入賞作品紹介

全農賞
保護者の部
埼玉県 小松崎 留美 さん
応募方法:WEB

今週末のお弁当は何にしよう。おにぎりの中身は何にしようかな。毎週毎週同じことを考えていました。少年野球から中学硬式野球と7年間毎週考えてきたお弁当やおにぎり。 他の人から見たらたかが子供のお弁当、たかがおにぎりかもしれませんが、でもそうでもないのです。 暑くても寒くても、勝っても負けても、食べるお弁当やおにぎり。 試合の日は食べやすいおにぎりの持参が多く、お弁当よりもおにぎりの方が作るのに頭を悩ませました。飽きないで食べられるおにぎりの具は何だろうと、チームのお母さんたちと話したこともありました。 負けて涙を流しながら食べたおにぎり。こんな日は食べかけのおにぎりが残っていました。悔しかったんだろうな。と切なくなることもありました。 勝って仲間とワイワイしながら食べたおにぎり。こんな日は足りなかったよ??の言葉と一緒に空のお弁当箱。素敵な笑顔が見られました。夏は保冷剤で冷たくなってしまったおにぎり。保冷剤入れすぎだ??と二人で苦笑い。 たまにはコンビニのおにぎりが食べたいと遠慮気味に言ってくることもありました。へぇ~私のおにぎりよりもコンビニかい。と、ちょっとだけ寂しくなることもありました。 息子が大好きだったのは肉巻きおにぎりです。 俵のおにぎりを握り、お肉を巻き、焼く。簡単な工程ですが、これがまた奥が深い。ご飯にも味をつけてと言われて味を付けたら、ポロポロになり握りにくい。程よく味を付けるのが握りやすいポイント。お肉を巻き過ぎだのお肉が固いなど試行錯誤して見つけたお肉は、しゃぶしゃぶ用豚バラロースセット。このバランスが1番でした。 あれこれありますが、作っている時間も楽しいのです。今日の試合はどうかな?と考えながら、一生懸命悔いのないようにプレーをすれば良しと息子にパワーを送っていました。 硬式野球を引退した今、おにぎりを作ることはなくなりました。息子の野球をしている姿を見られなくなったのと同じくらい、おにぎりやお弁当を作れない事を寂しく感じています。7年間で何個おにぎりを握っただろう。 次のステップは高校野球。またおにぎりを作れる日を楽しみに過ごしていこうと思います。 息子よ、野球をやる姿もお弁当作りも楽しみにしているからね。おにぎりパワー最高です。

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