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広告特集 企画・制作 朝日新聞社メディアビジネス局

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世界の最先端で
仕事ができるチャンス

株式会社あおいけあ 代表取締役社長

加藤忠相さん

マニュアルはいらない生活密着型の介護支援

生活に密着した、介護支援を行っている「(株)あおいけあ」の加藤忠相さん。創設当初は認知症の方を対象にしたグループホーム「結」とデーサービス「いどばた」のみだったが、今は小規模多機能型居宅介護「おたがいさん」も運営している。小規模多機能型居宅介護とは、通いであるデーサービスを中心に、ショートステイや訪問介護を一つの施設で行うことで、利用者は場合に応じて組み合わせて使うこともできる在宅介護サービスの一種。利用者が可能な限り、住み慣れた地域で自立した日常生活を送れるように、家庭的な環境と地域住民の交流のもとで介護支援や機能訓練を行うために作られた。

おたがいさんは、一軒家の作りでまさに家のようだ。利用者も、アットホームな雰囲気の中で、食事の準備をしたり、洗濯をしたりと、できることは自分で行いながら過ごしている。利用者が積極的に活動をしているため、スタッフと見分けがつかないぐらいだ。介護スタッフの仕事は、一般的な業務マニュアルのようなものはなく、利用者に耳を傾けながら、生活に根ざした方法で柔軟な自立支援を行う。

「10時お茶どうぞ、12時ご飯です、というのは1963年老人福祉法制定当初に根付いていた社会の考え方です。2000年の介護保険制度からは、要介護状態等の軽減、もしくは悪化させずに最期まで寄り添うのが介護職の仕事です。お茶をいれるのは業務であって、僕らの仕事じゃない。利用者がお茶をいれられるようにするのが、僕らの仕事のはず」と話す加藤さん。例えば利用者が最新のポットを使いこなすのは難しい場合は、一緒に電器店に行き、使えそうなものを選んでもらって、おたがいさんで日常生活に溶け込ませながら、使う練習をする。すると利用者も自然にポットが使えるようになる。

「こういうことはマニュアルがあっては難しいもの。マニュアルは、同じサービスが受けられるという利点はありますが、介護支援の柔軟性をなくしてしまう。介護支援に必要なのは、マニュアルではなく信頼関係を築くことです」

介護職を目指す若者に「できない」とは言いたくない

加藤さんが小規模多機能型居宅介護を選んだ理由は、おたがいさんに通う利用者に柔軟に対応できること、さらに介護スタッフにも「できない」といわないですむことだと話す。

「介護の職に就きたい人は、人の役に立ちたいとか、じいちゃん、ばあちゃんが大好きだからっていう。うちにも実習生が来ますが、そういう子に『時間にならないと帰らせられないから、閉じ込めておけ』とか、『どこどこに利用者を連れて行きたいと言われた時に、時間がないから無理だよ』といいたくない。小規模多機能型居宅介護なら、通いや訪問、宿泊を柔軟に使えば、いろいろと支えられるので、スタッフが利用者を思って自分で考えたことも実践できます」

あおいけあでは、こうした加藤さんの思いが浸透していて、利用者の望みをかなえるため家族の承諾を得て、温泉旅行に連れて行ったスタッフもいる。利用者がやりたいことを否定せずに親身に考えられることが、あおいけあで働く条件だ。

「介護は英語でいうとcare(ケア)です。ケアは動詞で『気にかける』って意味。語源が『耕す』です。相手が畑を耕せるようにするのがケアで、僕たちが勝手にやるのはケアとはいえません。相手が大事にしているものを大事に考えることから、ケアは始まります」

日本の高齢者介護は世界でも注目されている

25歳で(株)あおいけあを起業した加藤さん。「自分はすごい人間でもないし、人脈があったわけでもない。いってみれば若気の至りで始めた」という。しかし、生活に寄り添った介護支援は次第に世に注目され、今では映画の題材にもなり、メディアからの取材も多い。講演は年に120本以上をこなし、世界からも声がかかる。

「僕が最初に始めたグループホームの考え方は、もともとはデンマークから輸入されたもの。認知症がある方でも、小単位の家族の中で料理もするし、地域に買い物にも行く。だから地域の人しか使えない決まりはある。それを当たり前にやっていた。すると、今は介護保険制度でも地域共生という言葉が出てきて、注目されるようになった。それは60年ぐらいに根付いていた社会の考え方から抜け切れていないから、僕が最先端のことをやっているように見えるだけ」

加藤さんのところには大学生がインターンでもやってくる。中には、介護業界で起業を考えている学生もいる。

「世界からみても日本は超少子高齢化が進んでいる国。日本の介護業は、世界の最先端企業でもあります。どうなるかと、これから高齢化が一気に進むアジア圏では、虎視眈々(こしたんたん)とみています。けれど他の産業のような、熾烈(しれつ)な争いもない。国も新しい取り組みに、理解を示してくれる。そういう意味では、いろいろな人が世界に食い込めるチャンスのある仕事でもあります」

日本の働き方も変わり、地元で働きたい人や仕事にお金以外の価値を見いだしたい人も増えた。「介護業界は、しっかりとした理念に実践が伴えば、一気に世界最先端の企業になれる」と語る加藤さん。若い人の起業も楽しみにしているようだ。

PROFILE
ただすけ・かとう/東北福祉大学総合福祉学部卒業。大学卒業後に特別養護老人ホームに就職するが、その現状にショックを受け退職。25歳のときに神奈川県藤沢市で、老人介護施設を運営する(株)あおいけあを起業。趣味は、サックス。今も高校時代の吹奏楽部OBと週に一度は演奏を楽しむ。

STAFF VOICE

高齢者の生活を
日常の中に戻したい

株式会社ああおいけあ 介護スタッフ

渡部真由さん

もともと大学では、コミュニティデザインを学んでいました。1年の時の課題で、身近な地域課題について解決策を考える授業で、在宅医療を受けていた祖父のことを思い出し、介護を取り上げたことがきっかけで、この仕事に就こうと決めました。

就職は地元の山形でも探しましたが、インターンで2週間お世話になったあおいけあを第一志望にしました。小規模多機能型居宅介護というのも私のやりたかった介護に合っていると思います。入社してまだ半年です。大変なこともありますが、「毎日ここに来るのが楽しみだよ」と言ってくれる人もいて、やりがいがあります。

高齢者や認知症の方、そしてその先の死は、本来は日常生活の延長上にあるものですが、今は分断されてしまっているように感じます。ゆくゆくは、介護施設という枠を飛び越えて、いろいろな角度から介護の現場を発信し、日常生活の中であたりまえに高齢者と関わることで、誰もが自分の老い方や死に方を考えられるようになりたいです。

「株式会社 あおいけあ」

グループホーム「結」、デーサービス「いどばた」、小規模多機能型居宅介護「おたがいさん」を運営。日常の暮らしを大切にしながら、一人ひとりに合わせた介護支援を目指す。そのために、業務マニュアルなどは作らない。利用者とスタッフの距離も近く、笑顔の絶えないアットホームな雰囲気が印象的だ。

神奈川県藤沢市亀井野4-12-35
お問い合わせ先:0466-83-6317(代表)

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