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明治安田 地元アスリート応援プログラム

地元の若手アスリートを地域社会とともに応援しよう!

富山県

格闘技

堀田 みず希

ほりた みずき

格闘技五刀流&生徒会長 スーパーアスリートの飛躍は止まらない!

富山県のアスリート、堀田みず希選手(高岡商業高校3年)は、空手、レスリング、柔道、ボクシング、そして相撲のすべてをプレーする前代未聞の“五刀流”。しかもどの競技でも全国レベルの実績を誇りながら、学校では生徒会長も務めるという超の付くスーパーアスリートです。

小3で早くも“五刀流”。限られた時間を有効活用

前代未聞の“五刀流”プレーヤー、堀田選手のスタートは2歳半のときに母親が主宰する空手道場に自ら懇願しはじめたという空手。堀田選手本人は覚えていないそうですが、「稽古休憩時には哺乳瓶に入っていたミルクを一気に飲む」というエピソードも。

真面目な取組みとのみ込みの早さが相まったのか、幼いころから大会に出場すれば、男子にまじって向かうところ敵なし。そんなトントン拍子に成長していく娘の様子を見ていた両親は、小学校の入学前から、将来を案じていたようです。

「このままでは目標を失ってしまうかもしれないと危惧し、『もう一つ種目を増やしてみようか』と言われたのを覚えています」

そこで提案されたのがレスリングでした。レスリングをはじめてわずか半年で男女混合の全国少年少女選手権に出場し、3位入賞。ここまでくると“二刀流”収まらず、小学1年の夏に柔道、そしてボクシング、さらに小3時には相撲にまで手を伸ばすことに。「気が付ば、5競技になっていました」と静かに笑います。

▲ボクシンググローブを装着して笑顔の堀田選手(左)、レスリングの全国大会でも頭角を現します(右)

地元の高岡市立南星中学校に進むと、“五刀流”にさらに磨きをかけます。極真空手の全国大会で2年連続準優勝と優勝を飾り、レスリングは全国ベスト8、柔道は北信越大会で3位入賞。ボクシングでは3年連続で全国優勝を果たし、相撲も全国3位に。このころから限られた時間で5競技に取り組んでいますが、苦労を苦労と感じていません。

「勝ち負けのために戦っているわけではなく、気持ちの鍛錬だと思っています。つらいときもあきらめないこと。両親から武道家の精神を大事にするようにいわれてきました。技術だけではなく、心構え、礼儀も学んでいます。5競技を通じて知り合った仲間も財産です」

▲柔道の練習では男子選手をも軽く投げ飛ばすことも(左)、相撲の全日本大会でのりりしい様子(右)

頂点をめざす上での苦悩、生活面でも変化が

2024年には富山県立高岡商業高校に入学。県内外のスポーツ強豪校ではなく、あえて生まれ育った地元の高校を選びました。その理由は、存続の危機にあった部員1人のレスリング部の力になるためです。

「私が活躍すれば、同じ学校の生徒もレスリングをはじめてくれるかもしれないと思いました」

そうしてはじまった高校生活で、堀田選手はいきなり結果を出します。インターハイではボクシングとレスリングという異例の2競技で出場すると、ボクシングは3位、レスリングは5位とともに入賞するという離れ業を達成。さらにボクシングでは、全日本女子ジュニア選手権と全国選抜でともに優勝。最初にはじめた種目の空手(極真)では全国3位に入り、相撲でも女子相撲一般の部で全国3位。世界大会最終選考の全国大会に出場するなどそれぞれの種目で結果を残しました。

これらの活躍が認められて、富山県の海外文化派遣事業に学生外交の代表としてシンガポール、マレーシア、ベトナムの東南アジア3ヵ国への研修へ。各国での経験が武道家としての見識を深めました。

そして2年生の3月、彼女の飽くなき挑戦心を象徴する前代未聞のドラマが訪れます。山梨県でのボクシング全国選抜大会と、東京・日本武道館での柔道全国高校選手権大会の日程が完全に重複したのです。

ボクシングは前年度王者として第1シードでの出場権を得ており、柔道もまた激戦の富山県予選を制して全国切符をつかんでいました。当初は両方の会場を強行軍で行き来し、『2つの全国大会に両方出場する』という壮絶な挑戦を予定していましたが、直前で試合時間が変更に。

物理的に不可能となり、どちらか一方を選ばざるを得ない苦渋の決断を迫られたのです。

ここで堀田選手が下した決断は、翌高校3年時のボクシングユース日本代表の座を辞し、日本武道館の柔道にすべてを懸けるという劇的なものでした。

この魂の選択により柔道の全国舞台へ出場。レスリング、柔道、ボクシングのすべてで全国水準に達するとともに、高校年代において前代未聞の『五刀流すべてで全国出場を達成!』という壮大な金字塔を打ち立てたのです。

そんな堀田選手の大好きな地元である高岡市には、多くの思い出が詰まっています。雨晴海岸は、お気に入りのスポットです。富山湾越しに見える立山連峰は目を見張るものがあります。

毎年、成人の日に空手の寒稽古を行なう場所でもあります。降り積もった雪のなかに裸足で立つと、足の裏が冷たくて、痛さで気が遠くなるほどだそうです。

明治安田「地元アスリート応援プログラム」への応募も、愛着のある地元を活性化したいという思いからでした。「小さいころから富山県や高岡市にはお世話になってきました。自分が頑張ることで、地域の人たちにも、身近な周りの人にも元気を伝えたいと思っています。元気の源になるような存在になりたいです」

プログラムへの参加によって、人前で話すことが増えたという堀田選手は「高校の昔からの伝統を変えたい」という思いで今年から生徒会長に就任。武道家としてだけでなく、自分の意見を自分の言葉で発していくという人間的な成長も見られるようになりました。

▲雨晴海岸で空手の練習に励む堀田選手。地元・富山での練習が五刀流の源に

高校ラストイヤーだからこそ、集大成の1年に

高校3年としての目標を尋ねると、堀田選手は「予選を勝ち抜いて、インターハイ優勝」と1番になることを挙げてくれました。「高校生活最後の年になるので、今年は結果を残していきたい」と、日々の練習でも基礎体力の向上をめざし、どの競技でも必要不可欠な腕力、脚力の強化を意識して取り組んでいます。

“五刀流”継続のため、徹底して時間のマネジメントも行なっています。放課後、レスリング部で練習を積み、夜には別種目に取組みます。ノルマは1日2種目。土日は主に試合になりますが、他競技の日程とかぶることも珍しくありません。大会の重要度で優先順位をつけつつ、やりくりしています。

「ほかの人に比べると、1種目あたりの練習時間が少ない。だからこそ、一回一回の練習を大事にすることを心がけています。“五刀流”を続けられているのは、地元の皆さんの支えや周囲の方たちのおかげ。常に感謝の気持ちを持ち、すべての競技を頑張ることで恩返ししていきたいです」

将来の夢は5競技のいずれかで世界の頂点に立つこと。武道の精神を忘れず、日々精進していくつもりです。

(編集:4years.)

アスリート情報

富山県

空手道 ・レスリング・柔道・ボクシング・相撲

堀田 みず希

ほりた みずき

貢献したい地元:富山県高岡市

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