Life Style
2024.05.17

編集部メンバーが行ってきました
映画『キッチンから花束を』完成披露試写会へ! 
斉 風瑞(さい・ふうみ)と南青山「ふーみん」の物語

ⒸEight Pictures

4月20日の午後、東京・有楽町「ヒューマントラスト有楽町」で、長編ドキュメンタリー映画『キッチンから花束を』(ギグリーボックス配給/5月31日から順次公開)の公開決定を記念して、完成披露試写会が開催されました。

本編の完成まで三年半。料理をこよなく愛する“ふーみんママ”を追い続けた心温まる作品

ⒸEight Pictures

『キッチンから花束を』は、1971年の開店以来、著名なクリエイターや文化人をはじめ多くの人々に愛されている東京・南青山の中華風家庭料理店「ふーみん」と、創業者であり、70歳で勇退するまで厨房を守り続けた料理人、ふーみんママの愛称で親しまれる斉風瑞さんの軌跡を辿った長編ドキュメンタリー映画です。監督は、国内外の CM やミュージックビデオなどの演出を手がける映像ディレクターの菊池久志氏。ナレーターは俳優の井川遥さんが務めています。

映画の完成までに費やした時間は、なんと3年半。「ふーみん」と斉さんと、そして強い絆で結ばれるご家族の日々を丁寧に追い続けています。斉さんご家族のルーツである台湾で食探求の旅をする斉さんにも密着。斉さんでさえ知らなかった現地の料理も登場して、食文化の豊かさを教えてくれます。「ふーみん」でしか食べられない味を求めて足しげく通い続ける人たちの証言も全編の要所要所に編み込まれています。

映画のプロローグは、「ふーみん」の厨房。大柄な料理人たちに混じって、身長140cmの小柄な斉さん(ふーみんママ)が大きな中華鍋をリズミカルに振る姿であり、湯気の上がる料理を一瞬にしてお皿に盛る姿。「ふーみん」の行列の最後尾に並んで料理にありつけた舌の記憶を持つ編集部メンバー3名、この段階ですでにおなかは鳴り、口中に唾液も!全編通して圧巻のおいしい映像がいったいいくつ登場するのか!?

ここでちょっとふーみんママのご紹介

台湾出身の両親のもと、一男四女の長女として生まれた斉さんは、忙しいお母さまを助けて、中学生の頃から台所に立っていたとか。でも、最初の職業として選んだのは美容師さん。本編の中で「当時、女性が“自分の城”をもてる職業のひとつが美容師だった」とふーみんママは語ります。でも、食の神様はふーみんママにほほえみます。ある日、お友達に振る舞った手料理を「私たちだけで食べるのはもったいない!おいしい!!」と絶賛されます。それをきっかけに1971年25歳で神宮前に数席のカウンターだけの小さな「中華風家庭料理ふーみん」を開業。そこで、イラストレーターの和田誠さんをはじめ、人気のクリエーターや文化人、ジャーナリストなど食をこよなく愛する多くの方々とご縁を結びます。ねぎワンタン、納豆チャーハンをはじめとする「ふーみん」の名物料理の数々は、そうした方々とのやりとりから誕生したものです。86年に現在の地に移転。70歳で勇退するまで45年間、「ふーみん」の厨房に立ち続けました。

左から斉さんの妹さん、ふーみんママこと斉風瑞さん、斉さんから青山の「ふーみん」を託された甥御さん。ⒸEight Pictures

そして78歳の今も現役の料理人。「食べることは生きること」の強い想いで、一日1組のダイニング「斉」で、食べる人の舌と心を喜ばせています。本編では、その様子も紹介されていて、「ふーみん」の料理とはまた一味違う料理も興味深いものがあります。

ボンマルシェ編集部とふーみんママとのご縁

ボンマルシェとふーみんママとのご縁の始まりは、ふーみんママの料理の代名詞の一つである「肉だし」をご紹介いただいたことから。2019年6月号でそのレシピと簡単アレンジ料理をご紹介したところ、読者の皆様から多くの反響が寄せられました。豚肉と鶏もも肉のひき肉で簡単にだしがとれ、だしをとった後のひき肉も無駄なく使えるレシピは、今や編集部メンバーの定番レシピにもなっています。時短簡単なのにその味の深いこと!ぜひ、作ってみてくださいね。

2019年ボンマルシェ6月号より photo:小野祐次

上映後の舞台挨拶でも嬉しいサプライズが!

上映終了後のアフタートークには、菊池久志監督と斉さんが登壇。ナレーションを担当した井川遥さんもふーみんママの花束贈呈に駆け付けました。そして、この日一番のサプライズだったのは、まさにこの日に100歳のお誕生日を迎えたふーみんママのお母さまがスクリーン上に登場されたこと! 会場に集った全員でハッピーバースデーの大合唱でお祝いしました。

ⒸEight Pictures

「食べることは生きること」というふーみんママの言葉を心に深く刻んだ試写会。本編を見ると、「ふーみん」に足繁く通いたくなること、ふーみんママのレシピを作りたくなること間違いなし! ぜひ、ご覧くださいね。

『キッチンから花束を』公開劇場情報

2024年5月31日(金)から

●公開

5/31(金)~

東京:ヒューマントラストシネマ有楽町
栃木:宇都宮ヒカリ座
愛知:伏見ミリオン座
大阪:テアトル梅田
京都:京都シネマ
兵庫:シネ・リーブル神戸
福岡:KBCシネマ

6/5(水)~

鹿児島:ガーデンズシネマ

6/8(金)~

北海道:札幌シアターキノ

6/14(金)~

千葉:千葉劇場

6/21(金)~

宮城:フォーラム仙台
福島:まちポレいわき

6/22(土)~

沖縄:桜坂劇場

6/28(金)~

長野:長野千石劇場、センゲキシネマズ
静岡:静岡シネ・ギャラリー

7/5(金)~

静岡:CINEMA e_RA

8/2(金)~

宮崎:宮崎キネマ館

●順次公開

山形:フォーラム山形
群馬:前橋シネマハウス
広島:八丁座、福山駅前シネマモード
熊本:Denkikan
大分:日田シネマテーク・リベルテ

( 配給:ギグリーボックス メインビジュアル撮影:若木信吾  制作:エイトピクチャーズ)

公式HP:www.negiwantan.com

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