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明治安田 地元アスリート応援プログラム

地元の若手アスリートを地域社会とともに応援しよう!

東京都

体操

大倉 由梨

おおくら ゆり

“美しい体操”に向け技術も意識も進化した“体操界の期待の星”

東京都のアスリート、体操の大倉由梨選手(バディ塚原体操クラブ所属)は、2024年にアジアジュニア体操競技選手権大会、カナダ国際の種目別ゆかで優勝している期待の選手です。高校2年生になった現在は、活躍の舞台をシニアに移し、“美しい体操”を追求すると同時に、憧れられる選手をめざし、人間性にも磨きをかけています。

ロンドン在住中に母親が気付いた才能

大倉選手が体操をはじめたのは4歳のとき 。父親の仕事の関係で移り住んだロンドンで、公園のロープや平均台で器用に遊ぶ姿を見た母親が、「この子は体を動かすことが向いている」と確信。雨の多いロンドンでいつでも体を動かせるよう、インドアで楽しめる体操クラブに通いはじめたそうです。

6歳で帰国後は東京のクラブに所属。小学2年生になると選手コースに上がり 、4年生では全日本ジュニア体操競技選手権大会に出場するほど上達していきます。「体操は練習した分だけ絶対うまくなる。新しい技ができるようになって、試合でいい結果が出せるのがうれしい」と言い、ハードな練習にも弱音を吐きません。

▲小学3年生当時の大倉選手

練習に励む八王子をもっと知ってほしい

自宅から片道1時間半の電車移動で通っている八王子の体育館で日々練習に励んでいる大倉選手。「私が日々全力で練習に取り組むことができる体育館のある町を、より多くの方々に知ってほしい」という思いから、明治安田「地元アスリート応援プログラム」に参加しています。

25年夏には、明治安田八王子支社主催の東京ヴェルディサッカー教室に参加し、当日は参加者の健康測定会をサポートするなど、交流を深めました。

また秋には、クローバーフェスティバルで演技を披露する機会があり、「自分の演技を見たこどもたちが楽しそうにマットや跳び箱に挑戦している姿を見て、私も元気をもらいました」と大倉選手は笑顔で語ります。

「体操は野球やサッカーのようにテレビ中継されることが少ないので、どういうポイントに注目して見ればいいか知らない方も多いです。そうした方たちに、明治安田「地元アスリート応援プログラム」のイベントを通して、クラブがある八王子や、体操の魅力を伝えられたらうれしいです」

▲ジュニアの国際大会で優勝も経験している大倉選手

けがの試練を乗り越えてパフォーマンスアップ

国際大会で数々のメダルを獲得し、日本体操協会ジュニアナショナル強化指定選手に選出されるなど、順風満帆にトップ選手に駆け上がってきた大倉選手ですが、25年2月に大きな試練が訪れました。

「24年末から数ヵ月にわたって左足に痛みがあり、検査を受けたところ手術が必要だと分かりました。痛みを我慢しながら練習を続けることも可能でしたが、少しでも早く復帰できるように2月に手術をしました」

けがで長期間練習できなくなるのははじめての経験でした。

「同じクラブのほかの選手が練習しているなか、思うように練習できないのが苦しかったです」

その間に取り組んだのが、段違い平行棒の倒立姿勢の改善や基本の強化。4種目ができるようになったのは5月上旬ぐらいで、8月に出場した全国高等学校総合体育大会体操競技大会(インターハイ)では、平均台8位、全日本ジュニア体操競技選手権大会では、段違い平行棒・平均台10位、個人総合12位と結果を残しました。

「けがをする前のレベルには戻せませんでしたが、大きなミスなくできて、今後につながる試合になりました」

そして、26年3月の全国高等学校体操競技選抜大会で、平均台で見事優勝。

「練習のときから意識していた股関節や膝の使い方を試合でも同じようにできたのが良かったと思います。ただ、ゆかはまだ(技の難易度を示す)Dスコアを戻しきれていないので、まずはアジアジュニアで優勝できたときのDスコアに戻していけるように頑張りたいと思っています」

▲技術だけでなく、表現力にも磨きをかけることが今後の目標

世界大会をめざし、美しい体操を極める

けがをしてから大倉選手は、競技以外、日常生活でも意識の変化がありました。

「母と一緒に勉強をして、栄養バランスや食事のとり方など食生活を意識するようになりました」

けがを克服し、またひとつ成長した大倉選手。26年の目標は、9月の全日本シニア体操競技選手権大会で個人総合3位に入ること。また、12月の全日本体操種目別選手権平均台で3位に入ること。

その先にあるのが、28年の世界大会。そこでの大倉選手の目標は、団体でメダルを獲得することだそうです。「個人総合は全部自分ひとりの戦いで、自分の演技内容がすべて結果につながります。チーム全員で力を合わせて4種目ミスなくつなげて、最後に良い結果が残ったとき、全員で喜びあえるので。私は団体が好きです」

けがを防ぐためのコンディショニングを徹底し、日常生活からアスリートの意識を高めていきたいという大倉選手が尊敬するアスリートは、「体操競技ではないんですけど、大谷翔平選手」と話す。競技力だけでなく、人間力も兼ね備えているアスリートであり、大倉選手の理想に近いのかもしれません。

全力で体操に打ち込んでいる八王子で応援してくれる方に向けて、「競技を続けていけるのは、周りの人の支えや協力があってこそだと思っているので、イベントを通じて八王子の方と交流し、体操の楽しさや、体操でなくてもいろいろなことに挑戦することの大切さを伝えたいです」

女子4種目のなかでも、特に美しさが求められる平均台とゆかを得意とする大倉選手。けがで思うような練習ができなかったときでも、芸術性・表現力は意識していたそうです。ジュニアからシニアへ、活躍の場も段階を上げた今後、大倉選手の“美しい体操”が国内外を問わず、見る人を魅了することでしょう。

(編集:4years.)

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