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明治安田 地元アスリート応援プログラム

地元の若手アスリートを地域社会とともに応援しよう!

山形県

女子ゴルフ

柴﨑 香凛

しばさき かりん

山形からプロゴルファーに そしてプロ大会を山形に

山形県のアスリート、女子ゴルフの柴﨑香凛選手は、2021年の世界ジュニアゴルフ選手権東日本決勝大会13~14歳女子の部を制し、25年にはプロトーナメントにも出場した県内有数の有力選手です。現在は、地元のゴルフ場などでトレーニングを積み、7月のプロテストに向けて準備を進めています。

サクランボに蔵王連峰、山形への愛着深く

柴﨑選手がゴルフをはじめたのは、小学5年生のときでした。仲の良いクラスメートと同じ地元のゴルフスクールに通うようになりました。「まっすぐ、遠くまで飛ばせると本当に気分が良くて」。ゴルフの魅力に引き込まれました。

▲こどものころから、ひたむきにゴルフに取り組んできた柴﨑選手

山形大学付属中学に進学し、中学2年の世界ジュニアゴルフ選手権東日本決勝大会13~14歳女子の部で優勝。中学3年のときは地元山形県の代表として国民体育大会(現・国民スポーツ大会)で個人総合19位タイに入りました。

成長著しい柴﨑選手。進学先は、ゴルフの練習環境が整い、有力選手どうしで切磋琢磨できる県外の高校という選択肢もありました。山形県は、冬は雪のために閉鎖されるゴルフ場が大半で、全国大会や大きな大会は関東や関西での開催が中心です。それでも、あえて地元の高校を選びました。

地元名産のサクランボやラ・フランス、名物の芋煮が大好きだという柴﨑選手。地元の山形市では蔵王連峰の景色をあおぐことができ、何といっても温泉の魅力があります。生まれ育った山形市への愛着に勝るものはないといいます。

▲芋煮が好物という柴﨑選手

けがからの苦境を座禅で乗り越え

高校1年の春、世界ジュニアゴルフ選手権東日本決勝大会15~18歳女子の部で準優勝します。東北ゴルフ連盟の強化指定選手に選ばれるなどして、練習に打ち込んでいましたが、高校2年の春、思わぬアクシデントに遭遇してしまいます。

校舎で教室のドアに右手の人さし指を挟んでしまいました。痛みが残り、ショットのたびに気になります。次第にスイングも崩れ、思うような球が打てません。メンタルも崩し、苦しい時期が続きました。「ゴルフはショットもアプローチもパターもさまざまな面をバランス良くこなせないと、成績が出せません。それにはメンタル面の強さが欠かせません。けがで本調子でないときは厳しかったです」

苦境で支えてくれたのが、周囲の人たちでした。柴﨑選手の父智敬さんは、お寺の住職です。父に言われたわけではありませんが、お寺の本堂で座禅を組み、瞑想に取組みます。静かな気持ちを少しずつ取り戻していきます。月1、2回、本堂に顔を見せるようになった姿を、智敬さんは静かに見守ったそうです。

「これをきっかけに一からやり直そう」。気持ちを切り替えようと努め、毎月、東京のコーチのもとに通いました。ジムでの筋力トレーニングにも力を入れます。高校2年の冬、痛みがなくなったころ、感じたそうです。「支えてくれた父母、見守ってくれるコーチ、応援してくれる地元の方々のおかげです。心技体が成長してきたと自分で分かるぐらいになりました」

明治安田「地元アスリート応援プログラム」に応募したのは、周囲の人たちに恩返しをしたいという気持ちからです。「地元で自分を鍛えあげて、プロになり、地元のみなさんが喜ぶような活躍をみせたい」。ゴルフ関連イベントなどの機会に地元の多くの人と交流し、郷土への思いを深めたいと感じています。

憧れだったプロトーナメントに出場

25年の7月、柴﨑選手は、昔から見に行っていて憧れの舞台だった「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント」の出場アマチュア選手選考会に参加しました。周りはプロの大会に出たいと願うレベルの高い選手ばかりのなか、柴﨑選手は見事2位となり、本戦出場権を獲得しました。「本戦に出てみたいという気持ちが強かったので、緊張というよりも集中してプレーすることができました」。予選会をホールアウトし、クラブハウスに戻ると、同行していた父から「良かったね」とねぎらいの言葉をかけてもらい、そして電話で祖父と祖母にも本戦出場決定の報告をしました。

そして9月、いよいよ本戦です。24年にステップ・アップ・ツアーに参加したことはあったのですが、そのときとは全く雰囲気が違います。こんな大勢の観客の前でプレーするのははじめてでやはりとても緊張したそうです。でも「緊張はしたのですが、普段の試合では味わえない雰囲気のなかでプレーできて、本当に良い経験になったと思います」と、今ではそれも糧にできているようです。

結果は、残念ながら予選落ちとなってしまいましたが、プロの試合というものがどんなものか、そして今自分に足りないもの、逆に通用すると思ったことが明確になったようです。「グリーンのコンパクションや速さ、ピンポジションのタフさ、ラフの深さ・強さなど、プロの試合のセッティングはやはりすごく難しかったです」 。ドライバーの飛距離など通用した部分もあったそうですが、パターの距離感、アプローチ、コースマネジメント、ミスしたときの切り替えなど、まだまだ足りない部分があることを実感したそうです。

そして、大会が終わって、練習で取り組むポイントが変わったそうです。「グリーン周りが特に大事だと思って、いろいろな状況から練習をするようになりました」

プロになり、地元のジュニアたちに夢を

26年3月に高校を卒業して、今は地元の山形ゴルフ倶楽部とさくらんぼカントリークラブを回らせてもらいながらプロをめざしています。また、月に一度は東京で堀尾研仁プロのレッスンを受けているとのこと。「高校生のときに比べて、大幅に練習時間が増えました。こんなレベルアップできる環境でできているのは周りの方々のおかげです。とても感謝しています」

7月からはプロテストが始まります。はじめて受験した25年は、1日目こそまずまずのスタートが切れたのですが、2日目につまずいてしまい、結果、1次予選を突破することはできませんでした。

「26年は、一次予選、二次予選は余裕で通過して、最終プロテストで20人以内に入って合格できるように頑張りたいです」

山形県内の高校や大学にはゴルフ部がある学校は少なく、プロをめざす人は県外のゴルフ強豪校に進学することが少なくないようです。柴﨑選手は、「山形にいてもプロになれるということを証明して、後進のジュニアたちが地元の高校に入ってもプロになれるんだという夢を持ってもらいたい」と言います。

冬季は雪が降りラウンドできないことが多々あります。全国大会など大きな試合のほとんどが関東や関西などで遠征費もかかります。それでも柴﨑選手は、地元山形にこだわります。「明治安田『地元アスリート応援プログラム』をはじめとしたサポートをいただけるおかげで、練習ができ、多くの試合に出ることができています。これからも地元山形で練習を積み重ね、プロになって恩返しをしたい」

目標は、プロになって賞金女王。その後、ツアー選手を引退したら地元山形でツアープロコーチとトレーナーになり、競技ゴルファーを育てたい。そして最終目標は、「山形で女子プロゴルフの大会を開催すること!」と言う柴﨑選手。高く大きな夢をもってこれからも邁進していきます。

(編集:4years.)

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貢献したい地元:山形県山形市

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