徳島から描く夢は全英・全米制覇! 地元と家族の伴走で上をめざす
徳島県のアスリート、女子アマゴルフの岡部薫選手(徳島市城西中学校2年)は、2024年のJLPGA全日本小学生ゴルフトーナメントinふくしまで優勝など輝かしい成績を重ねてきました。中学2年の今も、地元や家族の伴走に支えられながら、将来の全英・全米オープン制覇を夢に描きます。
小1で目覚めたゴルフの楽しさ
小学1年のときに父・涼介さんに連れられて訪れた打ちっぱなしのゴルフ練習場で、はじめてクラブを振った楽しさが忘れられません。「私はほんまに素人です」と謙遜する涼介さんですが、このきっかけが岡部選手のゴルフ人生の出発点になりました。小学2年になって地元のジュニアスクールに所属。スクールで出会った先輩たちがコースでみせるショットに目を奪われて「あんなふうになりたい」という憧れに火がつきました。
はじめての大会は20年の第122回ラビッツチャレンジカップJr.ヨネックス杯兵庫。9ホールの初心者向けとはいえ、同世代のプレーヤーたちとコースを回る経験に魅せられました。フリークラス3位入賞で盾を手にした喜びは忘れられない思い出です。
成長は日々の積み重ねが生み出しています。学校から帰ると練習場に直行。1時間半ほど打ち込みます。帰宅後はパターマットで約50球のルーティンをこなします。体幹を中心としたトレーニングも欠かしません。小学4年のときに先輩を通じて出会ったコーチにも指導をあおぐようになりました。ねらいの置き方やコースの攻め方など「考え方」を高める対話を重ね、実戦に反映させます。得意クラブはアイアン。ショットの方向性と飛距離が伸びて、スコアも伸びていきました。
メンタル面の重要性も自覚しています。「他人のスコアに振り回されない」「自分の目標に集中する」、そんなポジティブな気持ちで一打に入ります。小学6年で臨んだ全日本小学生ゴルフトーナメントでは、決勝で自分のスコア管理に徹し、見事に全国制覇しました。日本一の実感と無数の「おめでとう」の言葉が、大きな自信を生んでくれました。
地元・徳島で家族と歩む成長の日々
練習場へは祖母が送ってくれます。仕事を終えた涼介さんが練習場で岡部選手に合流し帰宅。父と娘はゴルフについても語り合いますが、ちょっとしたけんかになることも。話しやすい親子関係だからこそです。ただし、涼介さんは「技術はコーチに任せています」といい、コーチと岡部選手を尊重しています。祖父と祖母、そして涼介さん、岡部選手の4人でコースを回ったこともありました。家族にとってかけがえのない思い出です。
地元・徳島の地も岡部選手の今の礎になっています。コンパクトな街は、練習場やゴルフ場へのアクセスが容易です。どこにいっても、岡部選手を知る人が励ましの声をかけてくれます。地元の眉山カントリークラブから眺めるふるさとが、心を落ち着かせます。好物はもちろん地元の阿波牛。全日本小学生ゴルフトーナメント優勝の後は焼き肉で祝いました。
数々の試合を通じて、同世代の仲間の輪も広がっています。コースを回り、LINEを交換し、ふだんはゴルフ以外の話題でも盛り上がります。しかしグリーンでは「負けたくない」。
憧れるのは同じ四国出身の河本結プロ。はじめて見に行った大会で、名前入りのタオルを掲げていたら、ボールを手渡してくれたことが思い出です。いっしょに写真も撮ってくれました。技術だけでなくファンサービスの温かさにも心をつかまれました。
プロテスト合格をめざし、その向こうに世界も
明治安田「地元アスリート応援プログラム」を知ったきっかけは、明治安田のワッペンをつけている選手を涼介さんがみかけて、ホームページで調べたことでした。地元・徳島のコミュニティーで受けた声援を、これからの結果につなげ、次の世代にもつなげていきたい。岡部選手はそう願っています。
目の前の目標は、26年の日本ジュニアゴルフ選手権、そして日本女子アマチュアゴルフ選手権。中長期では、高校3年でのプロテスト合格をめざします。その先に、全英・全米オープン制覇の夢も。大好きなSnow Manの「君へ贈る応援歌」をプレイリストにいれて、今日も岡部選手は夢に向かいます。
(編集:4years.)
アスリート情報
徳島県
女子ゴルフ
岡部 薫
おかべ かおる
貢献したい地元:徳島県徳島市
あなたのそばのアスリートを検索