高校生最後に日本一へ プロテストは一発合格をめざす!
宮崎県のアスリート、女子ゴルフの丸尾海七(しいな)選手(第一薬科大学付属高校3年)は2025年の九州ジュニアゴルフ選手権3位、日本ジュニアゴルフ選手権競技8位など好成績を残し、迎えた高校生最後の年は、同大会で日本一をめざします。そして、夢のプロテスト一発合格に向けて、調子を上げています。
きょうだい3人ゴルフに夢中 小6で九州一に
丸尾選手がゴルフをはじめたきっかけは小学2年のとき、父の高範さんに連れられ、姉・羚水(れいな)選手と兄・怜央(れお)選手と一緒に近くのゴルフ練習場に行ったことです。「最初は打ちっ放しで、ただ球が飛ぶのが楽しかった」と言います。
きょうだい3人で毎日のように練習に行き、週末は3人でコースを回るようになります。小学3年から大会に出て、小学6年の21年1月に開催された九州小学生ゴルフ冬季大会で優勝。「大きな大会で優勝したことがなくて、めっちゃうれしかった」と言います。
中学2年だった22年の九州ジュニアゴルフ選手権は12~14歳の部女子で優勝を飾ると、中学3年の23年には九州ジュニアゴルフ選手権を6位タイで通過、日本ジュニアゴルフ選手権競技に進み、4位タイに食い込みました。
家族のアドバイスでスイングの不調を克服
高校生になってからは、ウェートトレーニングに励み、「筋肉がついてショットに安定性が出てきた」という丸尾選手。練習の成果もあり、24年10月に行なわれた九州沖縄高等学校ゴルフ選手権新人戦大会で優勝を成し遂げましたが、全国大会の日本ジュニアゴルフ選手権競技では7位。「自分のなかでは良いゴルフができたと思ったのに、1位に全然届かなかった」と振り返る丸尾選手。地域大会とは異なり、全国トップレベルの選手との差を感じたことで、課題も見えてきました。
「日本一の選手との違いは体力です。全国トップレベルの選手と比べて私は体力がないので、ウェートトレーニングや初動負荷トレーニングを頑張って、自分もショットに一貫性を出せるようにしたいです」と語っていました。
そして迎えた25年7月の九州ゴルフ選手権では3位入賞、8月の日本ジュニアゴルフ選手権競技では8位でしたが、「優勝が狙えるゴルフができた」と振り返ります。その好調の要因が「高校生になって続けてきたトレーニングでショットの安定性が生まれて、それがいいゴルフにつながっています」
冬場には一時、調子を落とし「自分のスイングができなくて。どこがどうか分からないけど、何かうまくいかなくて」。いろいろ試したそうですが、26年に入って家族会議を行ない、姉、兄、そしてお父さんからアドバイスがありました。
「『自分がしたいスイングを見つけるのと、自分を知ることが大事だよ』って言われて。例えば疲れてきたときに、 上半身が上がりやすいとか、自分のいいところと悪いところを見つけてクリアすることができました」と、家族のアドバイスで立ち直れたそうです。
高校最後の26年は日本一とプロテスト一発合格
高校3年生になった丸尾選手の26年の目標は、これまで果たせなかった「高校日本一」と、夢の「プロテスト一発合格」です。
7月の九州ジュニア選手権は、中学2年で優勝しましたが、高校では届かず。8月の日本ジュニアゴルフ選手権競技も最後の挑戦でジュニアでの日本一をめざします。その活力になっているのが、地元の方からの応援です。
24年に明治安田「地元アスリート応援プログラム」に参加してからは、地元の人たちから声をかけられることが増え、目標達成への思いも強くなったといいます。25年も宮崎支社主催のゴルフ会に参加し、「すごく皆さん温かくて。『頑張ってね』とか、『テレビで見たよ』とか言ってくださって、本当にありがたかったですし、頑張ろうって思いました」と振り返ります。
そして、はじめて挑戦するプロテストは、「難しいのは分かっているんですけど、一発で合格したいと思ってます」と丸尾選手。その挑戦にアドバイスを送るのが、25年のプロテストで誕生したプロゴルファー58人のなかで、唯一の10代で一発合格した兄・怜央選手です。
「緊張とかがすごいと思うから。でも、海七ならいつものゴルフをしていれば大丈夫だよ」ってアドバイスをもらったそうです。
丸尾選手のリフレッシュは、地元の海の近くの公園で楽しむスケボーです。「小さいころから海が好きで、自分の名前にも海が入ってる。海の近くの公園でよくスケボーもするんですけど、海を見ると安心するのかな」
そして地元で活力源となっているのが、父の高範さんが市中心部で営んでいる飲食店「鶏屋たちばな」のチキン南蛮です。「どちらかというと、大会後のお祝いも兼ねて。でも、大好きなので、食べたいときに食べてます」と笑顔が止まりません。
プロをめざす丸尾選手が目標とする選手像は、「みんなから目標とされる選手です。あいさつとかもしっかりして、人としてもちゃんとしたプロになりたい。プロをめざすこどもたちから見ても、カッコいいのがプロの選手だと思います」。そこで丸尾選手が頑張っているのが、“笑顔”でいることだそうです。
地元の声援や家族のアドバイスで成長を続ける丸尾選手。「練習場とかでもよく声をかけてくださって、すごいそれが自分のなかで大きな力になっています。今後も結果を頑張って出すので応援してもらいたいです」と言う丸尾選手。この夏、応援してくれる方々への恩返しとなる、大会の好結果、そしてプロテストの笑顔での結果報告が楽しみです。
(編集:4years.)
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