〔Presented〕 企画制作:朝日新聞社メディア事業本部

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明治安田 地元アスリート応援プログラム

地元の若手アスリートを地域社会とともに応援しよう!

福井県

男子ゴルフ

松山 茉生

まつやま まお

注目の大器へ 涙の数だけ成長してきた

福井県のアスリート、男子ゴルフの松山茉生選手は現在、福井工業大学附属福井高校の2年としてゴルフ部で腕を磨いています。すでに数々の大会で優勝しており、大きな期待が寄せられています。

プロ顔負けの飛距離 史上最年少で大会制覇

2024年から25年にかけて、メディアに取材される機会が増えたそうです。きっかけは24年6月の日本アマチュアゴルフ選手権競技でした。プレーオフまでもつれた接戦の末、15歳344日という最年少記録で大会を制したのです。

得意のドライバーでは、平均310ヤードを飛ばします。24年9月に出場したバンテリン東海クラシックのドライビングコンテスト(ドラコン)では、349.6ヤードという記録でプロ選手も抑えて優勝しました。注目度は上がるばかりです。

中部ジュニアゴルフ選手権競技では3連覇を果たすなど、キャリアは栄光ばかりに彩られているように見えます。しかし、実際には悔し涙を流すことも少なくなかったそうです。

3歳で父の練習についていき、「ゴルフをやったらお菓子をあげるよとか、ゲームセンターに連れていってあげるよ、と言われて」クラブを握るようになったそうです。うまく当たるとボールが飛んでいくのが楽しく、小学2年で試合に出るようになりました。

やがて県予選、中部決勝を勝ち進み、はじめて全国大会出場を果たしました。この大舞台が、大きな転機になりました。

▲小学生の地区大会決勝に勝ち進んだころ

負けて号泣 大きな転機に

「本当に緊張しました。すごくフワフワして、試合をしたという実感すらないままに終わりました。100打に近い散々なスコアだったのですが、それよりも何もできなかったことが悔しかったんです」

父の前で号泣しましたが、「ただ楽しいだけじゃなくて、ゴルフの深いところまで学ぶようになりました。ただ練習場でいいショットを打つだけじゃなく、試合に向けてのゴルフに変わっていきました」と、現在に続く勝負の道がはじまりました。

24年には生まれ育った愛知県を離れて、3歳年上の兄・怜生さんも通った福井工大附属福井高校へ進学しました。同校がある福井市では平日からラウンドできるなど、ゴルファーにとっては成長のための最適な環境が整っています。また、「中学2年の夏から飛距離は出ていたんですけど、距離も方向も安定させて、さらに大会4日間を戦い続ける体力が必要だと思って」と、部活動が終わった後にはジムに通い、トレーニングに励んでいます。

▲小学生のころは自宅近くの練習場に通って腕を磨いた

苦手な生魚が好物に 福井の新鮮な産物に育まれて

ジム帰りにはホテルの大浴場に寄ることもあります。大会で好結果を出した後にはお風呂で声をかけられることがあり、「福井の方は本当に皆さん優しくて温かいです」と、地元の良さを感じています。中学校時代までは生魚が苦手でしたが、日本海に臨む福井に来てからは、おすしが好物になりました。

福井県スポーツ協会の強化指定選手に選ばれるなど地元の人たちに支えられていて、明治安田「地元アスリート応援プログラム」に応募したのも、同協会からの勧めがきっかけでした。支援を得られれば、これまで以上に増える遠征や大会出場の後押しとして活用し、地元アスリートとして「さらに自分を成長させて、福井を宣伝していけたらなと思っています」と恩返しを思い描いています。

すでにプロに負けない飛距離を出す「体」や「技術」がありますが、本当に強くなるには「心」の成長が必要だと実感しています。プロも参加する大会に出るようになり、「プロの方には、大事なところで決め切る力や最終日に優勝争いをしていてもスコアを伸ばし切る力があります。技術だけじゃなくてメンタル面でもすごく差があると思うので、今はそこを伸ばしたいなと思っています」と足りないものを見つけ出しました。

▲「勝ち切るメンタル」を身に付けるため、挑戦の日々が続く(25年1月、ソニーオープン・イン・ハワイに出場)

スター選手とラウンド 成長の糧に

24年には松山英樹選手、石川遼選手というトッププロと一緒にラウンドする機会がありました。その夢のような時間からも、「何かミスをしても、すべてが完成しているので、他の何かでカバーできるんです。技術を出し切るメンタルまで、すべてが完成しているので、ミスをするイメージさえ出てこないくらい。そういう差をすごく感じました」と成長の糧を得たそうです。

25年に入り、はじめて海外の試合に出場して、懐かしい感覚に出会いました。「やはり日本とは芝もそうだし、雰囲気が全然違いました。はじめて全国大会に出たときのような感じで、フワフワして、何もできずに終わってしまいました」と、“原点”を思い出しました。

3月の全国高校ゴルフ選手権春季大会では、最終日に首位で入りながら、タイトルを逃しました。「24年の日本ジュニアなど、いろいろな試合でトップで最終日を迎えては負けるということが多くて。そういうのもメンタルから来るもので、自分の足りないところが出ていたのだと思います」。流した涙が、また成長の必要性を感じさせました。

「今年1年、出た試合はすべて勝つというくらいの気持ちで、勝ち切るメンタルを身に付けたい。日本アマでもう一度優勝して、年間ポイントランキングでアマチュア1位になって、またハワイの試合に戻ってリベンジしたい」。松山選手の挑戦の日々が続きます。

(編集:4years.)

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