関西高校ゴルフ選手権決勝大会連覇 高い潜在能力で吹田から全国へ
大阪府のアスリート、女子アマゴルフの三井優奈選手(大阪学院大学高校3年)は、生まれも育ちも大阪府吹田市。1、2年のときに関西高校ゴルフ選手権決勝大会を連覇するなど、関西でも抜群の強さを誇ります。最終学年の2024年、持てる力を全て発揮して全国大会でも活躍したいと意気込んでいます。
テレビで見たプロ選手のスイングまねる
三井選手がゴルフをはじめたきっかけは4歳ごろ、父の泰範さんと一緒に練習場に行ったことです。家ではテレビ中継されるプロの試合を見て、アン・ソンジュ選手や横峯さくら選手のスイングのまねをするようになり、ほめられて楽しくなりました。
小学3年の年度末に兵庫県であった試合に出て、18ホールの末のプレーオフで優勝します。直後の4年になってさらに大きな試合に出ると2位に入り、本格的にゴルフに取り組むようになりました。6年のときには全国小学生ゴルフ大会女子の部で9位タイになります。
中学時代はコロナ禍で翻弄されました。中学1年の19年11月の関西中学校ゴルフ選手権大会で優勝し、全国に行けると思ったら、20年3月の全国大会が中止になってしまいました。「中学ではじめての全国大会なので楽しみにしていたのに、めっちゃショックでした」
大会の中止が続く中、自身も脇腹を痛めてスイングができなくなったときあったと言います。3年になって関西予選を通過し、21年8月の全国中学校ゴルフ選手権大会に出場、16位タイの成績を残しました。
高校は練習環境が良く、自宅から近い距離にある大阪学院大学高校に進みました。体験入学したときのラウンドでは、当時在籍中で今、プロで活躍している川﨑春花選手と一緒に回らせてもらいました。「ショットがすごく安定していて、スイングもすごくきれいで、すごいなと思いました」。あこがれの先輩に魅了されて進学を決めました。
高校1年の5月にあった関西女子アマチュアゴルフ選手権競技で10位タイになり、日本女子アマチュアゴルフ選手権競技の出場権を得ました。ただ、関西女子アマの後で手首に違和感が出ました。6月の日本女子アマは難しいコースに仕立ててあり、ラフの芝生も長めでした。そこで、さらに手首を痛めてしまい、その後しばらくはクラブを振れなくなってしまいました。そのせいもあって、その夏は個人での全国出場を逃してしまいます。
パットの練習増やし自信に 高校1年で関西を制す
しかし、ここでへこたれる三井選手ではありません。手首に負担のかからないパットの練習を増やしたことで、パターの軌道が安定し、自信を持って打てるようになります。手首が治ると、ショットとパットがかみ合い、22年11月の関西高校ゴルフ選手権決勝大会では優勝を飾りました。ただ、23年3月の全国大会では、気負いすぎて34位タイに終わります。
高校2年になって5月の関西女子アマで3位タイになり、6月の日本女子アマに出場できました。前年の雪辱戦と思い臨みましたが、木立がコースに迫り、難しいコースで、少しでも曲がった球を打つと次が苦しくなります。なんとか予選を通過し最後まで戦えましたが56位タイと思うような結果にはなりませんでした。「スコアをつくるにはパターが大事だと思ったけれど、ショットの安定性も大事でした」といいます。
この年の夏は調子を落としたときに全国大会が重なり、思ったような成績が上げられず、ゴルフ部の監督から「引き締めて、頑張り」と励まされたそうです。9月に鹿児島で行なわれた特別国民体育大会に大阪府代表として出場、他校の先輩選手らと組んで「迷惑をかけないように」との気持ちで臨んだ結果、団体で3位、個人では6位タイの成績を残すことができました。
10月には大阪府高校ゴルフ選手権秋季大会で優勝、その勢いのまま臨んだ11月の関西高校ゴルフ選手権決勝大会では初日を68で回りトップになります。「5メートルくらいのパターが入って、チャンスのときも全部入ってくれました」。2日目は73でしたが、優勝争いの相手もスコアを落とし大会連覇となりました。
ずっと吹田 好物はたまご入りのイカ焼き
今回、明治安田「地元アスリート応援プログラム」に応募したのは、「生まれてからずっと吹田で、大好きな地元に貢献していきたい」と思ったからです。地元開催のスポーツフェスティバルにもボランティアとして積極的に参加したいと考えているそうです。
地元で好きな場所は中の島公園。通っていた中学校のすぐ近くにあり、小中学校時代の友達と集まっておしゃべりするところだからです。地元で好きな食べ物はイカ焼き。幼稚園の頃から食べているふるさとの味です。「ソースの味がとてもおいしい」。特にたまご入りが好きで、これを食べると頑張れるといいます。
高校3年となった24年の目標は、関西の試合で優勝して、全国で上位に入ること。その上で、プロになることです。将来は常にツアーの上位で戦い、賞金女王になりたいと語る三井選手。地元吹田の期待を一身に背負い、夢の実現に向け、世界にはばたこうとしています。
(取材・制作:4years.)
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