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明治安田 地元アスリート応援プログラム

地元の若手アスリートを地域社会とともに応援しよう!

広島県

男子ゴルフ

中上 遼真

なかうえ りょうま

高校2年生の今だから、アマチュアの頂点に向かって

広島県のアスリート、男子ゴルフの中上遼真選手(広島国際学院高校2年)は、2024年日本男子プロゴルフ賞金王の金谷拓実選手らを輩出した強豪ゴルフ部に所属し、日々練習に励んでいます。今めざすは日本ジュニア、日本アマチュア、そして日本オープンでの活躍。26年は勝負の一年となります。

はじまりは、父のゴルフ練習についていって

ゴルフとの出合いを導いたのは父の忠則さんでした。小学校に入る前から練習場についていき、中上選手も球を打つようになりました。「ちゃんと当たっていたかはわかりませんが、打ったらすぐに球が出てくるのが面白くて、どんどん打っていた記憶があります」と、当時を振り返ります。中上選手が「師匠のような人」と呼ぶ忠則さんの友人も交えて、3人で練習するようになっていったそうです。

父親には別の競技も紹介されました。やはり忠則さん自身がプレー経験のあった野球です。小学校に入学した中上選手は、地元の少年野球チームで違う白球にも親しむように。外野手や投手、捕手とさまざまなポジションをこなしつつ、「打球が遠くに飛んだときはうれしかったです」と、ゴルフ同様にフルスイングを楽しんでいました。

この「二刀流」をこなすのは簡単ではなかったようです。右利きの中上選手ですが、野球は左打席に。球を打つという同じ動作でも、「野球だとボールは動いているし、ゴルフと同じ右打ちにすると感覚が混ざって『えらいこっちゃ』になってしまうので左打ちにしました」と、競技の違いを感じ取っていました。ゴルフにも影響はあったそうで、「軌道がよく曲がりました」と苦笑いします。

フルスイングが楽しかったという7歳のころ

野球は「県内でわりといいところまで戦えるようなチームでした」と振り返る一方、ゴルフは苦しんだ時期がありました。「最初は、それほどうまくない選手でした。大会に出ても、順位は下から数えた方が断然早かったですね。低学年のころは、とりあえず球を打てるのが楽しくてやっていたけど、学年が上がるにつれて、成績が出ない悔しさと苦しさが大きくなりました」と話します。

自分で考えて結果を出すことの楽しさを知る

ゴルフは父と「師匠」と3人で練習を続けていましたが、次第にひとりで練習したり、自分で考えながら練習したりすることが増えました。

その理由は、中上遼真選手というゴルファーの核にあるのでしょう。

「人に教えてもらって、そのとおりにできても、あまり楽しいと思えなかったんです。自分でミスとその原因を探して、改善方法を考えて練習してうまくいったときが楽しいので。試合になったら、頼れるのは自分しかいませんし」

小学6年になるころには、その考え方が結果につながり、今後のビジョンを形作っていきました。

ゴルフの全国大会で1ケタの順位に入るなか、小学校で野球をやめると決めました。「自分が下手でも、チームのみんなが助けてくれて勝てたので、楽しいと思いました」と、チームスポーツに魅力を感じる一方、「野球は、自分がどうにかしなくても結果が出ることもありました。個人競技だとそうはいかないし、自分ひとりで戦うことになりますが、その方が僕に合っていると感じました」

そして、喜びも苦しみもすべて自分自身で受け止める競技である、ゴルフに専念することを決めたのです。

「地元アスリート応援プログラム」も自分で探して

25年に、明治安田「地元アスリート応援プログラム」に応募したのも、中上選手らしいきっかけからでした。大人たちに勧められたのではなく、「周りの選手が明治安田のワッペンを着けているのをよく見かけるようになって、自分で調べて、選手の保護者の方々にも聞いてみました」と、自ら動いて探し出したのです。

地元・東広島市では、小学生のころから大人とラウンドすることが多く、25年に参加した明治安田広島支社主催のゴルフコンペでは、プレーの相談を受けたり、中上選手の活躍を知る人からは励ましの言葉をもらったりしたそうです。

また、プログラムの支援を受けることによって、多くの試合に出場することができ、そこで自分に足りない部分や課題を明確にすることができ、現在の練習やトレーニングへの取組みに確実につながっているといいます。

トレーニングに疲れたり、試合が続いたときなどの中上選手の気分転換は、東広島運動公園に行って、父とキャッチボールをすること。この公園は特にお気に入りの場所で、息抜きにはもってこいの場所だそう。また、昔は野球もやっていたということもありますが、今後もいろいろなスポーツに触れていきたいとのことです。

瀬戸内海を見渡すゴルフ場で練習に励む

高校2年生の今めざせるタイトルを

25年は、5月に中国アマチュアゴルフ選手権競技に出場して優勝を果たし、その後の8月に開催された全国高等学校ゴルフ選手権大会では、団体戦で8位、個人ではメダリストとして表彰されました。さらに9月に滋賀県で行なわれた国民スポーツ大会では、ゴルフ競技・少年男子部門に出場し、団体戦で2位となるなどすばらしい成績を収める、25年はめざましい活躍を見せました。

26年に入ると、4月には日本全国の高校から選抜されたトップジュニアプレーヤーが世界の舞台をめざし競い合うザ・ロイヤル・ジュニアに出場。日本はもちろん世界各国から強豪ジュニアが集まったこの大会で中上選手は8位タイに入りました。
中上選手にとって、この大会はとても印象に残る大会となったそうです。「みんなレベルが高くて、日本のトップ選手だけではなく、海外の選手との差を感じられた大会でした」。その“差”というのは、まずは飛距離。中上選手も、ドライバーでは平均280ヤードを飛ばすなど、同年代の日本人選手のなかでは十分に飛ぶ方なのですが、海外の選手にはだいぶ置いていかれたそうです。そうなると次のショットの正確性がやはり違い、なかなかスコアが縮まりません。また、海外の選手は、積極果敢にスコアを伸ばすことを狙っていきます。日本人がリスク回避するところでも、少しでもチャンスがあると思ったらチャレンジする。そんな姿を見て中上選手は、「やっぱり守っているだけでは上にはいけない」と感じたそうです。しっかりとマネジメントすることも大事だけど、攻めるところは積極的に攻めていく。試合の取組みへのいい刺激になったようです。

今後めざすは、日本アマチュアゴルフ選手権と日本ジュニアゴルフ選手権競技での優勝と、日本オープンゴルフ選手権でのローアマチュアのタイトル。そのためにもこれまで以上にスイングやショットの精度の向上、フィジカル面での強化を図っていくという中上選手。高校2年生の今を最高のものにするために、これからも努力し続けます。

(編集:4years.)

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