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明治安田 地元アスリート応援プログラム

地元の若手アスリートを地域社会とともに応援しよう!

栃木県

女子ゴルフ

齋藤 愛桜

さいとう あいさ

収穫と課題のあった2025年を経て、3度目のプロテストへ

栃木県のアスリート、女子ゴルフの齋藤愛桜選手がゴルフをはじめたのは小学生時代。2024年には「ザ・ロイヤルジュニア」で見事優勝し、全英女子アマチュアゴルフ選手権への出場を果たしました。高校卒業後は、地元のゴルフ場で働きながら練習を積み重ね、念願のプロテスト合格をめざしています。

プロキャディーの父のもと、自然とゴルフの道へ

齋藤選手がゴルフをはじめたのは小学6年生のときでした。父の優希さんは、かつて丸山茂樹選手や申ジエ選手についた経験のあるプロキャディーです。小さいころから父の仕事場でもあるプロの試合会場によく足を運んでいました。このため自然とゴルフの世界に入れたといいます。「ほかにも習い事をしていましたが、何か一つ夢を見られるようなことに打ち込ませたいと思いまして」。そんな両親の後押しがありました。

しかし、はじめた当初を振り返ると、「センスがないと感じて、なかなかうまくなりませんでした」と明かします。でも、根っからの頑張り屋です。父が見守るなか、努力を重ねました。球をがむしゃらに打つなかでスイングのコツをつかみました。ゆったり構えて振り切ることで、曲がることも多かったドライバーの飛距離は伸び、現在では平均230ヤードといいます。

▲小学6年で、ゴルフをはじめたころ

ただ、思うような成績がなかなか残せませんでした。24年の日本ジュニアゴルフ選手権競技(女子15~17歳の部)で21位タイにとどまるなど、全国規模の大会になると、上位に食い込むことができなかったのです。「曲がったり、外したりすると、ついマイナス思考に陥りがちでした」

転機になったのは、高校3年になったばかりの24年4月、茨城県で開かれた大会「ザ・ロイヤルジュニア」でした。海外の選手も集うなか、首位と2打差以内が6人という混戦状態でスタートした最終日。齋藤選手は手堅くスコアをまとめ、2位の選手に2打差をつけて最終ホールにのぞみます。見事にバーディーパットを決め、優勝に輝きました。

それまでは大会では、つい前のめりになってしまっていたのですが、この大会には「普段どおりのプレーでいこう」と家族と話して挑んだそうです。心がけどおりのプレーを貫きました。この優勝で自信を得たと同時に、平常心の大切さを胸に刻みました。

この優勝で出場権を得た全英女子アマチュアゴルフ選手権は、6月にアイルランドで開かれました。齋藤選手にとって、はじめての海外での大会となりました。この大舞台には、やはり父の優希さんがキャディーとして帯同しました。

強い風が吹くなか、フェアウェーも「どこよりも硬かった」という厳しい条件でした。しかし、優希さんと一緒にコースを見極め、予選を突破しました。有力な海外勢に囲まれるなか、ベスト32に食い込みました。

また、やはり「ザ・ロイヤルジュニア」の優勝で出場権を獲得し、25年3月にベトナムで開かれたアジアパシフィック女子アマチュア選手権でも、海外でプレーする経験を積みました。

▲いつもランニングをしている長峰公園で

25年ははじめてのプロのトーナメントにも出場

25年は、プロのトーナメントにも2戦出場しました。はじめて出場したプロの大会は「ヨネックスレディスゴルフトーナメント2025」。24年の「14th YONEX Golf Junior Championship 2024」で優勝し本戦出場権を獲得しての参加です。

感想を聞くと開口一番「とにかく楽しかったです」と話してくれました。初日に同組で回ったのが、その大会で優勝を果たした髙野愛姫プロで、トッププロと一緒のラウンドでさまざまなことを学んだようです。「テクニックはもちろんですが、ルーティーンとか気持ちの持ち方とか、見ているだけで学べることが本当にたくさんありました」

ただ、プロとの差もやはり感じたようで、「決めきるところでしっかり決めてくるのがトッププロ。自分なら緊張してミスをしてしまうような場面で、気持ちの強さを感じました」とも。でも「そのプロとの差を感じられたことは自分にとって良かった」と、前向きに捉えられているようです。

プロトーナメントの2戦目は「明治安田レディスゴルフトーナメント」でした。すでにプロの大会の経験があったとはいえ、やはり緊張してしまったそうで「調子がなかなか上がらないなかでの出場だったので、自分的には不甲斐ないラウンドになってしまいました」

とはいえ、2日目の上がり2ホールを連続バーディーで締めるなど良かった点もありました。「でも、まだまだプロの試合で通用するという気持ちにはなれなかったです」と言いつつ、「いや、やっぱり『通用する!』っていうぐらいの気持ちでいかないと、プロテストも受からないのかな、と思っています」と頼もしいコメントも。

26年の7月は、3度目のプロテストに挑戦します。「25年のプロテストは、ずっと辛い、苦しい、怖い、という感情に支配されてしまって、全く楽しめずに終わってしまいました。なので、26年は楽しく自分のプレーができるようにしたいです。難しいとは思うのですが、それが一番の課題だと思っています」

地元への感謝を忘れずに、日々努力してプロへ

25年の冬からスイングやグリップなどを徹底的に見直し練習に勤しんでいるという齋藤選手がリラックスできる場所は、やはり地元だそうです。特に「長峰公園」と「高原山」はお気に入りの場所だそうで、「長峰公園はランニングコースの一部として走っているところで、春は桜がとてもきれいで夜にはライトアップもされています。高原山は、矢板市が一望できる場所があり、すごくリフレッシュできます」とのことです。

明治安田「地元アスリート応援プログラム」に再び応募したのも、やはり地元への愛着が根底にあるとのことで、「地元に夢や活力を届けられる選手をめざし、よりいっそう競技に打ち込み成長したい」という思いからだそう。25年には地元でのゴルフコンペやJリーグ開催スタジアムでのウォーキングのイベントにも参加し、地元のスポーツ好きの方々と触れ合い、楽しい時間を過ごせたと話してくれました。

25年は、残念ながら目標とする結果に届かなかったという齋藤選手。でも、そのおかげで自分自身の課題や弱点を明確にできたといいます。26年は「課題克服に重点を置き練習や試合に取組み、地元で応援してくださる方への感謝の気持ちを忘れずに、愛されるプロゴルファーになれるよう日々努力したいと思います」と、誓いを胸にプロテスト合格と再びのプロトーナメント出場をめざします。

(編集:4years.)

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さいとう あいさ

貢献したい地元:栃木県矢板市

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