味の素(株)は、長年にわたって羽生結弦選手の活躍を食で支えてきた。
そのサポートはプロ転向後も、変わらず続いている。
パフォーマンスを発揮するカギに据えられているのは3度の食事と補食のバランス。
一つずつ学びながら取り入れたという羽生選手の言葉を交え、
数々の栄光をもたらしたコンディショニングサポートを紹介する。
勝ち飯
「ビクトリープロジェクト®」の長期にわたるサポート活動の知見と、スポーツ栄養学の裏付けによって誕生した栄養プログラム。アスリートの栄養環境を改善するため、実施されている。
Support 1
人々を感動させるスケーター
羽生結弦の
パフォーマンスを支える
アミノ酸
栄養を学んで気づいたアミノ酸の大切さ
羽生選手と味の素(株)がタッグを組んだのは、2013年。競技レベルを高めるため、カナダに拠点を移した頃のことだった。「4年に1度の大会に向けて、食事改善を図ろうとしたタイミングでした。当時の僕はまだ、基礎体力も滑り切る力もなくて」。世界の頂点に立つまでの道のりとその後の活躍を支えてきたのは、味の素(株)の「ビクトリープロジェクト®」。国際競技力の向上とメダル獲得数増に向けた食とアミノ酸によるコンディショニングサポート活動で、様々な競技のトップ選手に対してスポーツ栄養科学に基づいた高度なプランを設計・提供している。
自己流の食事には課題が多かったと振り返る羽生選手。まずは3食で取るべき5つの要素と、エネルギーや不足しがちな栄養素を補う補食について学んだ(下図参照)。そして、5つの要素の一つで筋肉・骨・内臓などのもとになり、エネルギー源としても使われるたんぱく質の取り方に目を向けるように。その過程で、アミノ酸の大切さにも気づくこととなった。
アミノ酸は、私たちの体をつくるたんぱく質の構成成分として知られる。自然界には500種類ほど存在するが、体のたんぱく質を構成するのはわずか20種類だ。体のもとであるだけではなく、食べ物をおいしくするはたらきがあることから、食欲を刺激するはたらきも期待できるという。そして、アスリートにとっての重要なポイントとして、BCAAと呼ばれる3種類の必須アミノ酸が筋肉量やリカバーと深く関連していることも明らかになっている。つまり、日々の食とアミノ酸の取り方を工夫することが、パフォーマンスの向上につながっていくのだ。
羽生選手と味の素(株)はこのアプローチを軸に、栄養プログラム「勝ち飯®」で共に戦ってきた。国内外の数々の大会で食事のサポート体制が敷かれ、実際の食事を提供する前に現地でプランを共有。羽生選手が体感しているコンディションと照らし、最適な献立を対話の中で決めた。例えばある国際大会では、「主食・主菜・副菜・汁物の4点を毎食必ずそろえる」「主菜は肉と魚を日ごと、交互に」「昼夜は具を増やせる鍋を中心に」といったルールを設けてサポート。栄養バランスや口にする総量、練習・試合を逆算した提供時間まで、様々な観点から計画されたメニューだ。特に、羽生選手自らが気にかけていたたんぱく質の取り方は、時間差も考慮。たんぱく質から取ると消化してその栄養が取り込まれるまでに3〜4時間を要するのに対し、アミノ酸の状態で摂取すると30分ほどで吸収されるからだ。食事あるいはアミノ酸サプリメントを含む補食で理想的な量の栄養素を狙ったタイミングで取り入れられるよう、味の素(株)は強力なバックアップ体制を整えた。大会後には、一日の栄養摂取状況を数値で算出。提供した献立やサプリメントに含まれるアミノ酸は種別で分類して解析した。その結果、理想的な体組成を維持できていたことが判明したという。
サポート開始から10年。今、羽生選手は「だしには食べるためのスイッチを入れてくれるはたらきを持つアミノ酸が含まれていると知って、自宅でも食べ始めに汁物を飲むようになりました」と、食事を取る順序も考慮している。またアミノ酸の種類によって有用性が異なることも理解し、「氷上にあがる前にアミノバイタル®プロ、練習後にアミノバイタル®ゴールドを飲むのがルーティン」と明かし、それぞれのサプリメントの羽生選手独自の取り方も確立。世界の舞台で絶対的な存在感を示し続けることができた要因は、スケートの研鑽(けんさん)と共に、食や栄養と向き合った経験が生かされているからだと言えるだろう。
ベストパフォーマンスのためにこだわる
プロ転向の決意表明から4カ月でプロ初公演、先月の単独公演でも喝采を浴びた。その一日のため、かつての大会にかける思いと変わらないハードな練習を自身に課した。「やはりスケートの質は落とせないので。今まで以上に、プロとして体に責任を持ってスケートと向き合っていくつもりです」。フィギュアスケートでは、1シーズンでも1日単位でも、コンディションのピークをどこに設定するかが重要になる。今後も自分らしく、ベストなパフォーマンスを届けるためにーー。求道者はコンディショニング維持にどこまでも厳しい。味の素(株)は、そのこだわりに寄り添い、サポートを続けている。
羽生結弦選手への「勝ち飯®」サポートの軌跡はこちらから
Support 2
体調や食の傾向を踏まえた
栄養摂取プランを提案
味の素(株)
グローバルコミュニケーション部
「ビクトリープロジェクト®︎」
チームリーダー
栗原秀文さん
味の素(株)の強みは、アミノ酸を活用した食事のコーディネート力です。羽生選手は食が細めだったため「ビクトリープロジェクト®」では最初に「食べようと頑張らなくていいから、できるだけ楽しく食事改善をしよう」と伝えました。また胃が動き出すタイミングが少し遅めなので、食欲を引き出す目的で鍋を勧めました。サポートを通じて、食事で体温を上げて狙ったタイミングにピークを持っていくなどコンディションのコントロールもスムーズになりました。今後も分析と対話を大切に、好物や補食を取り入れつつ効果的な食を提案していきます。(談)
好物と手軽な補食で
無理なくコンディションを維持
For ATHLETE®
エナジーギョーザ®
For ATHLETE®
コンディショニングギョーザ®
アミノバイタル®︎
プロ
アミノバイタル®︎GOLD
ゼリードリンク
For ATHLETE®
エナジーギョーザ®
For ATHLETE®
コンディショニング
ギョーザ®
アミノバイタル®︎
プロ
アミノバイタル®︎GOLD
ゼリードリンク
Support 3
だしのうま味がおいしい!
手軽なエネルギー補給にコレ!
アスリートのエネルギー補給のために考案されたPower Ball®は、ほんだし®のうま味をきかせたシンプルで食べやすいおにぎり。サイズは通常のおにぎりの約半個分(50g)で、エネルギーは1個あたり80kcalほど。消化しやすいよう具材は無し。試合の合間がわずかでもササッと口にできるほか、試合前は食が進まないというアスリートも、体調に合わせて食べたい分だけ食べられることが魅力だ。羽生選手も取り入れているメニューで、エネルギーをチャージしよう。
羽生選手も太鼓判!
元気が出る鍋レシピ
丸ごとカマンベールうま塩フォンデュ鍋
材料(4人分)
鶏もも肉…1枚(300g)/ウィンナーソーセージ…4本(80g)/キャベツ…1/3個(400g)/ほうれん草…1束(200g)/玉ねぎ…1個(200g)/ブロッコリー…8房(120g)/ミニトマト…8個(80g)/カマンベールチーズ…1個(100g)/〈A〉「鍋キューブ」鶏だし・うま塩…4個/〈A〉水…720ml/粗びき黒こしょう…少々
つくり方
①:鶏肉はひと口大に切り、ソーセージは斜め半分に切る。キャベツ、ほうれん草はザク切りにし、玉ねぎはくし形に切る。ミニトマトはヘタを取る。カマンベールチーズは十字に切る。
②:鍋に〈A〉を入れて火にかけ、煮立ったら、①の鶏肉・玉ねぎ・キャベツ、ブロッコリー、ミニトマト・ソーセージ・ほうれん草の順に加えて煮る。
③:具材に火が通ったら、カマンベールチーズを加えて温め、仕上げに粗びき黒こしょうをかける。
鶏手羽コラーゲンちゃんこ鍋
材料(4人分)
鶏手羽先…4本/鶏つくね・軟骨入り…12個/キャベツ…1/3個/ブロッコリー…1個/にんじん…1/3本/水菜…2株/油揚げ…1枚/〈A〉「鍋キューブ」鶏だし・うま塩…4個/〈A〉水…720ml
つくり方
①:鶏手羽は3等分ほどの食べやすい大きさに切る。
②:キャベツはひと口大に切り、ブロッコリーは小房に分ける。にんじん、油揚げは短冊切りにし、水菜は4~5cmの長さに切る。
③:鍋に〈A〉を入れて火にかける。煮立ったら、①の鶏手羽、鶏つくね、②のキャベツ・ブロッコリー・にんじん・油揚げの順に加えて煮る。具材に火が通ったら、②の水菜を加えてサッと煮る。
Profile
プロアスリート羽生結弦選手
はにゅう・ゆづる/宮城県出身。4歳からスケートを始める。ソチ2014冬季オリンピックに出場し、フィギュア男子シングルで日本人初となる金メダルを獲得。続く平昌2018冬季オリンピックでも金メダルに輝き冬季オリンピック2連覇の偉業を達成。22年にプロ転向を表明。今年2月、東京ドームでの単独公演「GIFT」を成功させた。

