〔Presented〕 企画制作:朝日新聞社メディア事業本部

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明治安田 地元アスリート応援プログラム

地元の若手アスリートを地域社会とともに応援しよう!

神奈川県

カヌー

齋藤 彰太

さいとう しょうた

手応えは確信へ、2024年は日本で一番の地位を確立する!

神奈川県のアスリート、カヌー(スラローム)の齋藤彰太選手(三重県スポーツ協会所属)は、2023年、目標としていたフランスでの大舞台出場は逃したものの、さらなる成長への手応えをつかんだといいます。「24年は僕が日本で一番という地位を確立したいと思います」と言い切ったそのまなざしは、しっかりと次のゴールを見つめています。

海外大会の敗退で得られた自信と重要な気付き

急流に設定されたコースにゲートが設置され、パドルを駆使しつつ通過し、ゴールまでのスピードを競うカヌースラローム。パドルの形状によってカヤック(両側にブレードがあるパドルを使う)とカナディアン(ブレードが片側のみのものを使う)の2種目に分かれていますが、齋藤選手は、カナディアンで戦うアスリートの一人です。

▲齋藤選手はパドルのブレードが片側のみのカナディアン種目が専門です

兄弟4人が全員カヌーの選手という、地元でも評判のカヌー一家の次男として生まれた齋藤選手。3歳上の兄・康祐さんは、「カヤック」の日本を代表する選手の一人です。

次男である齋藤選手がスラロームの練習をはじめたのは小学4年の頃でした。地元の神奈川県相模原市に流れる道志川で練習を重ね、6年のときに全国少年少女カヌー大会で全国大会初制覇。高校1年でNHK杯2位の他、日本代表(U23)にも選出。さらに21、22年にはA代表にも選ばれ、日本代表としてワールドカップを転戦しました。

そして23年、齋藤選手は大学には行かずにカヌーに全集中し、フランスで開催されるビッグイベントへの出場をめざしました。しかし、今回は切符を獲得することはできませんでした。

悔しい思いはしたものの、自身の成長に対する手応えを得ることはできました。特に10月のアジア選手権大会 では、かなり攻めたレース展開で「国際大会で金メダル争いができるぐらいのタイム」をたたき出しました。
「結構きわどいゲート通過をしてしまい、それが不通過とジャッジされました。50秒のペナルティを受け、15位という結果に。自分としてはいいレース展開ができたので、すごく悔しい思いをしました」
この敗退で得られた課題が、次のステップに進む上で重要な指針となっています。

「普段どおりのレースをすれば、決勝に残れる位置にはいました。確実に決勝に上って、そこで1位を取ることが大事だったと反省しました。レースの準備の仕方、レース展開の読み、どのように決勝まで上っていくのか、 どこが大事になるのかということを、もっと明確に認識すべきでした」

勝つためには戦略が必要であり、レースは準備の段階からはじまっている。子どもの頃からカヌーをはじめ、当たり前のように勝利を重ねてきた齋藤選手にとって、この気付きは重要でした。

反省点を活かしてワールドカップ出場権をつかむ

そして新年度に入った4月のレースで、齋藤選手は明らかな成長を周囲に見せつけます。

24年度のワールドカップに派遣する日本代表を決める大会で2位に入りました。しかも、1位の羽根田卓也選手に肉薄するタイムでした。

「前年の反省点を活かすことができたと思います。コースの難易度もすごく難しいセットだったので、予選はペナルティを取られる可能性をできるだけ排除するために、自分をコントロールして、確実なレース展開にしようと考えて臨みました」

フィジカル面の強化も成果につながったといいます。

「今年の1月から4月まで、今夏フランスの世界大会に出場する台湾代表選手と練習しました。彼はすごくフィジカルが強い選手で、その影響も受けて自身の強化が進みました。その中で、カヌーのコントロールに関しては上達していると思うのですが、パワーの部分、「漕力」ではまだ世界レベルに届いていないと課題に感じました。今はその改善に取り組んでいるところです」

齋藤選手の言葉を借りれば、「波に頼るのではなく、自分の力で進む力」が必要なのです。もともと流れに乗ることを得意としていただけに、その伸びしろの大きさを考えると、今後の成長への期待度も高まるばかりです。

ただ、本場の欧州の選手たち、つまり世界のトップクラスの選手たちのレベルは非常に高く、日本、あるいはアジア代表クラスの選手たちであっても、決勝進出は非常に難しいレベルにあります。齋藤選手もそこは冷静に捉えていて、24年度のワールドカップの目標も、「確実に準決勝に進出して、決勝にどこまで近づくことができるか」と考えています。

「24年は力をためる期間だと思っています。次の最高峰の大会に向けた準備を淡々とやっていく我慢の年です。そして、25、 26年度のワールドカップで準決勝進出を当たり前にできるようにし、段階を踏んだ上で世界の大舞台でメダルを獲得したいと思います」

▲地元の皆さんが整備してくれた道志川のコースは、実家から車で20分ぐらいの場所

地元・神奈川の応援は「本当に大事なもの」

齋藤選手には夢が2つあります。一つは兄の康祐選手と一緒に4年に1度の国際大会に出場すること。そしてもう一つの夢が、地元の相模原市にカヌー文化を浸透させることです。

「競技者を増やすことがカヌーを広めることになります。だからこそ世界で成果を出してカヌー競技の魅力を伝えたいです。相模原市にはスプリントができる宮ヶ瀬湖もあれば、スラロームができる道志川もあります。カヌー競技を広めることで相模原市なら本格的にカヌーができると、相模原をカヌーの街として有名にしたいです」

現在は、協力を申し出てくれた三重県スポーツ協会に所属していますが、自分を育ててくれた家族、そして地元神奈川県への感謝の気持ちを忘れたことはありません。

「明治安田『地元アスリート応援プログラム』に参加し、23年も地元の皆さんからたくさんの応援メッセージをいただきました。それは自分の背中を押してくれる一部になっていて、気持ち的にも助けられました。地元の方々の応援は本当に僕にとって大事なものなので、今後も応援していただけると、とても嬉しいです。スポーツは人にエネルギーを与えられるものだと思っているので、僕が活躍して、自分の地元には齋藤っていうすごい選手がいるんだと自慢できるような選手になりたいと思っています」

24年秋の大会に注目、羽根田選手に勝って頂点へ

24年秋には、「国民スポーツ大会」と「日本選手権大会 令和6年度日本カヌースラローム選手権大会 第47回NHK杯全日本カヌースラローム競技大会」が控えています。

「どちらも優勝して、すなわち羽根田選手に勝って、日本の一番は僕だといいたいです」と言い切ります。

羽根田選手は日本カヌー界の第一人者であり、世界大会のメダリストです。その選手に勝利して頂点に立てば、齋藤選手の時代がいよいよ幕を開けると言っても過言ではありません。

ワールドカップでの戦績もさることながら、この秋、どんなパフォーマンスを見せてくれるのか、レジェンド選手とどんな戦いを繰り広げるのか、非常に楽しみです。

(取材・制作:4years.)

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齋藤 彰太

さいとう しょうた

貢献したい地元:神奈川県相模原市

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