小学生で世界大会出場 あこがれは大谷翔平選手
北海道のアスリート、女子アマゴルフの斎藤碧夏(あいな)選手(札幌光星高校2年)は小学5年の2018年、世界ジュニアゴルフ選手権に出場、中学3年の全国中学校ゴルフ選手権春季大会では2位になるなど力を伸ばしています。23年の北海道女子アマチュアゴルフ選手権でも2位となりました。将来は世界の舞台で活躍したいと夢見る斎藤選手の挑戦は続きます。
力を伸ばし全国中学校ゴルフ春季大会で2位に
斎藤選手がゴルフをはじめたのは小学1年で、先にはじめていた3歳年上の兄・叶夢(かなむ)さんのレッスンについて行ったのがきっかけです。「機械からどんどん出てくるボールを打つのが楽しくて」。そのときから気持ちよく振り切れるドライバーが好きでした。
小学2年で地元の小さな大会に出場。「目標スコアを120に設定したのに、150もたたいてしまって、それが、すごく悔しくて」。それからたくさん練習して、小学3年で公式戦に出るようになりました。
18年には世界ジュニアゴルフ選手権(9~10歳の部女子)の日本代表を決める東日本決勝大会で1位になり、アメリカ・カリフォルニア州サンディエゴでの本戦に出場、15位タイになりました。「小学生のときは全国で上位になったのが世界ジュニアだけだったので、まだ全国の上位で争える選手とは思っていませんでした」
中学時代に徐々に力を伸ばし、最後の大会となった23年3月の全国中学校ゴルフ選手権春季大会で2位に。「それまで全然、全国で戦える成績ではなくて、公式戦ではじめて全国の表彰台にのぼれました」。好成績のきっかけは新しいコーチとの出会いでした。
斎藤選手は21年から北海道ゴルフ連盟の強化指定選手になり、合宿のときに、多くのプロゴルファーを育てた岩本砂織コーチに出会いました。「効率の良い練習や目的を持った練習を計画して実行しました。それまでうまくなりたいと、がむしゃらに練習していましたが、結果につながりませんでした」
コースマネジメントを心がけてスコアメイク
心がけているのはコースマネジメントです。「今まで練習場でいい球を打とう、真っすぐ打とうと思っていましたが、今はコースを想定して、ドローとフェードを打ち分けたり、風の強い日に備えて低い球を練習したりしています」
大会ではその日の天気予報を見て、何メートルの風だからこれくらい影響されるだろう、などと考えています。その成果が出て「難しいコースや天候が悪いときでもスコアを崩さず安心してプレーできるようになりました」。
高校1年の23年5月、北海道女子アマチュアゴルフ選手権で2位に入ります。その結果、北海道で開催されるプロのレギュラーツアーに出場できることになりました。ただ、出場した3試合すべてで予選通過ラインには届きませんでした。「プロは決めなきゃいけない、しびれるパーパットや、チャンスにつけたバーディーパットは決めてくる。パターが一番違うと思いました」
自身のパットは弱くてカップまで届かないこともありましたが、プロはオーバー気味のパットを入れていました。「気持ち、この1球に集中というのが全然違いました」。練習でもパットに時間を割くようになり、何本も連続で入らなければ練習を終えないなど、プレッシャーを自分にかけ、どんなときでも普通にパターを振れるように取り組んでいます。
今回、明治安田「地元アスリート応援プログラム」に応募したのは、ホームページで偶然見かけたことがきっかけでした。「北海道から全国の大会に出場するのは大変なので、費用的なサポート_いただけるのは有難いですし、なにより、地元の皆さんに貢献できるという主旨に共感して応募を決めました。地元の人たちにたくさん支えてもらって、ここまで来ることが出来ました。もっとたくさんの試合に出て、活躍することで地元に恩返しをしたいと思います」。
お気に入りはサッポロビール園 スープカレーも
ふるさと札幌にお気に入りの場所があります。自宅の近くにあり緑に囲まれ、赤レンガの煙突があるサッポロビール園です。「夏の朝にランニングに行くと、涼しくて緑もきれいで、秋は落ち葉がきれいで、冬は寒いけれど真っ白の雪景色になって、春は満開の桜が見られて気持ちがリセットされます」
お気に入りの食べ物は札幌名物のひとつ、スープカレー。「試合の帰りに寄って食べることが多いです。私のおすすめはキーマ納豆スープカレー」。北海道のおいしい野菜がたくさん入り、納豆でたんぱく質をとれるので完璧といいます。
そして、あこがれは北海道日本ハムファイターズから大リーグに渡り、今はロサンゼルス・ドジャースでプレーする野球の大谷翔平選手です。「小さいごろから応援していて、野球に対する強い思いをみて、私も強い気持ちでゴルフに取組みたいと思いました。大谷選手は世界で認められ、みんなから目標にされている選手なので、私もみんなから応援されるような人になりたいと思います」
将来的にはアメリカのツアーで優勝できるような強い選手になりたいという斎藤選手。3年になったら受けられるプロテストに合格することをめざして、日々、練習に励んでいます。
(取材・制作:4years.)