中学生最後となる2026年を次なるステージへの大きなステップに
青森県のアスリート、男子ゴルフの小山田遼雅選手(八戸市立下長中学校3年)は青森県八戸市で生まれ育ち、現在、東北ゴルフ連盟育成選手に選ばれるなど将来有望な選手です。2025年の日本ジュニアゴルフ選手権競技では男子12〜14歳部門で4位タイの好成績を残すなど、これからのさらなる活躍が期待されています。
スイングの楽しさに心奪われ、ゴルフの道へ
トップレベルで争う選手としては、ゴルフのスタートはやや遅い方でした。最初に親しんだスポーツは水泳でした。小学校に入るとスイミングスクールに通うようになり、しばらくすると競技性が強くなるアスリートコースへの加入を打診されましたが、練習時間や日程が変わることから、あまり気が進まなかったといいます。
ゴルフに出合ったのは、そんなときでした。6歳年上の兄・泰雅(たいが)さんは、祖父の影響でゴルフをするようになっていました。その兄の練習についていき、試しにクラブを振ったところ、「球を打ったりスイングしたりすることが楽しくて、夢中になっていました」と心をつかまれました。はじめて出た大会でも、参加は5人ほどながら優勝し、さらにゴルフにのめり込むようになっていきました。
ただ、小学校4年ではじめて出場した大きな大会では、壁にぶつかりました。「緊張からか、シャンクと呼ばれるミスショットがたくさん出てしまいました」。地元に戻り、当時習っていたレッスンプロに指導を受けて、自分のスイングを取り戻すまでに1週間ほどかかったそうです。
ゴルフを通して人見知りも徐々に克服
もともとは人見知りしやすい性格だったという小山田選手。ゴルフでもはじめて一緒に回る人とコミュニケーションを取るのが苦手でしたが、この1年で多くの試合に出るようになって、少しずつはじめての人ともコミュニケーションを取ることができるようになってきたと言います。それもあって、最近では試合にもリラックスして臨めるようになったそうです。
年齢的に身体が伸び盛りの時期で、身長も伸びてきています。練習の成果にプラスして体格がよくなってきたためか、ドライバーの飛距離も伸びているそうです。ただ、それと同時にショットの曲がり幅が大きくなり、OBが増え、スコアが悪くなってしまうことも。今は、飛距離が少しくらい落ちてもいいので、安定感をアップさせるように振り過ぎに注意しているそうです。
そのかいもあってか、25年7月に行なわれた「ザ・ジャパンジュニアプレーヤーズチャンピオンシップ」東日本決勝で2位、8月に行なわれた日本ジュニアゴルフ選手権競技の男子12〜14歳部門では4位という好成績を上げました。「しっかりマネージメントができたことが良い結果に繋がったと思います。無理にドライバーを使わないで刻んでパーを手堅く重ね、チャンスのときにしっかりバーディを取るようにしました」
地元・八戸市の美味しい食べ物が原動力
試合で遠征していることが多いという小山田選手ですが、地元に帰った時には、地場の美味しい料理が何よりも楽しみだと言います。特に地元のラーメン店、「麺山」の『こってりした豚骨しょうゆラーメン』は、「味が濃くてこってりしているものが好きな自分にぴったりなので大好きです!」とのこと。
また、日曜日の朝には、太平洋を臨む青森県八戸市の館鼻岸壁で開かれる「館鼻岸壁朝市」にもよく行くそうです。八戸地域の海産物、農産物はもちろん、青森、十和田、田子、むつ、岩手県北からも出店していて、コーヒー、ラーメン、そば・うどんなど、イートインが多いのも特徴。小山田選手は、「朝早く起きてその日一日がスッキリするし、市場で食べられる焼き鳥がとても美味しいんですよ」と話します。
環境改善を重ね 青森を地盤にさらなる高みへ
25年に明治安田「地元アスリート応援プログラム」に参加して1年間、練習や大会遠征の環境改善ができたことも大きかったそうです。大会遠征では、それまでは遠征費節約のため車中泊が多くありましたが、この1年間はホテルに宿泊してゆっくりと休むことができたので、体調がいい状態で試合に臨め、結果も付いてきました。
明治安田「地元アスリート応援プログラム」に再び応募したのは、地元青森を地盤として成績を上げていくために、継続的な遠征や練習器具の充実、パーソナルトレーニングの導入など、より競技に打ち込める環境を作りたいという思いからです。
26年の目標を聞くと、「まずは、25年に参加した大会でさらに上の成績を残したいです。特に日本ジュニアゴルフ選手権競技では、男子12〜14歳部門への参加は最後となりますので、ぜひ優勝したいです!」とのこと。さらにレベルの高い大会やプロの試合への出場、そして高校進学、高校卒業と同時にプロテスト合格、という夢に向かってこれからも邁進していきます。
(編集:4years.)