〔Presented〕 企画制作:朝日新聞社メディア事業本部

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明治安田 地元アスリート応援プログラム

地元の若手アスリートを地域社会とともに応援しよう!

奈良県

スポーツクライミング

谷井 菜月

たにい なつき

競技力と人間力を磨き、奈良県出身アスリートとして活躍めざす

奈良県のアスリート、スポーツクライミングの谷井菜月選手(奈良県山岳連盟所属)は、世界を舞台に活躍する選手の1人。2023年は念願だったワールドカップの表彰台に立てたことで、世界で戦う自信も得ました。目標としている4年後の世界最高峰の大会での金メダル獲得に向け、着実に歩みを続けている期待のクライマーです。

念願だったワールドカップの表彰台に

スポーツクライミングは、安全ロープをつけて高度を競う「リード」、登り切った回数を競う「ボルダー」、そして速さを競う「スピード」の3種目からなります。

▲小学2年のときから遊び感覚ではじめメキメキと頭角を現わした谷井選手

谷井選手が得意とする種目は「リード」です。制限時間の6分間で、高さ12m以上の壁のどの地点まで登れるかを競うものです。メンタルの強さに加え、壁に設置されたホールドとホールドの間を動いていくムーブの引き出しの豊富さも、谷井選手の大きな武器といえます。自由な発想で動く谷井選手のムーブは、独特のスタイルを持っています。

21年、17歳のときに出場したクライミングワールドカップ3大会(リード種目)でいずれも上位に食い込み、はじめて出場した世界選手権では世界のトップクライマーと互角に戦い、6位の好成績を残しました。22年は同ワールドカップでは全大会に出場し、7戦のうち6戦で決勝進出。表彰台まであと一歩という試合もありました。

そして23年、ついに9月のワールドカップ呉江(ウージャン)大会で3位を獲得。これまで決勝には進むものの、表彰台が遠い大会が続いていただけに、その喜びもまた格別でした。

「ワールドカップで表彰台に立つことができ、すごくうれしかったですね。メダルに届かないことが続いていたので自信になりました」

谷井選手はワールドカップ年間ランキングでも5位に食い込み、24年の出場権も獲得しました。

「頑張れば表彰台をねらえる位置にあると思うので、表彰台に何度か上がって、年間ランキングで3位以内をめざしたい」

ワールドカップで表彰台の常連ともなれば、その名がメディアに取り上げられる機会も増えてくることでしょう。競争の激しい日本のスポーツクライミング界に、いよいよ谷井菜月の名が躍り出ようとしています。

▲得意とする種目は「リード」。ハーネスを装着して完登をめざす(「Rock Master Arco 2023」提供)

レベルアップのために練習ではボルダーに取り組む

クライミングの24年シーズンは、4月の呉江のワールドカップではじまったのですが、谷井選手はこの大会で4位に入賞。7月からはじまるフランスでの国際大会に出場する各国の選手が多数参加する中、日本人最高位を獲得しました。

「実は2月の大会で足をけが(靭帯損傷)してしまい、思うように練習できない日が続いていたので決勝に残れる自信がありませんでした。それでも、決勝に残ることができたのは、次に向けての大きなモチベーションにつながりました」

24年に入っていきなりのけがは、谷井選手にとって大きな試練となっていました。トレーニングをしたくてもできない。そんなジレンマが焦りとなって不安ばかりが増していきます。そんな状況の中で好成績を残すことができたことは、自身の成長を実感できた出来事だったと語ります。さらに、「コンディションを整える大切さを認識したので、今まで以上にケアをしっかりやるようになりました」と、タダでは転ばない前向きな姿勢が今後の成長を予感させます。

では、谷井選手自身が考える、ステップアップするために克服すべき課題とは何でしょうか。

「競技のコースに、これまで以上に大きな動きが必要なケースが増えてきているので、ボルダーの練習を多めにとり入れています。ワールドカップでも、ルートの中に難しい動きが出て落ちてしまうことも多かったので、そうしたところにもしっかり対応できるように、ボルダーをすることで突破力をつける練習ができます」

24年夏の最高峰の戦いにおけるスポーツクライミング競技はボルダーとリードの複合で争われましたが、次の大会では「単一種目になると聞いている」(谷井選手)ことから、基本的に谷井選手が出場するのはリードの大会です。しかし、練習では積極的にボルダーに取り組むことで、遠くのホルダーに飛びつくような“大きな動き”にもしっかり対応できるようになる必要があると谷井選手は考えます。

「私は海外の選手に比べると比較的背が低いので、ホールド間の距離も他の選手よりは遠く感じますし、実際に国際大会のほうが国内より(ホールドへの距離が)遠かったりするので、そのあたりは克服しないといけない。タイミングがすごく重要になってくるので、ボルダーでその感覚をしっかり身につけていきたい」

谷井選手は、4年後の大きな目標に向かって、着実にその歩みを進めています。

▲「リード」が得意で、ムーブは独特のスタイルを持っています

地元の皆さんのサポートに勝利で貢献したい

海外での試合や、国内でも地元を離れての試合が多い谷井選手ですが、地元の人たちや友達の温かさを常に感じてきました。

「21年度から奈良県の地元アスリートとして明治安田さまにサポートしていただいており、今年度で4年目となります。1年目、まだ高校生で不安だった私を奈良支社の皆さまが温かく迎えてくださり、地元アスリートとして恥じない、強くてかっこいい選手になりたいと思いました。2年目の大学進学を考える際にクライミング選手としてやっていく決断ができたのも、金銭面の不安が軽減し、国際大会に出場できる目処が立ったことが大きかったです。今年度も、明治安田の地元アスリートとして、今まで以上に良い成績を残し、スポーツの力で、たくさんの人を元気にしたいと思っています」

谷井選手の地元、奈良県橿原(かしはら)市は、藤原宮跡をはじめとする歴史が息づき、美しい自然にあふれた土地です。季節ごとに、お気に入りの花の名所がそれぞれあり、谷井選手は自然に癒やされることが気分転換になっています。また肥沃(ひよく)な土地が育む野菜も大好物。特に自宅で祖母がつくっているさまざまな野菜や果物が、パワーの源にもなっています。

「家の横の畑で、農薬を使わない野菜をつくっているんです。コロナ禍で学校が休校になったときは収穫の手伝いもしていました。旬の採れたてを食べられるのが幸せですね。特に海外に行った後は、すごく食べたくなります」

クライミングに出合い、今も拠点にしているホームジムがあることも、谷井選手が地元を愛する大きな理由です。地元や企業などのさまざまな支援を糧に、世界で勝利をつかむことで奈良県に貢献したい――。谷井選手は、そう願ってやみません。

▲23年には、縁あって和歌山でジュニア育成のお手伝いをした経験も

世界最高峰の舞台で頂点に立ちたい!

谷井選手の大きな目標は、4年後に行なわれる世界最高峰の舞台です。

「出場するからには絶対に金メダルをとりたい」と谷井選手。だからこそ、「4年後を見据えてしっかりトレーニングしていきたいと思っています」と力強く語ります。一つひとつ課題を克服していけば、決してそれは夢物語ではありません。
奈良県、そして日本を代表するクライマーとして羽ばたこうとしている谷井選手の活躍に期待です。

(取材・制作:4years.)

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谷井 菜月

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貢献したい地元:奈良県橿原市

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