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[女性の美容と健康対談]木佐彩子さん×小柳衣吏子さん 冬の肌と腸にパイナップル

気温と湿度が低下する冬は、肌が乾燥しやすい季節。
さらに体内の水分が不足して便秘にもなりがちです。
そんな冬には、肌や腸内環境の改善に役立つというパイナップルがおすすめ。
パイナップルの効果について、フリーアナウンサーの木佐彩子さんが、
医師の小柳衣吏子さんに詳しく聞きました。

腸内環境と肌に作用する
豊富な食物繊維とセラミド

小柳 木佐さんは、普段からフルーツをよく召し上がりますか?
木佐 食卓に必ずフルーツが出る家庭で育ったこともあり、今でも欠かさず食べています。特にパイナップルは酸味と甘みのバランスが絶妙で、大好きなフルーツのひとつです。
小柳 フルーツを召し上がらない日本人が年々増えている中、すばらしいですね! 木佐さんがお好きなパイナップルには、豊富なビタミンCと食物繊維に加えて、グリコシルセラミドというパイナップル由来のセラミドが含まれています。セラミドはお肌のうるおいを守る成分としても知られています。今回、パイナップルが美容と健康に役立つ可能性を示すデータもとれました。
木佐 全然知りませんでした! 体に良いものはできるだけ日々の食事からとりたいと思っているので、朗報です。ぜひ詳しく教えてください。
小柳 パイナップルが美容・健康増進や腸内環境の改善に及ぼす効果について日本人女性を対象とした初めての臨床試験を実施しました。この臨床試験で、1日あたり100グラムのパイナップルを4週間継続摂取することで、お肌の調子の改善傾向と、腸内環境の変化、便通の改善という結果を得られました。
木佐 まさに夢のような結果ですね。その臨床試験は、4週間パイナップルを食べている人たちと食べていない人たちで、試験前と試験後を比較したのですか?
小柳 そうです。「便秘気味」という主訴を持つ人たちを対象として、肌に関しては、VASアンケート※でご回答いただきました。あくまでも主観的な自覚アンケートの結果ですが、お肌の「調子」「キメ」「うるおい」「シミ」について、下のグラフの通りパイナップルを食べていた人たちは有意に改善を自覚する結果が得られました。今後の研究で肌質の測定による客観的なデータで裏付けする必要はありますが、パイナップルにはお肌の調子を改善する効果があることが期待できますね。 ※100ミリの水平な直線上に、自覚症状の程度について印をつけてもらい、その長さを測定し自覚症状の程度を数値化する評価法。

木佐 パイナップルが肌に良いなんて知りませんでした。びっくりです。
小柳 そして腸内細菌を測定したところ、ルミノコッカスやブラウティアなどの善玉菌が増加していました。また、「排便回数(回・日/週)」「便量/日」のいずれも有意に増加していました。腸内環境の変化により便通が良くなったのでしょう。

腸内の善玉菌

木佐 排便の回数・量、全てが増えたんですね。腸内環境を整えることは、全身の体調を整えることにつながる、とよく聞きますが、お通じが改善されることで肌の調子も良くなるのかもしれませんね。
小柳 そうですね。腸内環境の改善は重要ですので、この様にきちんと数値として結果が出たのはうれしいです。この結果から、パイナップルを食べると善玉菌が増え、腸内環境を改善するのではないかと期待が持てます。
木佐 今までは、漠然と「体に良い」というイメージを持っていましたが、試験の結果を聞き、科学的根拠の裏付けがあることがわかりました。おいしいだけでなく、肌と腸内環境にも良いなんて、パイナップルを見る目が変わりますね。
小柳 まさに、パイナップルの〝おいしい〟話ですね!(笑)。臨床試験結果からも、1日100グラム(一口サイズで6切れほど)のパイナップルを継続してとることをおすすめします。

おいしくて大好きなパイナップルが お肌と腸に良いのはうれしいですね
毎日の健康的な食事に加えて 無理なく食べ続けることが大切です

コストパフォーマンスが高く
ローカロリーのパイナップル

小柳 木佐さんはいつもパイナップルを生のまま召し上がりますか?
木佐 お肉などと一緒に調理すると、たんぱく質を分解して柔らかくするということは知っていましたが、そのままが一番おいしいので生で食べますね。
小柳 ビタミンCは水溶性ですので、生食が一番です。パイナップルは生育に2年もかかりますが、1個300円程度で販売されています。最近はカットパインなどでも手軽に食べることもできますが、丸ごと買っていただいた方がお得です。切ってそのまま冷凍しておけば保存もできていつでも食べられますので、家計にも優しいフルーツと言えます。
木佐 本当にコストパフォーマンスが良いですね。冷凍したままスムージーにしても使いやすいですし、毎日食べられますね。ただ、果糖やカロリーが気になりますがどうなのでしょうか?
小柳 甘く感じるかもしれませんが、果糖は100グラムで1.9グラムほどなので気にされなくて大丈夫です。カロリーについても、100グラムで53キロカロリーと高くありません。フルーツのないショートケーキ1個(390キロカロリー)の7分の1程度です。
木佐 お菓子の方が、よほどカロリーを気にするべきということですね。パイナップルを食べるタイミングでおすすめの時間はありますか?
小柳 食物繊維が豊富なので食事の前がおすすめですが、あまりこだわらず、朝・昼・夜、いつでも気軽に召し上がってください。健康的な食事に加えて毎日無理なく続けることの方が大切です。パイナップルでこれからもさらに美しく輝いてくださいね。
木佐 先生、今日はありがとうございました! 早速、無理なく楽しいパイナップル生活を始めます。

PROFILE
フリーアナウンサー 木佐彩子さん

きさ・あやこ/1971年東京生まれ。小学2年から中学2年まで父親の仕事でロサンゼルスで暮らす。94年フジテレビ入社。01年12月男児出産。現在、フリーアナウンサーとして活躍。

アオハルクリニック院長 小柳衣吏子さん

こやなぎ・えりこ/1998年順天堂大学医学部卒業後、同大学病院勤務などを経て、2011年にアオハルクリニック院長に就任。専門分野は皮膚科、美容皮膚科。ウェルエイジングをめざす人たちのため、日々探求している皮膚の専門家。

知っておきたいパイナップル Q&A

パイナップルの鮮度の見分け方は?

葉が濃い緑色で葉先がピンとしているものがおいしいパイナップルの証拠です。

食べごろはいつですか?

パイナップルはバナナやメロンなどと違い、収穫後に時間をおいても追熟しません。表皮の色具合と果肉の熟度は必ずしも一致しないため、購入時が「完熟」の状態で食べごろです。

保存方法を教えてください。

葉の部分を1cmほど残してカットし、冷蔵庫の野菜室に入れてください。皮つきのままなら3~4日、カットしたものは2~3日以内にお召し上がりください。食べやすい大きさにカットしたものは、ラップに包むか保存袋に入れて冷凍保存できます。