レスリングを始めたのは
ヒーローになりたくて

小学3年からレスリング教室へ通い始めました。ウォーミングアップのマット運動がカッコ良く見えて、あれができるようになったら学校のヒーローになれると思ったからです。そこから続けていく中で、どんどんレスリングが好きになっていきました。一対一で道具も使わず相手と戦い、接戦になれば気持ちの勝負にもなり、最後の最後まで諦めない方が勝つ。そこが私にとっては面白く、ずっと魅力に感じているところです。

映画『キャプテン・マーベル』の主人公は、予測不能な戦いを繰り返しながらヒーローとして覚醒していくのですが、レスリングも全く同じです。相手がどこでタックルしてくるかなど、技をかけてくるタイミングが全く予測できないのですが、試合を何度も経験するうちに、最初は対応できなかった動きに対応できるようになったり、点数が取れなかったタイミングで取れるようになったりしていくんです。試合の積み重ねで確実に強くなっていくわけです。

キャプテン・マーベルは
心の強さを持つ女性

2016年の大きな国際大会で優勝という結果を出すことができました。最後まで諦めないと口で言うのは簡単ですが、本当にラスト1秒まで点を取るため必死に頑張り、諦めなかったのが良かったのだと思います。

キャプテン・マーベルも決して諦めない、不屈の心を持つヒーローですよね。おそらく、とてつもなく心が強いんじゃないかと思います。なぜなら記憶を失いながらも困難を乗り越えていくからです。自分にしか分からない不安と戦うのは本当に苦しかっただろうと深く共感しました。

©東新住建レスリング部

実は私自身、ここ数年は、相次ぐケガで手術を受けたりしたのもあって目立った成績を残せていません。ケガは本当に孤独な戦いで、何度も逃げ出したくなりました。それでももう一度、勝った姿をお世話になった人たちに見せたいという思いで今、日々練習に励んでいます。20年には最高の結果を出したいです。

私にとってのヒーローは小さい頃から吉田沙保里さんです。沙保里さんは強いだけでなく真の優しさも持っています。キャプテン・マーベルも多分、強さと優しさを併せ持つ女性ではないかと。そんなヒーローがどんなアクションを披露してくれるかすごく楽しみです。(談)