伸び盛りの17歳!25年の目標はプロテスト一発合格
北海道のアスリート、女子アマゴルフの斎藤碧夏(あいな)選手(札幌光星高校3年)は小学1年からゴルフをはじめ、2024年の「8地区強化指定選手チーム選手権」の個人戦では見事優勝を果たすなど力を伸ばしているゴルファーの一人。今年の目標はプロテスト合格。将来は世界の舞台で活躍したいと夢見る斎藤選手の挑戦は続きます。
小学生で世界を経験、中学では全国2位に
斎藤選手がゴルフをはじめたのは小学1年で、先にはじめていた3歳年上の兄・叶夢(かなむ)さんのレッスンについて行ったのがきっかけです。
小学2年で地元の小さな大会に出場。「目標スコアを120に設定したのに、150もたたいてしまって、それが、すごく悔しくて」。それからたくさん練習して、小学3年で公式戦に出るようになりました。
18年には世界ジュニアゴルフ選手権(9~10歳の部女子)の日本代表を決める東日本決勝大会で1位になり、アメリカで開催された本戦に出場、15位タイになりました。「小学生のときは上位になったのが世界ジュニアだけだったので、まだ全国の上位で争える選手とは思っていませんでした」
中学時代に徐々に力を伸ばし、最後の大会となった23年3月の「全国中学校ゴルフ選手権春季大会」で2位に。「それまで全然、全国で戦える成績ではなくて、公式戦ではじめて全国の表彰台にのぼれました」。好成績のきっかけは新しいコーチとの出会いでした。
21年からは北海道ゴルフ連盟の強化指定選手になり、合宿のときに、多くのプロゴルファーを育てた岩本砂織コーチに出会いました。「効率の良い練習や、目的を持った練習を計画して実行できるようになりました」と、コーチとの出会いがプレーに及ぼした変化についても語ってくれました。
不調を乗り越えての優勝は、大きな成長の証
24年は、斎藤選手にとって試練の年でした。「思うようなプレーができなかった時期が続いた」と振り返るように、6月の「日本女子アマチュアゴルフ選手権」では予選を通過できず、大一番で結果を残せず思い悩んだといいます。
「どうしても優勝したい試合だったので、コースガイドで準備をするなど自分の中では対策をしたつもりでしたが、ショットの調子に波があるのが一番の課題でした。その結果、アプローチやパターでも波に乗れずリズムが作れませんでした」
しかし、打つまでの時間をあえて短くして考えすぎないようにするなど、自身でメンタルをコントロールすることを意識しプレーすることで徐々に成績は上向くように。ミスをしてもあまり考えすぎず、次の一打を意識するようになりました。
その成長が顕著に現れたのが24年12月に開催された、「8地区強化指定選手チーム選手権」。「難しいコースで、少しでも曲げてしまうとスコアを落としてしまうところでしたが、ショットがとても安定して良いゴルフができました」と振り返るように、個人戦では見事優勝を果たしました。
明治安田「地元アスリート応援プログラム」に応募したのは、ホームページで偶然見かけ、「北海道から全国の大会に出場するのは大変なので、費用的なサポートをいただけるのは有難いですし、なにより、地元の皆さんに貢献できるという趣旨に共感して応募を決めました」と斎藤選手。
10月に参加した「明治安田レディスオープンゴルフトーナメント」では、アマチュアの中で1番の成績を残し手応えをつかみました。「この大会から少しずつ調子が上向いたことで、12月の優勝につながったんだと思います」と、参加できたことへの感謝も口にしていました。
大谷選手のように、誰からも愛されるアスリートをめざす
ふるさと札幌のお気に入りの場所は、自宅の近くにあるサッポロビール園です。「夏の朝にランニングに行くと、涼しくて緑もきれいで、秋は落ち葉がきれいで、冬は寒いけれど真っ白の雪景色になって、春は満開の桜が見られて気持ちがリセットされます」
お気に入りの食べ物は札幌名物のスープカレー。「試合の帰りに寄って食べることが多いです。お薦めはキーマ納豆スープカレー」。北海道のおいしい野菜がたくさん入り、納豆でたんぱく質をとれるので完璧といいます。
そして、憧れは北海道日本ハムファイターズから大リーグに渡り、今はロサンゼルス・ドジャースでプレーする大谷翔平選手です。「小さいころから応援していて、野球に対する強い思いをみて、私も強い気持ちでゴルフに取り組みたいと思いました。大谷選手は世界で認められ、みんなから目標にされている選手なので、私もみんなから応援されるような人になりたいと思います」
将来的にはアメリカのツアーで優勝できるような強い選手になりたいという斎藤選手。25年の目標は、プロテストに合格すること。将来の大きな夢に向かい、日々練習に励んでいます。
(編集:4years.)