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2022年度 かんきょう新聞

出張授業

「オーストラリア・コアラ基金」への支援と森の再生、ユーカリの植樹運動

株式会社ロッテ
授業の内容
  • ・コアラのマーチの誕生
  • ・コアラのマーチの梱包(こんぽう)・輸送の工夫
  • ・野生のコアラを救う取り組み(オーストラリア・コアラ基金の活動)
  • ・ロッテ浦和工場見学(練馬区立豊玉第二小学校のみ)
講 師
金田真里恵先生
マーケティング本部
ブランド戦略部
金田真里恵先生
出張授業:株式会社ロッテの様子1

「ロッテおかしの学校」内で授業を受ける子どもたち

再生紙の活用や軽量化による
エコ物流で環境に配慮

「こんにちは。皆さんに会えるのを楽しみにしていました!」とあいさつしたロッテの金田先生。子どもたちも、大好きなお菓子の話とあって興味津々の様子だ。
「コアラのマーチ」は、コアラが日本の動物園に来た1984年に発売。特徴的な六角柱のパッケージは、コアラが大好きなユーカリの木をイメージしたという。チョコレートの入ったコアラ形のビスケットの絵柄は、現在365種類にものぼる。
「今日は環境への取り組みについて紹介したいと思います」。先生はまず三つのエコ活動について話した。一つ目は、パッケージを10個1セットにして載せるトレーの高さを45mmから34mmにしたこと。これにより、年間約6万㎡の紙の削減を達成できた。二つ目は、パッケージの9割以上に古紙の再生紙を使用していること。コアラのマーチは、ロッテ独自の環境配慮基準をクリアした製品だけに付けられる「スマイルエコマーク」が認められている。三つ目は、ダンボールの重量を約4%削減したこと。重量が軽くなったことで、紙資源の削減の他に、「トラックの負担と、トラックが走る時の燃料を減らし、エコ物流にも貢献しています」と先生。

「野生のコアラを守る」
世界中に思いを発信したい

「コアラはどこにすんでいるか知っていますか?」と先生が質問すると、「オーストラリア!」とすぐに声を上げる子どもたち。コアラはオーストラリアの広い国土の中でも、東海岸沿いの森林などの一部にしか生息していない。また近年は農場や住宅地の開発が進み、さらに大規模な森林火災によってすむ場所が奪われ、昔は数百万匹を数えた個体数も、今は10万匹以下に減っている。
「コアラのマーチは、世界中のみんなに野生のコアラを守るというメッセージを発信したいと思っています」と先生。その一環として、コアラの保護と管理を目的とした国際機関である「オーストラリア・コアラ基金」にゴールドスポンサーとして参加し、ユーカリの植樹などを行い、生息地の復元に貢献している。

オーストラリア・コアラ基金 ロゴマーク

「コアラのマーチの絵柄には、環境保護を応援する『SAVE THE EARTH コアラ』があります。コアラのマーチは楽しいブランドですが、地球環境の大切さも伝えたい」と先生は言い、「皆さんも食べた時にこの絵柄を探してみてください」と授業を締めくくった。

コアラが地球を抱いている絵柄が愛らしい『SAVE THE EARTH コアラ』。
地球環境を守りたいコアラのマーチの思いが込められている。

「ロッテおかしの学校」で
SDGsの取り組みを学ぶ

練馬区立豊玉第二小学校(東京)は、ロッテ浦和工場(埼玉県)にある「ロッテおかしの学校」も体験した。チョコレートの原料であるカカオ豆の特徴や産地について学んだ後は、「パイの実」を作る工程を見学した。

杉並区立高井戸小学校(東京)は、授業の中でチョコレートができるまでを学んだ。本物のカカオ豆を間近で観察

後半はロッテのSDGsの取り組みについても紹介。ロッテは、二酸化炭素排出量を2028年までに19年比で23%以上削減、50年までにカーボンニュートラル達成を目標に掲げている。食品ロスについても、28年までに19年比で50%以上削減する。また、カカオ豆のほとんどは小さな農家で作られているが、ロッテはこうした生産者を積極的に支援する「フェアカカオプロジェクト」を開始。28年までにカカオ豆の調達の100%をこうした“フェアカカオ”にすることを目指している。
様々な角度からロッテの地球環境への取り組みを知った子どもたち。帰りのバスでは名残惜しそうに、工場の人たちに手を振り続けていた。

工場内のモニターで見学のおさらい
熱心にメモをとる子どもたち
パイの実の帽子をかぶって、いざ工場見学へ!
コアラの絵柄一覧表を見ながら盛り上がる子どもたち
海外で発売されている「コアラのマーチ」を紹介する先生

出張授業を終えて

練馬区立豊玉第二小学校 (東京都/2022年11月9日)
関川 卓教諭

地球教室のテキストで事前に勉強してきたことが生かされた内容であり、子どもたちも興味深く聞いていました。自分たちがこれからも住み続ける地球の環境について考える良いきっかけになったと思います。パイの実の工場見学では子どもたちの楽しそうな表情が見られました。

杉並区立高井戸小学校 (東京都/2022年11月25日)
細川隆弘教諭

SDGsについての学習の中で、なるべく「自分事として考えられる」、「自分たちでも変えられるんだ」ということに触れさせるようにしています。環境問題をうたったコアラのマーチの絵柄の話は、「ささいなことでも人を動かすことができる」という学びになったと思います。

この出張授業は感染予防対策を講じた上で開催しました。集合写真の撮影時のみマスクをはずしています。

かんきょう1日学校

講 師
金田真里恵先生
金田真里恵先生
マーケティング本部
ブランド戦略部
かんきょう1日学校:株式会社ロッテの様子1
1984年に誕生以来、コアラの絵柄が人気のチョコレート菓子「コアラのマーチ」。「コアラのマーチくん」Tシャツを着て登場した金田先生は、現在の環境への取り組みを話しました。

まずは、使う紙の量の削減です。コアラのマーチの梱包(こんぽう)で使用されるトレーの高さを約1cm低くしました。これにより、年間約6万㎡の紙を削減できたと言います。またパッケージは、9割以上が古紙でできたコートボール紙を使用。製品輸送用の段ボールの重量も4%ダウンすることで、輸送するトラックの燃料を節約できると言います。

もう一つ大きな活動をしているのが、コアラの保護です。生息地であるオーストラリアでは、農場や住宅、商業施設などが開発され、野生のコアラのすむ場所が少なくなりつつあります。さらに大規模な森林火災が重なり、数百万頭いたコアラも10万頭以下まで減少してしまいました。ロッテは1994年から野生のコアラを守る「オーストラリア・コアラ基金」にゴールドスポンサーとして参加。生息地である山間部の調査や、コアラが食べるユーカリの木の植樹など、コアラのすめる環境づくりを支えています。

金田先生は、こうしてコアラのマーチは、環境保護を応援していることを紹介しました。
「オーストラリア・コアラ基金」のロゴ/savetheearthコアラ 世界20カ国以上で販売されているコアラのマーチ。全ての国の製品パッケージに「オーストラリア・コアラ基金」のロゴ(左)をプリントし、コアラの保護活動があることを伝えています。また近年はコアラのマーチの絵柄に、環境保護やエコを呼びかける「SAVE THE EARTH コアラ」(右)が登場しました。
  • かんきょう1日学校:株式会社ロッテの様子2
  • かんきょう1日学校:株式会社ロッテの様子3
  • かんきょう1日学校:株式会社ロッテの様子4

豊かな地球環境と子どもたちの
未来を守るために

似内裕一さん
環境への関心を
広げるきっかけに
株式会社ロッテ
コーポレート コミュニケーション部長

似内裕一さん

ロッテは気候変動や資源の枯渇、児童労働や長時間労働など現代社会の深刻な課題に対し、社会と共に持続的に成長し続けるために、「食の安全・安心」「食と健康」「環境」「持続可能な調達」「従業員の能力発揮」を重要課題に掲げ取り組んでいます。

毎年参加している「地球教室®︎」は、ロッテの商品である「コアラのマーチ」の取り組みを通じて、資源を大切にしていること、絶滅が危惧される野生のコアラの育成に寄与していることなど、社会課題に対する私たちの思いの一端を、子どもたちに知ってもらえる貴重な場であると考えています。環境問題は、一つの会社、一人の人では守れません。多くの子どもたちに、親しみのあるお菓子から関心を広げてもらい、地球環境に良いアクションへとつながれば幸いです。(談)

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