LANGUAGE

広告特集 企画・制作 朝日新聞社メディアビジネス局

LANGUAGE

SHARE

福祉もお笑いも「人を幸せにする」仕事。これって貴重。
僕は介護の仕事に就く人を誇りに思います。

サンドウィッチマン

伊達みきおさん

コンビ結成前は福祉用具販売員として、老人介護施設にも出入りしていました。当時勤めていた会社は福祉用具全般を扱っていて、老人ホームが一つ建てられるほどの品ぞろえがありましたね。僕もただ商品を納品するだけではなく、車椅子のパンクを直したり、ベッドを修理したりと、施設の中で仕事をすることもあって、自然にそこにいるおじいちゃんやおばあちゃんとも顔見知りになりました。印象に残っているのは、ほぼ寝たきりなんだけど、習字が上手なおばあちゃん。書いているところを見ていると、ミカンをくれたりしてね。でもその3ヵ月後ぐらいかな、施設に行ったら亡くなっていて……。すごいショックでした。僕はそれから、一人ひとりの部屋を訪ねて、できるだけ利用者とのふれあいを増やしました。用事がなくても会いに行ってね(笑)。勤めていた会社は「思いやり」が社訓で、「相手が欲しいもの以外は売るな」といっていました。本当に良い会社で、ここで「福祉や介護」の精神を学んだ気がします

僕の友達にも、介護の仕事に携わっている人がけっこういます。実は、福祉専門学校に通っていたんです。進学を決めたのは、高校3年生の時に全国から高校生を募集して行われた、福祉のボランティア実習に参加したことがきっかけでした。男子校だったから、友達から女の子と知り合えるチャンスだと誘われたんです。それで「よし、参加しよう」って(笑)。確か1泊か2泊かけて、障害者施設と老人介護施設に実習に行きました。これが本当に楽しかった。女の子とも友達になれたけど、それよりも参加者には障がいを持った仲間もいて、そいつと一緒にみんなで手話を覚えたりすることが面白くてね。実習でも福祉は、人対人で向き合う仕事だというのが肌感覚でわかって、とてもやりがいを感じたんですね。動機は不純だったかもしれないけど、終わる頃にはすっかり「介護を仕事にするのもいいかな」と思い始めていて。僕の友達も同じだったみたいで、結局みんな福祉の学校へ進みました(笑)。

僕はその後、お笑いの道に進むために福祉用具販売の会社を辞めました。そのときに社長から「お笑いも人を笑わせて幸せにする仕事で、広い意味で福祉だよ」って送り出してもらえたことは、今も心に残っています。僕たちの漫才を聞きに来てくれるお客さんにはお年寄りも多いので、少し話すテンポをゆっくりにしたり、分かりやすいネタにしたり、披露する場所に合わせて工夫しています。ゆくゆくは、大好きな地元に帰って、老人ホームで漫才なんかもしてみたい。友達が地元で介護の仕事を頑張っていますし、福祉が充実していて活気のある地域や国って、やっぱりいいですよね。

福祉や介護の仕事は、いろいろ大変な面があるのは事実です。でも「人を幸せにする」仕事ができるって貴重で自分も成長できる面もある。だからこそ、僕は介護の仕事に就く人を誇りに思います。しかも介護に携わる人って、本当にやさしい人が多いんですよね〜。そういう人を僕なりに応援したいし、思いやりを忘れずに頑張って欲しいですね(談)。

PROFILE
だて・みきお/1974年生まれ。宮城県仙台市出身。富澤たけし氏とともに漫才コンビ・サンドウィッチマンを組む。前職は福祉用具販売会社の営業を経験。福祉用具専門相談員の有資格者でもある。

HOME