〔Presented〕 企画制作:朝日新聞社メディア事業本部

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明治安田 地元アスリート応援プログラム

地元の若手アスリートを地域社会とともに応援しよう!

三重県

スノーボード

宮村 結斗

みやむら ゆうと

ワールドカップで表彰台へ 雪のない街から世界へ飛び立つ

三重県のアスリート、スキー(スノーボード/スロープスタイル・ビッグエア)の宮村結斗選手(ムラサキスポーツ所属)は、2023年、カナダで開催されたビッグエアのワールドカップで4位に入賞するなど、世界でも実績を重ねる18歳のプロスノーボーダーです。最終目標は「雪がほとんど降らない亀山市の人たちにスノーボードの楽しさを知ってほしい」と力強く語ります。

小学1年で競技と出合い、国際大会で優勝経験も

新潟産業大学の通信教育課程1年の宮村選手は、スノーボード競技の中で、障害物やジャンプ台が設置されたコースで滑走技術を競う「スロープスタイル」と、一つの大型ジャンプ台から飛び出して空中技で難易度や完成度などを採点する「ビッグエア」を専門にしています。

小学1年のとき、親にレジャーで連れて行ってもらった雪山でスノーボードに出合い、「次第に夢中になっていき、6年で大会に出場しはじめた」そうです。

▲スノーボードが楽しくて夢中だった9歳の頃の宮村選手

18/19シーズンにプロ登録資格を獲得。以後、さまざまな大会で活躍し、22/23シーズンもスロープスタイルで全日本ジュニア選手権優勝、23/24シーズンにも「COWDAY SLOPE 2024」優勝といった実績を残しています。

スノーボードのジャンプは足の向きと飛び出す向きで計4方向があり、中でも利き足とは逆向きで、かつバックサイドで飛ぶ「スイッチバックサイド」でのジャンプが最も高難度とされています。宮村選手は「4方向でのジャンプをどれも苦にせず飛べるのが、自分の強みです」と話します。

その強みが発揮されたのが22年10月でした。スイス遠征で「スイッチバックサイド1800」と呼ばれる5回転技を成功。これは当時「おそらく世界で2人目」という快挙だったそう。しかし、日々世界的に競技レベルが上っているというスノーボード。そんなトレンドを肌で感じています。

「22年の段階では、5回転は珍しい技でしたが、今ではいろんな選手ができるようになっているんです。年々世界のレベルが上がる中で、自分はマックスのトリックレベルを引き上げるのではなく、どんなコンディションでも高難度の技が出せるような状態でいたいと思っています」

▲23年に中国・北京で行なわれたワールドカップ。予選敗退となった経験が飛躍につながった

中国での敗退がカナダでの飛躍につながる

23年8月、明治安田「地元アスリート応援プログラム」の支援金などを活用し、ニュージーランドに遠征した宮村選手。そこで開催された世界ジュニア選手権で3位入賞を果たし、「プログラムの金銭的なサポートはもちろんですが、地元の皆さまの支援のおかげで大きな一歩を踏み出せた」と振り返ります。

この入賞がきっかけで23/24年の日本代表チーム(ユースB指定)に選出。代表チームに選ばれたことで、さらに上のレベルであるワールドカップに出場できるようになり、多くの海外経験を積むことができました。

「ジャパンチームでの遠征が増え、海外経験を多く積めたのは自分にとって大きな財産です。ニュージーランド、カナダ、アメリカ、フランス、スイスとさまざまな国に行きましたが、やはり海外は環境がぜんぜん違う。特にアメリカやヨーロッパは雪の質、量ともに日本とは比べ物にならないほどの規模で驚きました。ワールドカップが開催される規模の会場で練習できるのは、上をめざすためにも必要な経験でしたね」

23年に出場したワールドカップの中で最高成績は、12月にカナダ・エドモントンで開催されたビッグエア4位入賞です。しかし、ここに至るまでにはさまざまな試行錯誤があったといいます。

「10月のワールドカップ初参戦の際に、予選敗退となったことで課題が浮き彫りになりました。そこで、日本国内でのオフトレーニングにおいて課題を見据えながら練習に取り組みました。12月に参戦した中国・北京大会では、惜しくも1つ順位が足りず予選敗退となってしまったのですが、2戦経験を積めた上で雪上でのトレーニングにも励んだ結果、エドモントンでは、予選から決勝の最後の1本までベストなパフォーマンスを継続でき、海外トップ選手の中でも良い成績を出せたと思います」

世界での入賞経験は大きな自信になった一方、見えてきた課題も口にします。

「国内では1週間前から現地入りして、入念に練習できますが、ワールドカップになると現地について2日間3時間ずつしか練習できません。短い時間で環境に慣れるのがなかなかうまくできませんでしたが、海外選手はそれができていた。今後は、短い期間でアジャストできるよう対策したいです」

遠征の疲れを癒やしてくれる亀山市の自然と人々

三重県亀山市の宮村選手が生まれ育った地域は山と田畑に囲まれた自然豊かな土地で、地域の中ほどを中ノ川がゆったりと流れています。遠征や練習で地元を離れることが多いため、「帰ってきたときは疲れた体を自然の中で休めたり、ランニングをするときに景色を楽しめたりできるのが魅力です。見慣れているけど懐かしいなと安心できる。離れてみてこそわかる亀山の良さを実感しています」と言います。

「将来的には地元でスノーボードのイベントができたらいいなと考えています。雪があまり降らないので、なにかしらウィンタースポーツに興味を持ってもらえる取り組みをしたい」と、競技の普及活動を積極的に行なって地元に貢献したいと語ります。

▲ニュージーランド遠征時の練習風景。国内とは比べられないほどの雪量に驚いた

大会で経験を積んで、世界最高峰の舞台へ

現在の目標は、26年にある世界最高峰の大会に出場することです。そのためには「技術や経験値を上げて安定感も磨き、海外の選手と戦って遜色のない成績を残していく」ことが必要と考えています。

「26年大会の選考がはじまってくるので、ワールドカップでなるべく多く表彰台に上がり、ポイントを稼ぎたいです。僕の場合は、まだまだ経験が少ないですから大会ごとに成長し続けなくてはならないし、同じミスをしている暇はない。経験を積むのと同時に、良い成績も並行しておさめていきたい」と力強く語ります。

憧れているのは、レッド・ジェラード選手(アメリカ)。国際大会で活躍してきた世界トップレベルの実績に加え、「滑りのスタイルがカッコ良い」からです。

宮村選手は、「身体能力は普通で何かが突出しているわけではありませんが、頭で考えて実行に移したり、考察して自分の滑りを分析したりできるタイプ。人に教えるのも得意です」と、自分自身を分析します。選手生活を退いた後はコーチや指導者として次の世代を育てることでスノーボード界に貢献する姿も思い描いています。

「亀山市のみなさんにとって、スノーボードはテレビで見るもの。僕が競技をしている姿を通して、亀山市や日本中のみなさんに、スノーボードやウィンタースポーツの楽しさやカッコ良さを知ってもらい、自分でも楽しんだり、会場で大会を応援したりしてほしいです」

宮村選手の熱いまなざしは、しっかりと未来に向けられています。

(取材・制作:4years.)

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宮村 結斗

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貢献したい地元:三重県亀山市

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