〔Presented〕 企画制作:朝日新聞社メディア事業本部

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企画制作 朝日新聞社メディア事業本部

明治安田 地元アスリート応援プログラム

地元の若手アスリートを地域社会とともに応援しよう!

埼玉県

スポーツクライミング

野部 七海

のべ ななみ

世界王者をめざす二刀流のクライマー 自然の岩場にも挑戦

埼玉県のアスリート、スポーツクライミングの野部七海選手(埼玉県山岳スポーツクライミング協会所属)は、2023年特別国民体育大会の成年女子ボルダー(ボルダリング)で個人順位1位を飾るなど活躍し、「ワールドカップ優勝」を目標に掲げています。そしてもう一つ、自然の岩場に挑戦するロッククライミングでは、「世界の岩場を登りに行く」という夢も抱いています。

新聞記事で競技を知り達成感を追い求める日々

小さい頃から体を動かすことが大好きな野部選手はさまざまなスポーツにチャレンジしてきましたが、どれも1年もしないうちに飽きてしまったといいます。ところが、小学4年で出合ったスポーツクライミングだけは違いました。壁に設置されたわずかな突起に指や足をかけて全体重を支え、ゴールをめざす競技に「こんなに面白いスポーツがあるのか!」と感じ、「ドハマりして何時間でも登り続けました」と熱中したそうです。

▲小学生で競技をはじめ、「ドハマりした」頃の野部選手

スポーツクライミングの魅力については「難しい課題を登り切ったときの達成感は、他の何ものにも代えがたいです。難しければ難しいほど『攻略したい』という気持ちが強くなりますし、何日もかけて登ったときの達成感は相当なものです」と話します。

練習を積み重ね、2022年にはボルダリングユース日本選手権倉吉大会ジュニア女子で優勝するなど、将来を期待される選手へと成長しました。

地元の人々には「感謝することが多い」と実感

野部選手は23年から明治安田「地元アスリート応援プログラム」に参加していています。

最初にこのプログラムのウェブサイトを見て驚いたのは、さまざまなスポーツの選手が支援を受けていることでした。「大きな企業は人気のあるスポーツしか支援しないのでは、という思い込みがあったのですが、マイナーなスポーツもサポートしてくれていると知って、とても魅力的なプログラムだと思いました」

▲はじめて海外での試合に臨んだときの野部選手

実際に参加して感じたのは、「地元に感謝する機会が本当に多い」ということでした。

「プログラムに参加することで、地元の方々からの応援メッセージが増えて大きな力になりました。熊谷の人はみんな本当にあたたかい人ばかり。インスタグラムのDMで、“応援しています”とメッセージを送ってくださる方も多く、本当にたくさんの方に支えられていることを日々実感しています」

サポートしてくれる方々とワールドカップ優勝めざす

プログラムの支援金でトレーナーをつけることができ、競技環境も良くなりました。「トレーナーさんについてもらうことで、今までのトレーニング内容をガラっと変えることができたので、また一段上に進めたなという成長を感じています」

これまでは足首の脱臼骨折などけがに悩まされてきましたが、負傷が癒えて臨んだ23年10月の特別国民体育大会では、成年女子ボルダー(ボルダリング)の埼玉県代表として出場し、個人順位1位に輝き、埼玉県2位に貢献しました。24年2月のボルダージャパンカップでも11位に入り日本代表に選ばれました。

「体とメンタルが大きく変化しました。今までは自分の体の感覚やイメージだけで登っていたんですけど、トレーナーさんがついてからはいろんな体の使い方とか動かし方を学び、実際に活かせて登れているので、レパートリーやバリエーションが増えました。体の使いやすさが変わったことで、クライミングへの向き合い方も変わり、結果も出てくるようになりました」

トレーナー以外にもたくさんの方々の応援やサポートのおかげで目標に向かうことができていると野部選手は言います。

▲埼玉県鷲宮町での遠征で練習に励む野部選手

日本代表の中でワールドカップに参戦できるのは、選考会を兼ねたボルダージャパンカップの上位6位のみ。24年は夢の舞台に手が届きませんでしたが、今後の目標に向けて強い意気込みを語ります。

「まずは代表に選ばれたので、トレーニングの成果を出せた手応えを感じています。次はワールドカップに出たい。そのためには代表選考会で上位に入らないといけないので、25年のボルダージャパンカップで6位以内に必ず入ることが次の目標です。そしてワールドカップを経験して、26年か27年までにはワールドカップで優勝したいですね」

今秋は3度目のチャレンジで完登に挑む

野部選手は室内に設置された人工の壁だけでは飽き足らず、自然の岩場のクライミングにも熱を入れています。「私、試合で誰かに勝ちたいというよりも、どんな壁でも『絶対登りたい』と思っちゃうタイプなんです」。だから将来の目標は、ワールドカップの年間総合優勝と、「自然の岩場で、これまで女性が誰も登ったことのないルートを完登すること」だと言います。

自然の岩場を登るロッククライミングの魅力について「落ちたらどんな危険があるか分からないけど、その緊張感がたまらない。登るほどすごい景色が見られるのも感動的です」と話します。

「地元に近い秩父や二子山、三峰をはじめ、静岡、長野など全国の岩場を登っています」と野部選手。あるとき、知人から「秩父で新しいルートの開拓をしてみないか?」と誘いがありました。

「開拓」とは、誰も登ったことがない魅力的な岩場をはじめて登り、ルートを切り開くこと。開拓者にはルートに名前を付ける栄誉が与えられます。高い技術と精神力が求められ、同世代で開拓分野に足を踏み入れる人は日本にはまずいません。以前から前人未到の岩場を前に目を輝かせていた野部選手は俄然やる気が湧いたといい、これまでに3本のルートを開拓しました。

「1本目は『海』と名付けました。自分の名前の一文字でもありますが、秩父が1700万年前まで海だったことにちなんでいます。2本目は、私がはじめてユースで世界進出したタイミングだったから『要』。3本目は、石灰岩に生えた苔をかぶって頭から白くなったことにちなんで『粉雪』と名付けました」と、ネーミングの発想は唯一無二です。

▲野部選手は室内だけでなく自然の岩場にも挑む

今秋は、長野県川上村にある小川山の完登に挑む予定です。これまでに2度経験がある山で、中学時代に臨んだ1度目は2割も登れず「こんなに難しいのか」と感じました。23年の再チャレンジでは「トレーナーさんと練習したおかげで不安定だった足首を気にせず、1度目にできなかった部分をさらっと登れました。8割までは行けたので希望はある」と、手応えをつかみました。まだまだクライミングの面白さを知らない人は多いと思うので、たくさんの人にクライミングの魅力を発信していきたいです」と、抱負を語ります。

より高い目標を掲げ、より難しい課題にチャレンジし、クライミングをより多くの人に知ってもらいたい。室内のクライミングと自然の岩場のロッククライミング、二刀流で登り続ける野部選手は、向上心も天井知らずです。

(取材・制作:4years.)

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野部 七海

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貢献したい地元:埼玉県熊谷市

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