい」と意欲を見せた。

宮城県仙台第三高等学校の研究は、廃コンクリートにホウ砂を加えて加熱すると固まる現象について、原理の解明を目的として実験を重ねた。発表後の質疑応答では「答えにくい質問もあったが自分だけでは見いだせない方向性に気づき、研究を続けたいという思いが強まった」という。

発表を通して研究者と議論を交わしアドバイスを受けた高校生たちは自らの研究に新たな視点を見いだし、研究への意欲がより高まった様子だった。

スタディツアー製品のライフサイクルと
研究現場のリアルを知る

花王エコラボミュージアムでは、「原材料を選ぶ」「つくる」「はこぶ」「つかう」「ごみに出す」という製品のライフサイクルにおけるエコが紹介されている。身近な製品について、輸送やごみ削減の工夫を体感できる展示を見たり手に取ったりしながら、ごみ削減やリサイクルを自分ごととして感じることができたようだ。

実験では、洗剤の界面張力を弱める働きを体験。1人1セットずつ用意された器具と材料を使い、自らの手元でその効果を目の当たりにした生徒と教員は「おー」「すごい」と驚きの声をあげながら実験を楽しんだ。続いて訪れたのは、環境によりやさしく持続可能な素材としての可能性を秘めた微細藻類の研究設備。生徒たちは藻類についての説明にメモを取りながら熱心に耳を傾けていた。最後に訪れた日常生活に即した製品の評価実験などを行うライフスタイルイノベーションセンターでは、あらゆるメーカーの洗濯機がずらりと並び、様々なタイプのキッチンや浴室、トイレがある設備に目を丸くしていた。

2日間の経験は、研究を社会や日常とより結びつけて考える貴重な機会となったはずだ。花王はこれからも若い世代の科学への興味・関心を広げ、探究心を持って世界へ羽ばたく力を後押ししていく。

\ 高校生・高専生科学技術
チャレンジ(JSEC)の受賞校 /

花王賞
下水処理由来の肥料原料MAPの熱分解反応:
アンモニアの損失を抑制する加熱条件および雰囲気条件の検討
島根県立松江東高等学校 
山本大誠さん、坂井友貴さん
深く考察された研究者の意見を聞いて勉強になりました。今後の研究に生かしていきたいです。(坂井友貴さん)
将来は研究者として、科学の力で社会をより良く変えていくような研究ができたらと思っています。(山本大誠さん)
花王奨励賞
刺身断面の筋原繊維の微細構造と
構造色の関係に関する検討
東京学芸大学附属高等学校 
加藤豪さん
さらに考察を深め、将来はフードロスの削減につながるような研究ができたらと考えています。(加藤豪さん)
花王奨励賞
ホウ砂を用いた粉末固化の研究
宮城県仙台第三高等学校 
皆川椋哉さん
今回の経験は非常に励みになりました。将来は社会に役立つ研究をしていきたいと思います。(皆川椋哉さん)

〈世界大会 ISEF〉
日本人の高校生が
初の世界一に輝いた大会で

花王奨励賞・加藤豪さんも優秀賞4等を獲得
スタディツアーの経験を糧に未来に羽ばたけ!

「国際学生科学技術フェア(ISEF)」が5月9〜15日、米国で開催された。世界の高校生らが科学技術の研究成果を競う大会で、67の国と地域から選出された1727人が参加。JSECからは13の研究で21人が出場し、5研究・5人が優秀賞を獲得した。市立札幌開成中等教育学校6年(高校3年相当)の栗林輝さんの研究が、物理学・天文学部門で優秀賞1等を獲得、全22部門から1件が選ばれる最高賞「ジョージ・ヤンコポーロス革新賞」にも輝いた。日本の高校生が最高賞を受賞するのは初となる。今回の花王スタディツアーに参加した花王奨励賞・加藤豪さんも動物科学部門で優秀賞4等を獲得し「信じられないほどうれしく、言葉にできない」と喜びを語った。

【ISEFとは】 「International Science and Engineering Fair」の略で、「国際学生科学技術フェア」などと和訳されている。世界60以上の国と地域の約1600人の生徒が自分たちの研究を披露する科学研究コンテスト。約70年続いている伝統あるフェアで、毎年5月にアメリカの都市で開催される。運営主体はワシントンにある非営利団体のサイエンスサービス「Society for Science」。

若きサイエンティストたちの挑戦が
未来社会を豊かに変える

浜田大輔さん
(花王株式会社常務執行役員 研究開発部門統括)

生徒の皆さんの研究には、既成概念にとらわれない視点と、純粋な探究心があふれていました。一つひとつの「なぜ?」を大切にしながら積み重ねていく姿勢こそが、未来の科学技術や新たな価値創造につながっていくのだと実感しています。花王はこれからも、挑戦を続ける若きサイエンティストの皆さんを応援し、共により良い未来を築いていきたいと考えています。

集合写真

高校生、引率の教員と花王社員との記念撮影