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三菱地所ホーム
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01 INTERVIEW

〜社員が建てた理想の家〜 理想の家づくりは全てを
さらけ出すことから始まる

施主が自身の好みに合わせて理想の住まいを設計することができる「注文住宅」。そのノウハウをよく知るプロが、プライベートでどんな家を建てているか気になりませんか? 三菱地所ホームのホームコンサルタント 野村美記さんに、自社で建てたというご自宅を見せていただきました。住む人のこだわりを最大限に適えた空間はどうしたら実現できるのか。現場で培ってきたプロの視点と、自宅を建てた経験者の視点から、注文住宅で押さえておきたいポイントを教えてもらいます。

空間全体をモノトーンにまとめた
シックなたたずまい

OWNER
三菱地所ホーム株式会社 神奈川事業部長 野村美記さん

家を建てたいお客さまと、設計士の橋渡しをする「ホームコンサルタント」として活躍してきた。お客さまと打ち合わせを重ねながら、住まいへ求めるものを聞き出し、整理し、理想の家の形を見つけていく仕事は、朝早いことも、夜遅いこともあるハードなものだが、やりがい十分。夫と二人暮らし。休日はもっぱらゴルフのアウトドア派。

VISION
  • 01 全館空調のエアロテックを導入して開放的な空間にする
  • 02 仕事が忙しいので家事が楽にできる動線を考える
  • 03 外の視線が気にならないつくりにする
扉や壁を減らした
開放感のある空間

都内の住宅地に建つ3階建ての野村さんの住まい。敷地面積が19坪程度と決して広くはないが、自社の全館空調「エアロテック」を採用し、扉や壁のないつくりにしたことで、各フロアを広々と使った開放感のある雰囲気に。生活上の動線を考え抜き、3階の寝室横に洗濯機と室内干し場、クローゼットを設けている。インテリア、エクステリアともにモノトーンにまとめ、すっきりとシックなたたずまい。

INTERVIEW

生活動線を細かく
意識した設計に

──ご自宅は、いつ、どういう経緯で建てられたのでしょう?

ちょうど10年前、30歳になる頃です。結婚して最初の住まいを探すとなり、実は初めは一戸建ての注文住宅を建てるつもりは全くなく、中古マンションを探していたんです。ところがなかなかいい物件に出会えず、先にこの土地に出会ってしまいました。最寄りの駅からは少し距離があるのですが、旧借地権付きで相場より少し安く、ここは放っておくとすぐに売れてしまうだろうと思ったので、その場で即断。社内でも、一戸建てを建てるのはたいていが30代後半くらいからが多いので、私はずいぶん早かった方です。

──中古マンションの購入から注文住宅はかなり大きなシフトチェンジです。どんな家にしたいかすぐに決められましたか?

はい、20代からイメージがあったんです。何よりも弊社の全館空調「エアロテック」を入れたくて(笑)。一台の室内機で、家中の隅々まで快適な空気を保ってくれるもので、性能のよさはわかっていましたから、自分が家を建てるならぜひ全館空調にしたいと思っていました。

夫も私も仕事がハードなので、家事はどうしても二の次になる。だから家事が楽な家にしたいという意味でも、全館空調は最適だと思っていたんです。実際に10年使ってみてわかるのですが、空気をきれいにしてくれてホコリがあまり出ないので掃除がかなり楽。水まわりなどどうしても湿気の多いところの壁にカビがつくようなことも全くないですよ。

──設備から考えていくというのはなかなか珍しいですね。機能を生かせるようなつくりにしていったのですか?

全館空調を入れていれば家全体の空気が快適に保たれるので、3階建ての各階にはドアや壁などの仕切りをほとんど設けていません。1階はカーポートとゲストルーム。2階がリビングダイニングと水まわり。3階が寝室とランドリー兼クローゼット。3階に洗濯機を置いているのが、通常の住宅からすると我が家は変わっていると思います。通常であれば、洗濯機は2階のバスルームのそばに置くことが多いと思うのですが、自分の動線から考えると、洗濯して、干して、しまうまでが一度にできるので、私にとっては3階にあるのが自然だなと思いました。

2階のリビングダイニング。仕切りのないつくりで、ワンフロアを広々と使っている
3階のランドリースペース。洗濯する~干す~しまうまでの動線がここで一気に行える。アイロン台も設えてあり、忙しい日々を過ごす人には何より便利なスペース

──洗濯機の横に室内の物干し場があり、アイロン台、収納までの一連の流れが移動することなくできるんですね。これは確かに便利そうです。

日々働く人にとって、家事の時間が十分に持てないことは、ストレスになりがちだと思います。私もそういう一人なので、家事の負担を軽減してくれる家になればいいなと。私は家に帰るとまず3階に上がり、仕事着から部屋着に着替えます。そこで洗濯機に入れられる方が都合がいいんですよね。

──かなり細かい動線から空間を組み立てているんですね。

はい。仕事でお客さまと住まいを考えるときも、どういう生活をなさっているか、細かく細かくヒアリングします。可能な限り、今住まわれているご自宅にも伺いますね。普段どういう動線で生活をしているか、どこかに不便を感じていないか……。そこに空間づくりの秘訣(ひけつ)があると思うんです。たとえ家の“常識”とは違っても、求めていることになるべく正直につくった方が、満足する家になると、実感を込めて思います。

──野村さんのご自宅にはほかにも“常識”とは違うような点がありますか?

我が家は家族がまだ二人なので、ダイニングテーブルは不要だなと思い、置いていません。かわりにキッチンカウンターを広く伸ばして、ダイニングテーブルを兼ねるようなつくりにしています。限られた空間を広々と使えるように、家具の数をなるべく抑えたかったという気持ちがありますね。

実際、リビングダイニングの大きな家具はソファ程度。キッチン収納も大容量のものをつくりつけて、なるべくモノが出ないようにと考えました。また、リビングダイニングの窓は、周囲から中が見えないタイプの固定窓にしています。住宅地でお隣も近いので、やたらに窓をつくっても、視線が合ってしまう。全館空調で換気の必要もないので、ガラスブロックを入れた窓やスリット状の窓にして、インテリアのアクセントを兼ねつつ、室内に光を取り込んでいます。

モノトーンでまとめた家具。なるべく背の低いものを選び、空間ののびやかさを保っている
テーブルを兼ねるキッチンカウンター。ホームパーティーなどの際には友人たちがここに集って“スタンディングバー”のようになるそう

家は早いうちに
建てたほうがいい

──ホームコンサルタントとしてお客さまと数多くの家をつくる野村さんならではの視点が生かされているんですね。

自宅を建てる時は、自分が自分たち夫婦のコンサルタントの役割を担った感じです。実際に、資金計画などについても資料をつくって夫にプレゼンしました(笑)。

──野村さんは人生のかなり早い段階で注文住宅を建てられました。その経験を踏まえて、家を建てたい方にアドバイスされることはありますか?

早いうちに建てると本当にいいというのは声を大にして言いたいですし、まさに中古マンションか一戸建てかで迷っているというようなお客さまも多いので、自分の経験をお話しすることはままあります。

いくつかの住まいを経て、注文住宅はゆっくりと50代、60代で建てたいというようなイメージを持たれている方も多いと思うのですが、実は、現役でいちばん忙しく働く30〜40代の方こそ、自分の生活にぴったりと合った注文住宅を持つ利点がいくつも挙げられる。それは自分の経験から出てきたことです。確固とした自分の「ベース」を持てることで、仕事に集中できるんですよね。資金計画についても一度真剣に考えることになるので、いつ、どれだけのお金が出ていくか、がきちんと把握できますから、案外貯金もできるようになります。

──ホームコンサルタントとして活躍され、ご自分でも自社で注文住宅を建てられた。そのうえで、注文住宅を考えられている方に伝えたいことはありますか?

先ほども申し上げた通り、満足いく家づくりは、家に対する細かな要望をどれだけ拾い上げられるかにかかっていると思います。ですから、私たちホームコンサルタントや設計の人間に、そこをなるべくさらけ出していただいた方がいい結果につながる。極論ですが、片付けがうまくできないなら、玄関の横に大きな物置をつくるご提案ができるかもしれません。そういうことってきまりが悪くて、始めのうちはなかなか言えない方もいらっしゃるんですが、そこで我慢はしない方がいい。家に対する“常識”にとらわれないで、そのご家族、その住宅なりの正解を見つけていけばいいと思っています。そういうご要望にどれだけ寄り添って、新しい提案ができるかが、私たちの仕事のだいご味でもあります。

プロが教える注文住宅をうまく進めるポイント

  1. POINT1 現実の生活スタイルを
    ホームコンサルタントに伝える
  2. POINT2 理想のみを追求せず、
    住みやすさを考慮する
  3. POINT3 家は“こうあるべき”という
    常識にとらわれない

注文住宅は「理想の住まい」を設計するもの。それだけに多くの施主が、生活の利便性より憧れの空間づくりに目を向けがち。けれども、その先の長い人生を共に過ごす空間だから、重視すべきは「住みやすさ」。個人の生活習慣に合わせた住まいを設計することが望ましい。ヒアリングの場で日常の過ごし方を聞かれたとき、恥ずかしがって隠したり、かっこつけたりせず、現実のライフスタイルやプライベートな過ごし方をホームコンサルタントにありのままに伝えることが、一生暮らせる理想の住まいを手に入れる第一歩になる。

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