プロになって地元に恩返しを 再挑戦に燃える未来のスター候補
東京都のアスリート、女子アマゴルフの勝田花菜選手(ハイランドセンター所属)は、プロをめざすアマチュアゴルファーです。ゴルフの強豪校である明秀学園日立高校で鍛えて臨んだ2024年のプロテストは最終試験まで通過。最後の最後であと一歩届きませんでしたが、前回経験の悔しさを糧に再チャレンジに燃えている未来のスター候補です。
高校はゴルフ強豪校の寮生活で猛特訓
勝田選手は小学2年のとき、ゴルフをやっていた父・康治さんと一緒に、自宅近くの東京都杉並区のゴルフ練習場でのジュニアゴルフ体験レッスンに参加したのが、ゴルフとの出合いでした。やがて大会にも出場するようになり、実戦経験を増やして迎えた中学3年のときに「東京都ジュニアゴルフ選手権(女子12~14歳の部)」で優勝しました。
高校は明秀学園日立高校(茨城県日立市)に進学。団体戦の強豪として知られる同校ゴルフ部に入り、寮生活を送りました。週3回は近くの山の中にある日立ゴルフクラブへ走って通い、日が暮れるまでラウンド練習。暗くなると体幹を鍛えるトレーニングをこなし、寮に戻って夕食後はパター練習というのが日課でした。
努力の成果が実ったのが、23年の日本ジュニアゴルフ選手権でした。1日目はパターの調子が良くありませんでしたが、コースから戻った後、練習グリーンでゆっくり時間をかけてパターの微妙なタッチの調整を行ないました。その甲斐もあってか2日目にはパターも良く入り、9アンダーで回ってベストスコアの64を出すことができたと振り返ります。
濃密な24年10月 プロテストに初挑戦
高校3年となった24年の10月は、勝田選手にとって濃密な1ヵ月となりました。プロテストを間近に控えるこの月に、「上田丸子グランヴィリオレディース」に出場。プロ選手も戦うステップツアーにはじめて臨み、大会を通じて学ぶことが多かったといいます。
「緊張しながらも自分なりのゴルフをできましたが、プロの方々はドライバーがすごく飛ぶし、技術も高いし、本当にうまかったです。マネジメントの点でも勉強になり、終わったあとにパターの練習を何時間もやっているのを見て、『やっぱりトレーニングが大事なんだな』と感じました」
この大会では與語優奈プロと一緒にラウンドを回ったという勝田選手。アプローチの技術を見て学んだことはもちろん、間近に迫るプロテストに向けてアドバイスを聞き、「最初に稼げるだけ稼いで、あとは緊張せずにリラックスして頑張って」と教えてくれたと言います。
そして迎えた自身初のプロテスト。体調を整えて万全のコンディションで挑み、1次と2次は見事に合格しましたが、最終テストで悔しい落選となってしまいました。
「1次と2次では練習ラウンドでもスコアを出せて、思い描いたとおりのプレーができていました。でも、最終テストは雰囲気も締まっていたので緊張してしまい、焦りがスコアにも出てしまったかなと思います」
前回の経験を活かし、雪辱に燃える
ただ、1次と2次に合格して確かな手応えを得た勝田選手は「明秀日立高校ではとても良い環境でゴルフができて、コーチにも厳しく鍛えていただいたからこそ、最終プロテストまで進めました」と感謝を語ります。また、25年の9月に2次テストから再チャレンジする次のプロテストに向けては「すでに決まっている最終プロテストのコースは、飛距離を飛ばすほど有利なラウンドなので、ドライバーの飛距離を伸ばせるように練習したい」と前回の経験を活かす心構えで、「前回からの1年は長いので、次のプロテストにかける熱量は去年よりもかなり強いです」と意気込みます。
高校を卒業した現在、勝田選手は地元に帰り、中学時代から通っていた東京都杉並区のゴルフ練習場「ハイランドセンター」に通っています。黒須光廣コーチと一緒にトレーニングに励むだけではなく、同施設のアルバイトスタッフとしてフロント業務も務めています。
地元で大好きなゴルフに全力を尽くす日々を過ごすなか、明治安田「地元アスリート応援プログラム」を通じて人との交流を大事にしようという意識が強くなり、「応援して下さる方々のためにもプロになって、少しでも高円寺を有名にしたいです」とも語ります。
地元をこよなく愛する勝田選手。毎夏開かれる「東京高円寺阿波おどり」は「自分にとっていい気分転換」で、何でも相談してリラックスできるという美容室など、地元の多くの方々に背中を押してもらっています。また、明治安田江東支社の社員の方々からもイベント参加の際に「応援しているよ、頑張ってね」と声をかけてもらいました。
感謝を胸に刻む勝田選手が口にするのは、「プロになって活躍して、応援してくれる方々に恩返ししたい」。杉並からスターが誕生する日は、そう遠くはないかもしれません。
(編集:4years.)