クイズ第1弾(全2問) テーマ①「令和の米騒動」はどうして起こったの?
令和6年の夏、全国的にお米の品薄が広がって、小売店で品切れする様子や値段があがったりしている様子が「令和の米騒動」として連日メディアで報道されていましたね。これは、令和5年の夏の歴史的な猛暑でお米の収穫量が減って、小売店の在庫が少なくなっていたタイミングに、南海トラフ地震臨時情報の発令やインバウンドの回復による和食人気の高まりが重なったことで起こったことなんですよ。
現在、お米は例年より値上がりしています。ただ、値上がりが続く他の食料品と比べた場合にどうなのか。皆さんと一緒に考えてみたいと思います。
近年値上がりした食料品(イメージ)とお米の価格
クイズ第1弾 テーマ①
解説
ちなみに、お米の値段はここ30年間でみると下がっていたんですね(図)。
これまで私たちは、お米は買いたい時に買えて、物価高でも値段があまり変わらないものと思っていたかもしれません。だから、「令和の米騒動」は私たちにとって、お米の大切さを考えさせられる貴重な機会になったと思います。
図:消費者物価指数(令和2年基準)の推移
私たち消費者が購入するモノやサービスの価格の動きを表した指標「消費者物価指数」で表すと、平成2年から令和6年にかけて、物価全体を表す総合指数は1.18倍、食料品は1.43倍に上がっている一方で、米類は0.98倍に下がっている。
出典:総務省統計局「消費者物価指数」をもとに作成
しかも、お米をつくるのに欠かせない肥料などの値段も上がっていて、令和5年はこれまでで一番高かったんです※1。実際に、お米農家さんの経営はとても厳しくて、令和2年のお米農家さんや法人の数は、10年前から4割も減っているんですよ※2。
私は、私たちにとって大切な主食のお米を、この先もずっと食べ続けたい。そして、そのためには皆さんにも、私といっしょに、お米をより手に取って、おいしく味わうことで、お米農家さんを応援してほしいなと思います。
※1:農水省「農業物価統計」より。令和5年度の精算資材全体の数値は統計が残る昭和26年以来で最高となった。
※2:農水省「2020年農林業センサス」より
クイズ第1弾(全2問) テーマ②いま一番勢いのある野菜ってなんだろう
この質問に、「ブロッコリー!」と答える方、多いんじゃないでしょうか。ブロッコリーは、簡単に調理できて栄養価も高いことなどにより人気が高まって、なんと、ここ10年で購入される量が2割も増えたんですって!
令和6年の1月に発表された指定野菜への追加は満を持しての決定といえるかもしれませんね。ちなみに指定野菜は、既に食べられている量が多いか、今後多くなることが予想されて、安定的に食卓に提供する重要性が高い食べ物が選ばれるんですよ。これまでにキャベツやダイコン、ニンジンなど14の野菜が指定されていて、今回の追加は50年ぶりなんですよ!
野菜推しの私としては、今回のビッグニュースを追い風に、野菜全体の消費量がもっともっと増えることを期待しています!ということで、野菜をもっと食べたくなるクイズ!!
指定野菜とその重量の目安
出典:奥嶋佐知子監修『食品の栄養とカロリー事典 第3版』女子栄養大学出版部
クイズ第1弾 テーマ②
解説
実際に食べている量が256グラムだから、約100グラム足りていないんですね※1。
年代別だと20代が一番食べる量が少なくて、年代が上がるほど増える傾向があるようです。そして、残念ながら350グラム以上食べているのは、どの年代でも3割もいなかったみたいです・・・※2
ちなみに、せっかくなので果物は足りているのかどうなのか、確認してみましょう(果物推しの梅澤さんは別のクイズで登場しますよ~)。
野菜や果物は、がんや心臓病、生活習慣病の予防につながるビタミンや食物繊維が豊富に含まれているなど、健康な身体づくりに欠かせない食べものなのに・・・どちらもこんなに足りていないなんて、悲しいです。
ということで、果物をどの程度食べたらよいかも野菜と同じように紹介するので、皆さん確認してもらえたらと思います!
※1:厚生労働省、農水省「食事バランスガイド」
※2:厚生労働省、令和元年「国民健康・栄養調査」より。 20代以上の男女の摂取量に対して令和元年に調査した数値。
主な果物の重量の目安
出典:奥嶋佐知子監修『食品の栄養とカロリー事典 第3版』女子栄養大学出版部
野菜と果物それぞれどの程度食べたらよいかイメージできたのではないかと思います。
改めて、私たちに必要な野菜の量は1日350グラム※2、果物の量は1日200グラム※3ですよ。ぜひ皆さんもこの量を意識して、毎日おいしく野菜と果物を食べて、健康な身体づくりをすすめしょう!
※1 出典:農林水産省「世代·ライフスタイル別トピックス 若者単身者編 野菜·果物をとろう!」
※2 出典:厚生省(現厚生労働省)「21世紀における国民健康づくり運動:健康日本21」
※3 出典:厚生労働省「健康日本21(第三次)について~栄養・食生活関連を中心に~」