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広告特集 企画・制作 朝日新聞社メディアビジネス局

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人と本気で向き合うケアニンはやりがいのある仕事。
若い世代にももっと知ってほしいです。

俳優

戸塚純貴さん

『ケアニン』という映画の1作目(2017年)に関わるまで、僕は介護の仕事について全く知りませんでした。主人公が働く小規模多機能施設は、藤沢市にある「おたがいさん(株式会社あおいけあ)」がモデル。撮影前に遊びに行かせてもらいましたが、その体験が僕にとっては衝撃的だったんです。利用者の方が包丁を持って料理を作っているし、スタッフと一緒に洗い物もしている。近所の子どもが遊びに来ていたり、スタッフの女性が連れてきた赤ちゃんを利用者があやしていたりもする。僕のイメージしていた介護施設とは全然違いました。

スタッフのみなさんはとても明るく、生き生きと働いています。こちらが一方的に何かを「してあげている」とは思っていない、自分も高齢者から元気やエネルギーをもらっているんだ。そんな言葉を何度も聞きました。こんなに人と真剣に向き合う、相手の幸せを心から考えるやりがいのある仕事って、たぶん他にないです。何しろ高齢者の方はありのままの自分をぶつけてくるから、働く人も全力でぶつかっていくしかない。出し惜しみをしてられない。そんな姿がすごくかっこいいと思いました。

映画の主人公・大森圭は軽い気持ちで介護の世界に入り、時には失敗しながら介護福祉士として大切なことを学んでいきます。その過程は、ちょうど僕が介護のことを少しずつ理解していく過程と重なっていたので、自然に役の感情に入っていくことができました。今回の第2作で圭は、介護のスキルこそ上がっていますが、成長したからこそぶつかる壁もあります。前作とは違う大型の特養が舞台で小規模施設とは違う難しさも描かれますが、テーマは一貫しているので、前作と合わせて1本の映画のように見ていただくこともできます。

今、介護の世界に人手が足りない、特に若い世代でこの仕事をめざす人が少ないと言われますが、それは実態を知らないからという理由が大きい気がします。本当にやりがいのある素敵な仕事だということが伝われば、僕と同世代の人でも「やってみたい」と思う人は少なくないはずです。まず一度、僕が「おたがいさん」に行ったように軽い気持ちで遊びに行ってみるといいんじゃないでしょうか。もしもそこで「ちょっとこれを手伝ってくれる?」と言われて、それが自分にできることなら手を貸すのもいいと思います。

「おたがいさん」には、介護の資格を持っていないスタッフさんも少なくありません。それは、言い方は悪いかもしれませんが、介護というのが資格を持つ人にしかできないことではないからだと思うんです。たぶん、目の前にいるこの人を手助けしたい、喜んでもらいたいという自然な思いやりが介護の本質で、その気持ちがあればみんなケアニンなんです。世の中みんながケアニンであればいいなと思いますし、映画を見た人にそんなことを考えてもらえたらうれしいです。(談)

PROFILE
とづか・じゅんき/1992年生まれ。小規模多機能型施設を舞台に、新米介護福祉士の成長を描いた映画『ケアニン あなたでよかった』で高い評価を得る。第2作『ケアニン こころに咲く花』は2020年4月3日(金)公開。主演ドラマ CSフジテレビ「純喫茶に恋をして」、ドラマイズム「死にたい夜にかぎって」 、ドラマ25「捨ててよ、安達さん。」、4月9日~ 舞台『たけしの挑戦状 ビヨンド』 に出演。

『ケアニン こころに咲く花』
大型の特養ホームに転職した大森圭は、効率やリスク管理を優先する施設の運営方針に戸惑う日々。そんな中、認知症の女性・美重子を担当することになるが、夫の達郎は施設を信用せず圭にも厳しくあたる……。

[出演]戸塚純貴、島かおり、綿引勝彦ほか [監督]鈴木浩介 [主題歌]香川裕光

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