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明治安田 地元アスリート応援プログラム

地元の若手アスリートを地域社会とともに応援しよう!

愛媛県

女子ゴルフ

城戸 姫菜

きど ひな

「自分軸」の確立でメンタルを強化 2026年のプロ合格をめざす

愛媛県のアスリート、女子ゴルフの城戸姫菜選手(エリエールゴルフクラブ松山)は、小学生のころから全国大会で上位に入る有力選手。中学、高校ではけがや不調に悩まされましたが、2024年のプロテストでは最終テストへ進出しました。26年は「目の前の一打」に集中する姿勢を確立し、悲願のプロテスト合格をめざします。

幼稚園からはじめたゴルフ 地元の声援をエネルギーに

ゴルフとの出合いは偶然でした。父から「家族みんなでできるスポーツをしよう」と言われ、幼稚園児だった城戸選手は近くの練習場でゴルフをはじめました。珍しい水上練習場だったため、打つとボールが池にポチャンと落ちるのが面白く、「連れていって!」と毎日のようにせがむようになりました。

小学1年のとき、その練習場に貼ってあったゴルフスクールのポスターを見て、「行きたい!」と言いだし、母がすぐ電話しました。募集は小学2年からでしたが、「うちの子は4月生まれで大きいので大丈夫です!」と頼み込み、スクール側が受け入れてくれました。小学2年ではじめて大会に出場。翌年、四国大会では女子で1位となり、全国大会で見事2位になりました。「実感がなく、楽しみながらやって、気づいたら2位でした」

▲小学2年のころの城戸選手

順調にキャリアを積むなか、大きな壁にぶつかります。高校1年の秋、四国大会の団体戦でした。一つミスショットをしたら、なぜかミスショットが止まりません。はじめてのことでパニックになりました。次の試合では治るだろうと思っていましたが、同じミスショットが続きます。体が勝手に反応して、思うように動いてくれませんでした。「9番アイアンで隣のコースまで飛んでいっていました(笑)」。次第に練習までも怖くなり、「はじめて心の底からやめたいと思った」と言います。

ある日、泣きながら母に電話をすると、「高校卒業したらやめてもいいよ」と言ってくれました。そのひと言で気持ちが軽くなりましたが、いざゴルフから離れようと思うと、小さいころから楽しかったゴルフから離れられませんでした。

▲女子プロテストに出場した城戸選手

結果が出なくなると、それまでほめて優しくしてくれた周りの人たちがサッと遠のいていくのも感じました。「スポーツは成績なんだ」と悔しい思いもしました。そんななか、応援して支えてくれる家族や仲間がいました。「自分は打てる」とそれだけを考えてボールを打ち込み続け、少しずつ調子を取り戻していきました。

卒業後は、地元のゴルフクラブに研修生1期生として就職。かつて指導を受けた監督と再会し、新たな一歩を踏み出しました。

SNSを断ち切り手に入れた「自分軸」

24年のプロテストでは1次、2次予選と突破して最終テストに出場しましたが、結果は27位タイで、惜しくも1打差で合格を逃しました。「あの一打を決めていれば」と悔しさがこみあげました。

そして迎えた25年のプロテスト。6月に参加した「ルートインカップレディース」では、難しい形状のグリーンでパターに苦戦したこともあり、ショットよりもパッティングの練習をメインに行なうなど対策を入念に行なった結果、初日に3アンダーで上位に割り込むことができました。しかし、2日目に崩れてしまい、3日目にスコアを戻したものの1打足りず、2次予選で惜しくも落ちてしまいました。

「1日目は自分のゴルフに集中していたら自ずとスコアが伸びたんですけど、2日目に合格ラインを意識したことが原因です。やはり、自分のゴルフに徹することがすべてですね」と城戸選手。

「24年にあと1打でプロ合格を逃した後、一緒にテストを受けて合格していった選手たちが活躍する様子を見て落ち込んでしまうこともありました」と話す城戸選手。このままではいけないと思い、メンタルトレーナーの先生にアドバイスをもらったところ「自分の人生なのに、他人が軸になっているよ」という金言をもらったことで、考え方が変わっていったのだそう。

「これまで言われたことがありませんでしたが腑に落ちたというか、そこから自分軸でプレーしていこうと思うようになりました」と、周りを気にしないようSNSもすべて削除して自分のゴルフに集中するようになっていきました。練習、仕事、試合と良い意味でも、目の前のことを淡々とこなせるようなマインドで生活をしていきたいと語ってくれました。

▲大好きな焼き肉を食べる城戸選手

気分転換には、瀬戸内海が見える岸壁に行って海を眺めます。また、疲れたときには母と道後温泉に行くという城戸選手。「誰でも入れる足湯があるんですけど、そこで足湯につかりながら見おろす道後の街が大好きなんです」とお気に入りのスポットを教えてくれました。

そんな、大好きな地元へ恩返しができればという思いで明治安田「地元アスリート応援プログラム」に応募。25年には明治安田主催のゴルフコンペに参加し、地元の方々と交流を行ないました。「このプレーができるならプロも余裕だよ!」といった、温かい励ましの声がたくさん届くなど、地元の声援が活力となっています。

「ゴルフの成績で親に一度も怒られたことがない。好きなゴルフを自由にさせてもらってきた」と振り返ります。そして、「ゴルフはお金のかかるスポーツ。両親、弟、妹にたくさん負担をかけてきたので、早くプロになって賞金で欲しいものを好きなだけ買ってあげたいです(笑)」

26年7月からは再び1次からの長いプロテストが始まります。しかし以前のように結果を恐れるのではなく、「やることはやっているので大丈夫」と、日常の仕事や練習を淡々とこなす境地に達しました。目の前の一打を積み重ねた先に、プロテスト合格、そして地元でのツアー優勝と城戸選手は未来に向かって明確なイメージを描いています。

(編集:4years.)

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貢献したい地元:愛媛県松山市

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