〔Presented〕 企画制作:朝日新聞社メディア事業本部

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明治安田 地元アスリート応援プログラム

地元の若手アスリートを地域社会とともに応援しよう!

大阪府

男子ゴルフ

小林 匠

こばやし たくみ

小さなボールの奥深さに魅了された少年 学生日本一からプロめざす

大阪府のアスリート、男子ゴルフの小林匠選手(大阪学院大学2年)は、大学入学初年度の2023年には早くも学生日本一に輝きました。ただし、平坦(へいたん)な歩みではありませんでした。その物語は「時間との戦い」のように映ります。

野球・サッカーより苦戦 負けず嫌いの心に火

小林選手のスタート地点に時計の針を巻き戻すのにそれほど時間はかかりません。クラブをはじめて握ったのは小学4年の頃。物心つく前にはじめる選手も少なくないゴルフ界で、早いとは言えないスタートでした。

「スポーツは得意で、野球やサッカーも全般的にできた方」という少年を魅了したのは、さらに小さなボールでした。父と行ったゴルフ練習場で試してみたものの、“ヒット”できなかったのです。

「1発目から当たらなくて。負けず嫌いなので、止まっているボールなのに当たらないなんて悔しいという思いが先に立ち、『やってやるぞ』とゴルフをはじめました」

▲勝負どころを悟る嗅覚(きゅうかく)を身につけたいと話す小林選手

もって生まれた負けず嫌い精神で、日々練習に打ち込み京都や関西の大会に出るものの、なかなか良い成績は出ませんでした。中学校ではゴルフの体力づくりのため陸上部に入りました。

放課後2時間ほど陸上部の練習に取り組み、終わった足でゴルフ練習場へ。努力のおかげで全国大会は身近になりましたが、「上位で戦えるレベルではありませんでした」。はじめてクラブを握った頃の悔しい感触を払拭(ふっしょく)できない日々がつづきました。

「どれほど練習しても、まだ球にしっかり当てることができなくて。ゴルフはミスが多く、完璧にできるスポーツではないと分かってはいるんですが、やはり思ったとおりにいかないというのが悔しくて」。だからこそ、強豪である大阪学院大学高校を志しました。

道は簡単にはひらけませんでした。「家が裕福な方ではないので、親は『行きたかったら実績を積んで特待生として行ってくれ』と」。鍛錬に明け暮れた当時の日々を「友だちと遊んだことは数えるほどしかない」と振り返ります。その結果、地域の大会で上位に進出できるようになり、念願の名門への入学がかないました。

▲小さいボールを打つ難しさと面白さに魅了されました

失意の日々、吹田の病院で出会った地元の愛情

期待に満ちた高校生活のはずでしたが、1年の冬にアクシデントに襲われます。「飛距離を伸ばそうとトレーニングをしていたら、腰がパキッと」。診断は腰椎(ようつい)の疲労骨折。京都府内の実家からの通学は片道2時間弱、睡眠は毎日3、4時間という日々に、体が悲鳴を上げたのかもしれません。半年ほど、ゴルフから離れる日々を強いられました。

つらい時間でしたが、新しい視点を得る機会にもなりました。学校がある吹田市内のスポーツ医療専門の病院で、“地元”の愛情に触れました。週3回通うリハビリで、「同じけがをしている方と、『お互い頑張ろう』と話していました。先生にも『しっかり治して、こういう試合に出られたらいいね』と応援を頂いたり。すごく大きな力になりました」。

地元の支援を得られる今回の明治安田「地元アスリート応援プログラム」は、大学の監督に教えてもらって参加したそうです。同じ近畿でも地域ごとに気質は違い、京都府出身の小林選手ですが「京都の人とテンションも違うし、(吹田の人は)話しやすい気がします」と、吹田市の特長とあたたかさを語ります。

▲今は亡き愛犬と散歩中の一コマ

大学1年で学生日本一 試合経験積みプロへ挑む

高校2年となりドクターストップが解けた1週間後、コルセットを巻きながら出た関西ジュニアゴルフ選手権競技(15~17歳の部)で、全国大会出場をつかみとりました。さらに翌年の関西ジュニアでは優勝し、「成長できたという実感をつかみました」。その延長線上に、大学入学直後の学生日本一が待っていました。辛いけがを乗り越えて、数々の華々しい実績を積み上げていく小林選手。

しかし、まだ自分に納得していません。

「パットなどの勝負を決める分かれ目が、まだ分からないんです。先輩方は分かると言うんですが……。小さい頃にゴルフをはじめていない分、他の選手とは経験値が全く違うと感じています」

勝負どころでの嗅覚は真剣勝負でしか学べない、と考える小林選手。いままでは関西以外の試合へは遠征費を捻出するのが難しく、出場断念していましたが、今回のプログラムでの支援を受けることで、遠征して試合経験を積んでいきたいと語ります。

目標は、もちろんプロになって活躍すること。ゴルフ部では大学の最終学年になればプロテストを受けられますが、23年に制した日本学生ゴルフ選手権競技あるいは日本アマチュアゴルフ選手権競技(日本アマ)で優勝すれば、受験できることになっています。前回は1回生だったため見送りましたが、24年に優勝できれば、プロテストに挑むつもりです。

今も暮らす実家で「家族と進路について話し、自分には可能性があると思い、プロになりたいと言いました」。京都始発、吹田経由、未来行き。小林選手の線路は、大きな夢へとつながっています。

(取材・制作:4years.)

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貢献したい地元:大阪府吹田市

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