
26日に長野市で行われた北京五輪の聖火リレーで市実行委員会は、沿道などの観客数は延べ8万5600人と発表した。長野県警はゴール近くなどでも3人を逮捕。リレー中の逮捕者は計6人となった。
調べによると、同日正午ごろ、走者にトマトを投げたとして愛知県の自営業の男(63)を暴行容疑で、走者に向かって飛び出したとして東京都の会社員の男(38)を威力業務妨害容疑で、それぞれ現行犯逮捕した。また、沿道から火のついていない発煙筒と抗議ビラを投げ込んだ神奈川県の会社員の男(33)を暴行と道交法違反の容疑で逮捕した。6人はいずれも容疑を認めている。
道路に飛び出した神奈川県の会社員の男(30)は「チベット問題の解決を訴えたかった」、台湾人の建設作業員の男(42)は「沿道に中国人がたくさんいたので興奮した」と話している。また、県警は観客同士の暴行、傷害事件計2件を調べている。
聖火は同日午後10時半すぎ、チャーター機で羽田空港をたち、27日未明、次のリレー開催地ソウルに着いた。その後は平壌、ベトナムのホーチミン市などを回る予定だ。
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聖火リレーの歓迎レセプションが26日夜、東京都港区の中国大使館であった。福田貴代子・首相夫人や公明党の太田代表、共産党の志位委員長、インドの大使らが出席。崔天凱(ツォイティエンカイ)・駐日中国大使は「聖火リレーが成功裏に開催された。この追い風に乗って、胡錦濤(フーチンタオ)国家主席の公式訪問を、さらに五輪を成功させましょう」と話した。
あいさつした河野衆院議長は「日本は中国とともに、感激を味わいたい。そのためにも中国が国内問題を正しく処理し、国際社会で平和と繁栄、福祉、人権について、誰からも評価されるようにあってほしい」と話した。
■聖火リレーでのトラブル(コースは18.7キロ)
(1)・神奈川県の男(30)が道路に飛び込もうとする
・神奈川県の男(33)が発煙筒やビラを投げ込む
(2)チベットの旗を持った台湾人の男(42)が飛び出す
(3)飛び出した東京都の男(25)が卵を投げつける
(4)・愛知県の男(63)がトマトを投げつける
・東京都の男(38)が道路に飛び込もうとする
(2008年4月27日 朝日新聞朝刊)