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朝日新聞社メディアビジネス局

ヤマザキ動物看護専門職
短期大学 2019年4月開学

産業界と共につくる
専門職短期大学 第1号

1967年の創立以来、動物看護分野のパイオニアとして教育・研究を進めてきたヤマザキ学園は、55年ぶりの新学校種となる専門職短期大学の設置認可申請を行い、この度、文部科学大臣より「ヤマザキ動物看護専門職短期大学 動物トータルケア学科(3年制)」の設置が認可された。人とコンパニオンアニマル(伴侶動物)の共生をめざす日本獣医師会の藏内勇夫会長とヤマザキ学園の山﨑薫理事長が、日本初となる専門職短期大学に求められる動物看護師像について語った。

獣医師と動物看護師は車の両輪。さらなる活躍に期待

公益社団法人 日本獣医師会 会長 藏内勇夫さん

国家資格化も視野に、動物看護分野のリーダーを養成

学校法人ヤマザキ学園 理事長 山﨑 薫さん

——来春、少子高齢社会に求められる動物看護師を養成する「ヤマザキ動物看護専門職短期大学」(東京都渋谷区)が開学します。

藏内 この度の設置認可、本当におめでとうございます。ヤマザキ学園は日本の高度成長期に動物看護教育の草分けとして創設され、多くの優秀な動物看護師を輩出してきました。我々獣医師としても動物看護師は、動物、飼い主、獣医師の橋渡しをしてくれる大切な存在であり、高いレベルが求められる重要な職業だと考えています。

山﨑 ありがとうございます。私たちは動物愛護の精神にのっとり、創立から50年にわたり動物看護分野の教育・研究の発展に邁進してきました。当初は、動物看護という学問分野が認められず苦労もありましたが、専修学校から4年制大学まで教育体制を整え、今回55年ぶりの新学校種となる専門職短期大学を開学することになりました。「すでに専門学校と4年制大学があるのに、なぜ新しい学校をつくるのか」と聞かれることばかりでしたが、専門職短期大学はペット関連産業界(動物医療を含む)と共につくる今までにない新しい教育機関です。ペットフード、保険、生活用品、リゾートなど、次々と登場する新商品やサービスの正しい情報を飼い主に伝えるとともに、人とペットの高齢化に対応し、必要性の高まる訪問看護や在宅ケアの知識も併せ持つ、次世代を担う動物看護師を養成したいと考えています。学科名を「動物看護学科」ではなく「動物トータルケア学科」にしたのは、動物の生から死までに寄り添う動物看護師の活躍が期待されるからです。

藏内 すばらしいですね。日本では長らく動物はモノとして扱われていました。「命あるもの」と認められるようになったのは、2000年に動物愛護管理法が施行されてからです。

山﨑 動物が市民権を得た瞬間でした。

藏内 そうですね。家族の一員に位置付けられ、同時に犬や猫の長寿化も進みました。人間に「かかりつけ病院」が必要なように、コンパニオンアニマルも「かかりつけ動物病院」を持ち、日頃の健康相談から食事管理、診療、介護に関する適切な指導や助言を受けられるようにする必要があります。こうしたことをトータルに行うには、チーム獣医療が欠かせません。動物医療が高度化かつ専門化するなか、動物看護師はますます欠かせない獣医師のパートナーになっていくでしょう。今回の専門職短期大学の新設は、極めて意義あることだと思います。

——特色ある授業が展開されるようですね。

山﨑 まず、専任教員の4割以上は、産業界からの高度な能力を備えた実務家教員です。その半数は、学術論文等の研究業績を有する教員となります。また、450時間の学内実習に加え、動物病院や関連企業・団体等での臨地実務実習では、将来、産業界を担う人材の研修を行うことにより、教育と産業が結び付きます。早い段階から経験を通して学ぶことができるのも特色の一つです。

藏内 産業界と連携することで、学生の見聞を広めるだけではなく、産業界の活性化にもつながるという相乗効果が生まれるのではないでしょうか。ヤマザキ動物看護専門職短期大学には、人間性と倫理観を兼ね備えた高度専門職業人、さらにいえば社会のリーダーになりうる人を養成してほしいと思います。

山﨑 先生にご指導をいただきながら、新学校種としての責任を全うしたいと思います。今、先生のおっしゃった人間性や倫理観は大切ですね。動物看護師は、飼い主ともコミュニケーションが取れなければなりません。喜び、不安、悲しみ、そのすべてに寄り添う心が必要です。それに、動物は自分の症状を言葉で伝えられませんから、細かい変化に気づく感性を養わなければなりません。つまり、動物の代弁者としての役割も担うわけです。本学の建学の精神である「生命への畏敬(いけい)」「職業人としての自立」を学生たちと共に継承して参ります。

藏内 そうですね。動物にとって獣医師は、注射をしたり痛いところを触ったりする「怖い人」ですが、動物看護師は自分たちの味方となり、守ってくれる存在です。動物との間にしっかりと信頼関係を築き、よきパートナーになってもらいたいと思います。

——動物看護師の国家資格化に向けた動きもありますね。

山﨑 本学園の創始者は、動物看護師という新しい職業の確立と国家資格化をめざしていました。動物看護師の資格は、英国、米国、オーストラリア等の国際社会においてすでに国家資格化されています。いよいよ日本でも、日本獣医師会の多大なるご支援のもと、日本動物看護職協会に動物看護師国家資格化推進委員会が発足され、私は委員長を拝命し、活動に取り組んでいます。

藏内 一日も早く国家資格になるべきでしょうね。技術、教育、人間性が公的に保証されれば、獣医師も信頼して医療に従事できますし、飼い主も安心して動物を預けられます。

山﨑 今回の本学認可は、これからの社会において動物看護師が必要とされている証と受け止めています。この認可は、国家資格化へ向けた大きな後押しであり、私共としても一層の励みになります。

——動物看護師の職域拡大にも関係する、新たな動きがあるそうですが。

藏内 2013年に、医学と獣医学が一つになり、人と動物の健康と環境を守るため、日本医師会の横倉義武会長と私は、「ワンヘルス」という世界的取り組みに関する協定書を取り交わしました。

山﨑 すばらしいことだと思います。人と動物が共生する平和で豊かな社会をめざすことが私達の使命ですね。

藏内 はい。「ワンヘルス」は世界的な動きであり、こうした活動にも動物看護師の力が必要です。ヨーロッパに行くと必ず聞かれるのが「動物愛護がどこまで進んでいるか」ということ。それが国の文化のバロメーターなんですね。その意味でも、ヤマザキ学園の新たな取り組みは価値あることです。大いに期待しています。
ISAO KURAUCHI

くらうち・いさお/1953年、福岡県生まれ。日本大学農獣医学部獣医学科卒業。九州大学大学院博士課程修了(農学博士)。日本獣医生命科学大学名誉獣医学博士。福岡県獣医師会名誉会長ほか、数々の役職を通して動物医療業界の整備・向上に努める。

KAORU YAMAZAKI

やまざき・かおる/サンフランシスコ州立大学芸術学部卒業。麻布大学大学院獣医学研究科修了。動物人間関係学分野 博士(学術)。4年制大学、3年制専門職短期大学、2年制専門学校を運営。2016年に環境省の動物愛護管理功労者大臣表彰を受賞。

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