選手と同じユニホームを着た約300人の親子らが、
JR篠ノ井駅前の恐竜口公園から試合会場の長野Uスタジアム付近(長野市)までの約4㌔を歩く
「MS&AD なでしこウォーク in 長野 2022」(MS&ADインシュアランスグループ、朝日新聞社主催)が10月9日に開催された。
スタジアムに向かう一歩一歩に込めた勝利への願いを、なでしこに届けた。
完歩後は、ゲストによるトークショーで試合の見どころを押さえた後、「MS&ADカップ2022」を観戦。「実りの秋」を満喫した。
世界へ挑戦するサッカー日本代表に、グローバルに挑戦する当社グループを重ねあわせて、応援することで、日本代表の活躍にいつも元気と勇気をもらっています。
また、スポーツを通して、人々の健康や幸福感、well-beingを高める活動も進めています。
今日は、定員いっぱいの300名と多くの方にご参加いただき、長野の皆さまの、サッカーやスポーツに対する関心の高さに驚いています。実は今回、定員を大きく超える多数の方からご応募いただきました。今日お集まりの皆さんは、その中から当選した勝負運の強い方。そんな強運の皆さんから、ぜひ、なでしこにエールを送ってください。

原典之 代表取締役社長グループCEO

参加者からは「4キロは意外と短かった」、MS&ADカップ2022を前に「なでしこの試合を実際に生で見られるが嬉しい。ゴールも見たい」などの感想があがっていた。

なでしこウォークと試合までの間は、ゲストによるトークショーで盛り上がった。
トークショーの会場はUスタジアムの隣、南長野運動公園内の
長野オリンピックスタジアム(長野市営南長野運動公園総合運動場野球場)。
雲の合間からは、暖かい日差しが注いだ。
ウォークの心地よい疲れを人工芝の上で足を伸ばしながら、ゲストの軽妙なトークに耳を傾けた。
ゲスト



司会


日々野
――ウォークはいかがでしたか
北澤
「普段は歩くことより走ることが多いですね。だから4㌔の道のりが6㌔ぐらいに感じたな。でも、参加者の方と子育てについて語りあったりしながら、楽しく歩きました。ぼくは親父が長野(出身)なんで。子どものころ天竜川でよく遊んだ。そんな思い出もよみがえりました」
大竹
「沿道にリンゴや梨が実っているのを見て、おいしいそうと思いながら歩きました。後方からのスタートだったので、子どもたちと『あの人たちに追いつこうか』などと話して、どんどん追い抜いて行った。楽しかったですね。長野は車のドライバーが、歩行者がいるときちんと止まってくれるイメージがありますね」
宮間
「私はスタートからゴールまで双子のきょうだいと手をつないで歩きました。最近は運動することから遠ざかっているので、いいリフレッシュになりました」

日々野
――なでしこ初観戦の方も来場する
宮間
「声を出しての応援はまだできないですが、たくさんの人がスタジアムに入っているのを目にするだけでも、選手の気持ちはたかぶるものです」
北澤
「声で応援はできない分、拍手でスタジアムの雰囲気を作ってほしいね。気持ちを入れたプレーに拍手があると、選手はそれを感じ取れるので」

日々野
――最近のなでしこジャパンをどう見ていますか
北澤
「どうしても2011年にW杯で優勝したなでしこのイメージが強くて。それが、いい意味でも、悪い意味でもプレッシャーになって、結果が出なかった時代が続いていた。でも、(優勝を再現する)可能性が出てきた感じがする。得点がとれるFW田中美南選手(INAC神戸)がいたり、8月のU-20で大会MVPのFW浜野まいか選手(INAC神戸)がメンバー入りしたり。きっと、みなさんはなでしこ復活時代の目撃者になります」
大竹
「日本の武器の一つにフリーキックがあります。W杯優勝メンバーでは(宮間)あやが何度も何度もピンチを救ってくれた。セットプレーで得点をとれる選手に出てきてほしいですね」

日々野
――11年前、W杯を優勝した時は、澤穂希さん、宮間さんなど個性豊かな選手が多かった
宮間
「アハハ、個性しかなかった」
大竹
「そういう意味では、高校生からなでしこ入りする選手、特に、U-20でMVPの浜野まいか選手は個性的。とにかく泣き虫で、彼女自身のキャラクターがある。試合に負けると泣いちゃうし、勝っても自分が得点を取れないと泣いちゃう。そんな選手、これまでなかなかいなかった。浜野選手は、比較的遅い小3でサッカー始めたのですが、そこから人一倍練習して、負けずぎらい。W杯までさらにグンと伸びてほしいし、ぜひ覚えてほしい選手です」
宮間
「私たちの時代はキリンカップという国際親善試合が多かったですが、今のなでしこはMS&ADカップ。女子サッカーを支えていただき、本当にありがたく思います。私たちは11年前にW杯で優勝しましたが、なでしこジャパンは今まさに新しいページを開いているところ。ぜひ、今後も女子サッカーに注目してください」

第9回大会。豪州とニュージーランドが共同開催国となり、
2023年7月20日~8月20日(予定)の日程で過去最多の32チームが出場する。
第1回から連続出場中の日本は、第6回大会(2011年)以来3大会ぶりの優勝を目指す。
米国が過去8大会で4度優勝している。
- 主 催MS&ADインシュアランスグループ、
朝日新聞社 - 後 援公益財団法人日本サッカー協会、
長野県、長野市、長野県ウオーキング協会