〔Presented〕 企画制作:朝日新聞社メディア事業本部

〔Presented〕
企画制作 朝日新聞社メディア事業本部

明治安田 地元アスリート応援プログラム

地元の若手アスリートを地域社会とともに応援しよう!

静岡県

体操

海野 大透

うんの ひろと

多彩な技で世界へ! エンターテイメントとしてトランポリンを広めたい

静岡県のアスリート、体操(トランポリン)の海野大透(うんの ひろと)選手(サン、静岡産業大学クラブ所属)は、2023年ワールドカップアメリカ大会シンクロナイズド競技優勝、全日本トランポリン競技選手権大会個人3位など輝かしい実績を重ねています。自身の活躍を通してトランポリンを人気競技にしたいと考えています。

3歳からはじめ、家族との猛練習で才能が開花

海野選手が、トランポリンにはじめて乗ったのは3歳の頃でした。実家で祖母が「静岡トランポリンクラブ」を経営していたこともあり、「どちらかといえばレクリエーションの感覚だったかもしれません」と本人は振り返りつつも、「ちょっと跳ぶだけでも世界が変わるのが気持ち良かった」と、トランポリンに魅了されていきます。

▲3歳の頃の海野選手。トランポリンとの出合いは自然の成り行きでした

平日は放課後に2~4時間、土日は6~7時間、父親の大輔さんの指導を受け技術を磨いていきます。その厳しい練習で海野選手が手に入れた武器はジャンプの滞空時間と高さでした。多くの選手は1本のジャンプでの平均滞空時間が2.0~2.1秒とされていますが、海野選手の場合は2.2秒を超えます。

トランポリンは10回の連続ジャンプで技を組み合わせていく競技のため、1回の演技で空中にいる時間が他の選手より計1~2秒も長くなることになり、高いレベルの技を繰り出すことができます。

けがを経験して気付いたトランポリンへの思い

圧倒的な高さを誇る次世代のエースとして成長を続けてきましたが、一度だけ競技から離れたことがありました。高校1年の夏、着地に失敗し両脚の脛骨骨端線損傷という大けがを負います。治療とリハビリに3ヵ月。「当時、反抗期だったと思うんです。父親とけんかしたり、付き合っていた彼女もいたりして、そっちばっかりに夢中になってしまって……」。さらに3ヵ月、合計半年もの期間、トランポリンに乗らない毎日を過ごします。

それでも徐々に湧き上がるのは跳ぶことへの渇望でした。「跳ぶっていう毎日の習慣がなくなって、遊びに出かけてもどこか楽しくなくて。結局、トランポリンに戻りました。やっぱり新しい技ができたり、自分で思いどおりに動かせたりする感覚は気持ちいいんです」

浜松修学舎高校から静岡産業大学に進学する頃から国際大会にも出場するようになり、21年の世界選手権では団体銀メダルに。大学を卒業した22年には地元企業の株式会社サンに就職。働きながらも競技を継続し、22年10月の全日本トランポリン競技選手権大会で準優勝、川崎トランポリンジャパンオープンでは優勝という大きな結果を残しました。

▲22年12月の川崎トランポリンジャパンオープンで優勝

刺激を受けた大学生からのサポートや言葉

23年全日本トランポリン競技選手権大会でも3位に入りましたが、24年に入ってからは体調不良と足首の捻挫、かかとの骨折、腰椎捻挫とけがが続き、本来の調子を取り戻すことができませんでした。「世界大会代表への思いが強く、無理をしすぎたかもしれない」と振り返ります。

けがの影響で本来の力を発揮できず、残念ながら24年夏の国際大会への出場は断念。気持ちが大きく沈んでいたときに支えになったのは、ともに練習をしていた大学生の選手たちでした。

「彼らからのサポートや励ましの言葉に元気をもらうことができました。大学生の子たちは若いのでいろいろな練習をしていて、『うまくなりたい』という純真な気持ちで練習に臨む姿を見て、そうした気持ちを忘れたくないと思いました」

トランポリンの面白さをもっと知ってほしい

海野選手自身、トランポリンはまだまだマイナー競技だと感じています。

23年5月にあったトランポリン競技年齢別選手権大会は日本一を決める大会にもかかわらず、YouTube配信のリアルタイム視聴者は300人に届きませんでした。

「人にトランポリン競技をやっていると話したときに、『あれって跳んでるだけでしょ』って言われるのは悲しいです」と苦笑いを浮かべますが、「ジャンプは喜びの表現」とも語ります。弾むという行為で人は楽しい気持ちになったりうれしさを他者に伝えたりしますが、そのポジティブな感情を持ったトランポリン競技の面白さ、すばらしさを多くの人に知ってほしいと願っています。

▲演技で見る人を驚かせるだけでなく、エンタメとしてトランポリンを広めるのが目標

そのためにも、トランポリンの大会を単なる競技発表の場という今の性格にとどまらず、スポーツエンターテインメントの舞台に変えていけるよう、見せ方や演出などを工夫していきたいと目を輝かせます。選手として見る人を驚かせる演技をするだけでなく、社会人として、アスリートとしてトランポリンをもっと広めていきたい――。自身のキャリアを通して、そんな大きな目標を抱いています。

静岡市はスポーツに理解がある街

静岡から世界へ。その思いは誰よりも強いものがあり、遠征などから地元に帰ってくると「地元の良さを確認できる」といいます。オフの日になるとサイクリングやドライブに出かけ、景勝地・日本平から静岡市の夜景を見下ろす時間がもっともリラックスできるそうです。

地元を流れる安倍川もお気に入りの場所です。2日に1度は30分ほど、川の周辺をランニングしています。「水が流れる音と風が気持ち良いですし、名物の安倍川餅もおいしいですよ。静岡市は海も川も山も近く、自然に囲まれた街なので好きです」

23年度の明治安田「地元アスリート応援プログラム」に参加した際、「僕自身トランポリンしかやっていないので他の競技を知らなかったのですが、サイトを見て全国で活躍する若手アスリートが大勢いることを知って励みになった」と振り返ります。地元のイベントに参加した際には、「トランポリンはまだまだメジャーにはなっていないので、いろいろチャレンジしたいと思った」と今後の思いを語ってくれました。

「静岡市って応援してくれる人が本当に多い、スポーツに対しての理解がある街だと感じています。成績や行動でお世話になった地元の方に恩返しをしたい。そう思っています」

誰よりも高いジャンプと志で、海野選手は今日も跳び続けます。

(取材・制作:4years.)

アスリート情報

静岡県

体操(トランポリン)

海野 大透

うんの ひろと

貢献したい地元:静岡県静岡市

海野 大透選手が参加したイベントをチェック

あなたのそばのアスリートを検索

競技で探す

選手名で探す

地域で探す

キーワードで探す

トップ
アスリート
一覧
イベント
レポート