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明治安田 地元アスリート応援プログラム

地元の若手アスリートを地域社会とともに応援しよう!

兵庫県

女子ゴルフ

道上 稀唯

みちうえ きい

3年連続世界で表彰台!2032年の大舞台では兄妹金メダルを

兵庫県のアスリート、女子アマゴルフの道上稀唯選手(滝川第二中学校2年)は小学校低学年から世界の舞台で優勝を果たすなど実績を残しています。「ゴルフのまち」兵庫県三木市という恵まれた環境で、世代の先頭を走る兄と一緒に練習を重ね、プロテスト合格、そして世界最高峰の大舞台で兄妹での金メダルをめざして日々努力を重ねます。

兄の背中を追い 小学生での世界挑戦

ゴルフをはじめたのは4歳。神戸市のゴルフ室内練習場に通っていた3歳上の兄が楽しそうで、一緒に行くようになりました。父や兄と週1回ぐらい通い、「打つのが楽しくて。いっぱい打ちました」

最初の大会は小学1年の夏。「1番ホールはめっちゃ緊張して。へんな当たりになりました(笑)」。冬の大会では、会場になるゴルフ場へ事前に行って準備し、1~6年生が参加する全国小学生春季大会関西第1次予選を最年少で通過しました。このころ、学校から帰って午後8時ごろまで、アプローチの練習を1千球ほど繰り返す日もありました。「負けず嫌いなんで、負けたくないと思って練習しました」

▲ゴルフをはじめたころの道上選手

小学2年から早くもその実力を発揮します。2021年3月に開かれた、世界ジュニア選手権への出場を争う日本代表選抜西日本決勝大会7~8歳の部で2位に16打差をつけて優勝を飾り、その年の夏、小学3年で米国・サンディエゴで開催された世界ジュニア選手権に日本代表として出場を果たしました。

はじめての国際舞台。現地でちょっと体調を崩しましたが、「楽しんでゴルフができました」と言います。米国や中国、豪州などの選手たちが道上選手のドライバーやアイアンを見て、「ワォー」と驚きの声をあげました。外国の選手たちは低い弾道ですが、道上選手は球がきれいに山なりに上がります。体幹が強く、スイングスピードが速く、球をうまくとらえます。

▲「勝てば面白い」とゴルフに夢中になった道上選手

「大きな大会で2位になった兄に負けたくない」と、毎日500球は打っていた努力の成果でした。ずば抜けた技術を見せ、世界大会で優勝しました。海外の選手から祝福され、次々に話しかけられます。「相手が何を話しているのか想像して、ノリで『イエス!』とか『グッド!』とか言っていました(笑)」

3年連続の世界大会表彰台!プロの舞台に挑戦も

22年の世界ジュニア選手権では、部門が9~10歳に上がったにもかかわらず9位に入りました。小学5年の23年は、兄とそろって出場。最終日は1打差に迫られるなど緊張感のある試合になりましたが、ウィニングパットをしっかり決めて世界大会2度目の優勝を飾りました。そして、24年の世界ジュニア選手権は11~12歳部門で準優勝。25年も3位と、世界を舞台に3年連続での表彰台を飾りました。

日本と米国の芝の違いは、プロでも苦しむ選手がいるなか、道上選手は「日本の芝はフワッとしているが、米国は乾いていて引き締まっている感じ。球がよく跳ねて、ごまかしがきかない。でも、ちゃんと打てば成績に出るので楽しい」とすでにアジャストしている様子。

世界大会ですっかり名前が知られており、米国や韓国、中国、タイなど各国の人たちが寄ってきてハグしながら「背が伸びた?」などと話しかけられるなど、すでに世界で活躍するメンタルが整っているように感じます。

▲「ドライバーもアプローチも得意」と話す道上選手

25年には、プロも参加するステップ・アップ・ツアー「SkyレディースABC杯」に出場。2度目の挑戦となったこのプロとの試合で大きな成長を見せます。カットライン上の緊迫した場面で迎えた、最終ホールの5m。これを沈めて見事に予選通過を果たしました。「決めるしかないと思って、攻めの姿勢でいきました」と道上選手。一方、26年5月に開催された関西女子アマチュアゴルフ選手権では、カットラインを意識するあまり崩れてしまった経験もしました。「1、2日目はいい感じで周れたのですが、最終日に崩れてしまいました」と、20位以内で日本アマチュア選手権の参加権を得られるこの大会で惜しくも届かなかった苦い経験もしました。

これらの経験を糧に、目下の課題は「パターを安定させること」だと話します。

「プロの試合を見ていても、勝っている人は5m以内のパットを確実に決めています。5m以内にはショットで寄せられると思うので、そこを決めきれるかどうかが成績を伸ばすカギだと思います。メンタル面に関しても、自分のゴルフと向き合うこと。成績を意識しすぎず、落ち着いたゴルフをすれば必ず結果はついてくると思います」と自身の今後の課題を語ってくれました。

また、フィジカルアップも入念に取り組んでいます。「中学にあがってトレーニングを増やしたことが結果につながっていると思います。特に下半身を重点的にやっていて、腹筋も毎日やっています。最初はかなりきつかったけど、今はだいぶ慣れました!トレーニングをすることで、今までブレていた番手ごとの距離感を把握できるようになり、ショットが安定するようになりました」と、フィジカルを鍛えたことでの成果も口にします。

当面の目標は、日本女子アマチュア選手権に出て上位に食い込むことと、世界ジュニアでの優勝です。「日本アマは距離が長くなるので、ユーティリティーやロングアイアンの精度を高めたいと思います。また、世界ジュニアは日本と違い芝が乾燥していて硬いので注意したいです」と、対策も明確です。

そして、将来は32年に開かれる世界最高峰の大会で兄妹そろって金メダルをとることをめざしています。道上選手の家族は、ゴルフに打ち込める環境を求めて3年前に神戸市から引っ越して、市内のゴルフ場で練習を積んでいます。暮らしている兵庫県三木市はゴルフ場がたくさんあり、市に「ゴルフのまち推進課」があるほどゴルフ熱が高い地域です。

世界大会で優勝した際には市役所に垂れ幕が下がり、小学4年から3年連続で「市スポーツ賞特別賞」を受賞しています。道上選手は存分にゴルフができる三木市が大好きで、「世界の舞台で活躍して地元へ恩返ししたい」と、明治安田「地元アスリート応援プログラム」に応募しました。25年に参加したJリーグウォーキングでは「将来のスターだから写真撮ってほしい!」「頑張ってね!」と、すれ違う方々に声がけをされ励みになったのだそう。

「ゴルフのまち・三木市」で切磋琢磨(せっさたくま)しながら、兄妹そろって世界の舞台へ羽ばたくために、日々練習を重ねていきます。

(編集:4years.)

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貢献したい地元:兵庫県三木市

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