ステップ・アップ・ツアーが大きな経験に めざすは一発合格!
福岡県のアスリート、女子ゴルフの永山藍生選手(第一薬科大附属高校2年)は、16歳にしてゴルフ歴13年のアマチュアゴルファーです。全国小学生ゴルフ大会で2位に入って以降、全国の舞台で着実に実績を積み上げ、高校に進学した25年はステップ・アップ・ツアーにも参戦。プロテスト一発合格に向け、心身ともに急成長を遂げています。
早朝トレーニングが強靭なドライバーの源に
永山選手がゴルフに出合ったのは3歳のころ。ゴルフ愛好家の父・輝全さんと一緒にゴルフ練習場に行っているうちに「気が付いたらやっていた」と言います。ボールが遠くに飛んでいくのが好きで、ゴルフにのめり込んでいきます。小学4年のとき、地元で行なわれた「YONEX杯九州ジュニアゴルフステップアップ選手権大会」に出場しメダルをもらってから、ますます楽しくなっていきました。
小学6年のときには、全国小学生ゴルフ大会でトップに1打及ばず2位に。この翌年の元旦から早朝5時に起きて、朝のトレーニングをはじめました。近くの公園でランニングをし、縄跳びをこなして足腰を鍛えてから、近くのゴルフ練習場で打ちっ放しの練習に取組みます。午前7時に自宅に戻って朝食を食べるのが日課です。
そして学校から帰宅すると、午後4時ごろから再び打ちっ放し練習に向かいます。「朝のトレーニングをはじめて2年たった中学2年のときに、九州沖縄中学校ゴルフ選手権春季大会で優勝することができました」と輝全さん。さらに中学3年のときには、目標の一つだった「プロの大会に出場」も果たしました。
高校へと進学した永山選手は「けがをしない体づくり」という新たな目標を加えてトレーニングに打ち込むように。以前よりも練習量が増えたことで、最高飛距離250ヤード前後とすでにプロ選手並みの飛距離を誇っていたドライバーは安定感が増し、飛距離のアベレージが伸びたといます。
新コーチとのスイング改良で手ごたえをつかむ
高校へ進学したことで練習環境が変わった永山選手ですが、25年10月には新たな出会いが。1年後に迫ったプロテスト一発合格をめざして新たなコーチを招聘。一つひとつのプレーの質を上げるべく、スイングの改良に取組みました。
新コーチとのレッスンが始まった25年10月といえば、国民スポーツ大会の直前。大会前にコーチを変えるという大きな決断をした永山選手は正直、当初は不安があったといいますが……新コーチの「絶対に自分がプロテストまでに間に合わせる」と力強く宣言してくれたことで、不安がスーッと抜けていったのだとか。力強いその言葉に惹かれるように永山選手もコーチを信頼し、次第に練習に熱が入っていったといいます。
そうした日々の弛まぬ努力が実り、改良していたスイングは向上。先述したドライバーの平均飛距離のアップにもつながっただけでなく、一つひとつのプレーのクオリティも向上。そのため、今季にかける手応えはかなりのものがあると永山選手は自信を持って語ってくれました。
そんな永山選手の26年の目標は10月にある国体の決勝で個人・団体によるダブル優勝。そして25年出場できなかったプロのレギュラーツアーへの参戦。いずれも体力勝負になるため、26年も体力面の強化のために多くの時間を割く予定ということでした。
そうした成果を挙げた先に待っているのがプロテストへの一発合格。永山選手の憧れである岩井明愛プロのように力強いゴルフで海外でも活躍し、そしてこどもたちへも優しく接することができるようなゴルファーになりたいと語ってくれました。
同じアスリートからのアドバイスも支えに
明治安田「地元アスリート応援プログラム」には、地元の人に紹介されて参加を決めました。25年度は、永山選手を支援する北九州支社が開催したウォーキング大会にボクシングのトッププレーヤーである原田周大選手とともに参加。「参加者のみなさんと触れ合い、エールを送ってもらった」という永山選手。同じアスリートである原田選手とはメンタルケアについてアドバイスをもらうことも。
「ちょうど私が悩んでいる時期だったのですが、原田選手から『大丈夫、これから上がってくるから』と言ってもらえて気が楽になりました」
地元・北九州の自然あふれる街並みが大好きだという永山選手。毎年5~6月ごろになると黒川という川沿いに生息するホタルを見に行ったり、その時期に開催されるホタル祭りに家族で参加したりするのが何より楽しかったと振り返ってくれました。
「いい手応えをつかんだ」という26年度の永山選手。高校2年生になり、心身ともに大きな成長を遂げた彼女は国体をはじめとした各大会、そしてプロのレギュラーツアーでどんな成績を残すのか、今から楽しみです。
(編集:4years.)