快進撃でプロの大会にも出場へ! 今後の成長が楽しみな13歳
広島県のアスリート、女子アマゴルフの寺岡虹(こう)選手(府中市立府中学園8年/中学2年)は中国地区の各種大会で上位の成績をおさめ、2023年の全国小学生ゴルフ大会で優勝するなど優勝カップのコレクションは増える一方で、25年にはプロのツアー大会への出場も決定しました。今後の成長が楽しみなジュニアゴルファーの一人です。
レギュラーツアーでしっかり結果を残したい
「先にお姉ちゃんがはじめていて、気付いたら自分もやっていました」。4歳のころ、趣味がゴルフだった父の靖二さんと2歳年上の鈴音(りおん)さんと一緒にゴルフ練習場に行くようになったそうです。「当たったらボールが飛ぶのが楽しかったです」
小学校に上がると大会に出場するようになり、4年の終わりごろには、22年の「世界ジュニアゴルフ選手権日本代表選抜大会・西日本決勝」の9~10歳女子に出場し、3位の座を獲得。これを機に、プロゴルフ選手になりたいと思うようになったといいます。そしてこれ以降、寺岡選手は目覚ましい戦績を残していきます。
6年のときには、中国地区で開催された3大会で優勝。さらには23年9月の全国小学生ゴルフ大会では、ついに全国制覇を果たしました。「絶対優勝したいと思って臨んだ全国大会だったのでうれしかったです」
中学生となっても勢いは止まりません。24年4月、「PGM世界ジュニアゴルフ選手権日本代表選抜大会(東日本決勝)」では、首位と同スコアながら大会規定により準優勝。9月、「ヨネックスジュニアゴルフ選手権」では、中高生の参加者のなかで総合優勝しました。そして極め付きは、25年4月に行なわれた「大東建託・いい部屋ネットジュニアゴルフトーナメント西日本決勝大会」です。2日間合計138で回り切り(6アンダー)、12~18歳の予選を勝ち抜いた大会参加者51人のなかでも、断トツの成績で優勝を遂げました。彼女はこの勝利で、「大東建託・いい部屋ネットレディス」25年大会の本戦への出場権を獲得。まだ13歳の寺岡選手が、プロのツアー大会に出られることになりました。
寺岡選手は、物怖じすることなく、こう言います。「レギュラーツアーに出られることが決まったので、そこで注目されるように、プロになってからの準備のためでもあるし、しっかり結果を残したいですね」
彼女の視線は、すでにさらなる未来を見据えています。
ドライバーの飛距離とアイアンの精度に自信
24年から25年にかけ、すばらしい成績を残してきた寺岡選手。自身の成長した点をどうみているのでしょうか。
「ドライバーの飛距離とアイアンの精度には、自信があります。ただそういつもうまくいくわけではないので、ショットが悪いときにもスコアをまとめられるように、アプローチとパターの精度をもっと上げていきたいです」。ドライバーの平均飛距離は、「230ヤードはいってて、当たったら240いきます」と、すばらしいパワーを持っています。「下半身をスイングの力にうまく変えられるようなトレーニングをしている」という効果の賜物でしょう。
そのうえ寺岡選手は、課題の一つでもあるアプローチの練習も重ねています。「スピン量のコントロールをしっかりできるように、専用の機械で数値を測りながらやっています」と寺岡選手。地味で根気のいる練習も積極的にこなします。
こうした、ゴルフの練習に明け暮れる毎日に、ときに友達と遊びたくなったりはしないのでしょうか。
「ゴルフが楽しくてやっているので、もうそんなに思わないですね。試合で結果を出せたときはもちろん楽しいですし、地元の人とか応援してもらえるのはやっぱりありがたいし、やりがいを感じます」
ゴルフが楽しい。勝つのが楽しい。快進撃はまだまだ続きそうな勢いです。
自分の活躍で地元の人に元気を与えられたら
寺岡選手にとって、同じくプロをめざして頑張っている姉の鈴音選手は、良きライバルであり、「絶対にゴルフで負けたくない」相手。でも家にいるときは、ともに地元の名物、府中焼きが大好きな仲の良い普通の姉妹です。そんな2人を応援する後援会は、22年にできました。
姉妹で結果を重ねていくことで、地元の注目度も日に日に高まっています。府中市役所を表敬訪問したり、後援会によるゴルフコンペなどで、多くのあたたかい声援をかけてもらいました。明治安田「地元アスリート応援プログラム」への応募の理由も、「自分が活躍することによって、地元の人に元気を与えられたらいいなと思ったから」と話します。
将来はプロの賞金女王になって、応援してくれる地元に貢献したいという寺岡選手。「ぜひプロになって活躍する私を見てほしいですね」
今後の活躍がますます楽しみです。
(編集:4years.)