ドライバーを武器に関西アマを席巻 吹田の応援を背に賞金女王をめざす
大阪府吹田市のアスリート、女子アマゴルフの三井優奈選手は高校1、2年のときに関西高校ゴルフ選手権決勝大会連覇を果たし、2024年6月には日本女子アマチュアゴルフ選手権で37位に入るなどの活躍を果たしました。高校を卒業した25年はプロテスト合格をめざし、よりゴルフに向き合う生活を送り実力を磨いています。
4歳からプレーし有名選手のスイングをまねるように
三井選手がゴルフをはじめたきっかけは4歳ごろ、父の泰範さんと一緒に練習場に行ったことです。家ではテレビ中継されるプロの試合を見て、アン・ソンジュ選手や横峯さくら選手のスイングのまねをするようになり、ほめられて楽しくなりました。
小学3年で兵庫県であった試合に出て、18ホールの末のプレーオフで優勝。4年になってさらに大きな試合に出ると2位に入り、本格的にゴルフに取り組むようになりました。6年のときには全国小学生ゴルフ大会女子の部で9位タイになります。
中学時代はコロナ禍で翻弄されました。中学1年の19年11月の関西中学校ゴルフ選手権大会で優勝し、全国に行けると思ったら全国大会が中止に。「中学ではじめての全国大会で楽しみにしていたのに、めっちゃショックでした」
大会の中止が続くなか、脇腹を痛めてスイングができなかったときありましたが、3年になって関西予選を通過し、21年8月の全国中学校ゴルフ選手権大会に出場、16位タイの成績を残しました。
高校は練習環境が良く、自宅から近い大阪学院大学高校に進学し、高校1年の5月には関西女子アマチュアゴルフ選手権で10位タイに。日本女子アマチュアゴルフ選手権の出場権を得ましたが、手首に違和感を覚えました。6月の日本女子アマはラフの芝生が長めで、さらに手首を痛めてしまい、その夏は個人での全国出場を逃してしまいます。
初のプロテストは苦戦も、収穫の多い経験に
しかし、そこでへこたれる三井選手ではありません。手首に負担のかからないパットの練習を増やしたことで軌道が安定し、自信を持って打てるようになります。手首が治ると、ショットとパットがかみ合い、22年11月の関西高校ゴルフ選手権決勝大会では優勝を飾りました。
高校2年になると、5月の関西女子アマでは3位タイ、6月の日本女子アマは出場するも苦戦を強いられましたが、ゴルフ部の監督から「引き締めて、頑張り」と励まされたことで奮起。9月に鹿児島で行なわれた特別国民体育大会に大阪府代表として出場すると団体で3位、個人では6位タイと、それぞれ好成績を収めました。
さらに10月には大阪府高校ゴルフ選手権秋季大会で優勝し、11月の関西高校ゴルフ選手権決勝大会では初日を68でトップ。「5メートルくらいのパターが入って、チャンスのときも全部入ってくれました」。2日目は73でしたが、優勝争いの相手もスコアを落とし大会連覇となりました。
そうして迎えた高校3年。日本女子アマチュア大会に出場し、4日間プレーできたことが大きな収穫に。しかし、7月に受けたプロテストはプレッシャーに押しつぶされ、3週間前からゴルフの調子を崩すというハプニングも。「プロテストは、はじめてだったので考えすぎてしまいました」と言いますが、同時に「焦ってリズムを崩しても仕方がない」と修正することを覚え、それが10月の京都レディースオープンのステップアップツアー出場の際に自信を持って臨めた要因になりました。
プロテスト合格をめざし、苦手のパターを克服
現在は高校を卒業し、プロテスト合格をめざしてトレーニングに打ち込む生活を送る三井選手は、これまでとは異なり練習メニューを自分で組み立てるようになりました。「アプローチやパターなどのショートゲームが苦手なので、そこの強化に時間を割くようにしています」。練習は、1日8時間にも及ぶというゴルフ漬けの生活の効果もあり、苦手だったパターが目に見えて上達してきたといいます。
そんな三井選手は今年も、明治安田「地元アスリート応援プログラム」に応募。「生まれてからずっと吹田で、大好きな地元に貢献していきたい」と思ったからです。地元開催のスポーツフェスティバルに参加した際、「すごくたくさんの人から応援されていることを実感できました。この声援を力に替えたい」と気合が入ったと言います。
25年の目標は「7月に行なわれるプロテストに合格すること。24年のようにならないようにして予選を通過したい」と力強く語ってくれました。将来は常にツアーの上位で戦い、賞金女王になりたいと語る三井選手。地元吹田の期待と応援を一身に背負い、プロゴルファーとして結果で恩返しすることをめざしています。
(編集:4years.)
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