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2022年度 かんきょう新聞

出張授業

ドアで環境を守るって
ナンデスコ?

ナブテスコ株式会社
授業の内容
  • ・ホームドアって何のためにあるの?
  • ・ホームドアってどのような種類がある?
  • ・ホームドアができるまで
  • ・環境にやさしいホームドアの開発
  • ・ホームドアの安全性を体験しよう!
講 師
森本康之先生
住環境カンパニー
プラットホームドア事業部
営業課
森本康之先生
坂口 陵先生
住環境カンパニー
プラットホームドア事業部
神戸機械設計課
坂口 陵先生
出張授業:ナブテスコ株式会社の様子1

クイズ形式の授業で元気に手を挙げる子どもたち

人々の安全とエコに
貢献するホームドア

今回のナブテスコの授業は、私たちの身近にある「ホームドア」をテーマに行われた。駅に設置されているホームドアは、人と電車との接触やホームからの転落を防ぎ、駅を利用する人の安全のために役立っていること、環境にやさしい移動手段である電車の定時運行にも貢献していることなどが紹介された。
「環境にやさしく、電車の安全な運行を支えるホームドアですが、設置はなかなか進んでいません。実は、全国にある駅の10%ほどにしか、設置されていないのが現状です。なぜなのか、一緒に考えてみましょう」と先生。子どもたちは「もっと多いのかと思った」と意外に思ったようだ。
設置が進まない主な理由は、重いホームドアを古い駅に設置する際にホームの補強工事が必要となり、時間もコストもかかるためだ。ナブテスコでは、補強工事が少なくて済む、従来の7割ほどの重さの軽量型ホームドアを開発している。また、電車によってドアの数や位置が異なることも設置が進まない原因の一つ。それを解決するために、ナブテスコとJR西日本グループは、どんな車両にも対応できるフレキシブルプラットホームスクリーンドアを共同で開発した。このホームドアは、2023年3月開業予定のJR西日本「大阪駅(うめきた新駅)」に設置される。

3Dセンサーに検知されてみよう
ホームドアを設置するにはどのくらい時間がかかるかな
講師の話に真剣に聞き入る子どもたち

実際に体験しながら
安全の仕組みを学ぶ

座学の後は、体験学習へ。この日のために用意されたのは、東京・渋谷駅に設置されているものと同じホームドア。電車の走行音と到着のメロディーが流れ、ホームドアが開閉すると、子どもたちから「すごい」と感嘆の声が上がった。
「ホームドアには、電車とホームドアの間に人が取り残されるのを防ぐ3Dセンサーが取り付けられています。今回は特別に、センサーが障害物を検知する様子をホームドアに付いたモニターに投影するので、モニターに注目してください」。センサーに検知される役を募ると、多くの子どもたちが元気に立候補。閉まりかけたドアに代表の1人が近づくと、3Dセンサーが児童を検知している様子がビジュアル化されてモニターに映し出され、と同時に再びドアが開いた。この連動には思わず子どもたちから拍手が上がった。
最後は、非常開ボタンでの避難方法も紹介され、子どもたちの表情は真剣そのものだった。
授業後には「安全だけではなく、エコにも役立っていることを初めて知った」という感想も。ホームドアの役割と安全性について、体験を通して楽しく学べるまたとない機会となった。

授業を聞きながら真剣にメモ
学校の敷地内に設置されたホームドア

出張授業を終えて

神戸市立中央小学校 (兵庫県/2022年11月15日)
神戸市立中央小学校の出張授業
眞鍋奈美教諭
眞鍋奈美教諭

環境にやさしい交通手段である鉄道と駅の安全・安心を支えるホームドア。それを作り設置する過程などを、実際に見て体験することで、見えないところに様々な仕事があることを学べる、貴重な機会になったと感じています。

近江八幡市立武佐小学校 (滋賀県/2022年11月17日)
近江八幡市立武佐小学校の出張授業
山本利恵子教諭
山本利恵子教諭

地球にやさしく便利な電車。その電車が時間通りに動くために、そして、私たちが利用する駅の安全のために、ホームドアが役立っていることを知ることができました。私たちの日常を支える様々な仕事があり、人がいることを、体験授業を通してしっかり学べたと思います。

この出張授業は感染予防対策を講じた上で開催しました。集合写真の撮影時のみマスクをはずしています。

かんきょう1日学校

講 師
森本康之先生
森本康之先生
住環境カンパニー
プラットホームドア事業部
営業課
坂口 陵先生
坂口 陵先生
住環境カンパニー
プラットホームドア事業部
神戸機械設計課
かんきょう1日学校:ナブテスコ株式会社の様子1
「皆さんはナブテスコという会社を知っていますか」と坂口先生の問いかけで始まった授業。ナブテスコは自動ドアを日本で初めてつくった会社で、今回は駅のホームドアと環境について学びました。

ホームドアはホームと線路を仕切り、人が線路に落ちないようにしたり、事故による電車の遅れを防止したりする役割を担っています。

「それでは、ホームドアが環境にどのように役立つか見てみましょう」と、ここからは森本先生が担当。電車は車や飛行機に比べて、一人当たりの二酸化炭素の排出量が少ないエコな乗り物です。電車を選んでもらうには、何事もなく定刻運行することも大切で、ここに事故を防止するホームドアが役立っています。しかし、ホームドアの設置には、「ホームにいろいろな電車が止まるとドアの位置が合わない」「ホームドアが重く、古いホームを耐えられるようにするにはお金と時間がかかる」といった課題があります。ナブテスコでは、いろいろなドアの位置を変えられるホームドアや、軽いホームドアの開発でこれらの課題の解決をしています。

「私たちは、安全・安心を守り、快適な駅環境をつくることを目指していきます」と先生は語りました。
油圧機器の説明画像 JR西日本グループとナブテスコが共同開発した、どんな車両のドア位置にも対応できる「フレキシブルプラットホームスクリーンドア」。写真のホームドアは、1両に4ドアと1両に2ドアの列車のどちらにも対応できるように、点線のようにドア口の位置を変えている。
  • かんきょう1日学校:ナブテスコ株式会社の様子2
  • かんきょう1日学校:ナブテスコ株式会社の様子3
  • かんきょう1日学校:ナブテスコ株式会社の様子4

豊かな地球環境と子どもたちの
未来を守るために

藤田 恵さん
技術や願いに思いをはせてほしい
ナブテスコ株式会社
コーポレート・コミュニケーション部 参事

藤⽥ 恵さん

今回の授業では、昨年に引き続き、鉄道の駅に設置しているホームドアをテーマに、その役割や、ものづくりにおける環境負荷低減活動、CO2排出量の少ない鉄道の定時運⾏を⽀えていることなどをお伝えしました。当社として、「かんきょう1日学校」で3年ぶりに対面で多くの子どもたちの質問に直接答えられたこと、また、オンラインでも多くの子どもたちにご視聴いただけたことに感謝しています。

当社は、今回ご紹介した製品をつくる住環境カンパニーをはじめ、六つのカンパニーを有し、ものづくり企業として毎年テーマを変えながら「発⾒の種」を⼿渡してきました。いずれも、⾝近でありながら⾒えないところに使われる部品・技術ばかりです。⽬の前のことを素直に受け⽌めて学びを得る⼦どもたちが、⼀つの製品に込められた技術や願いに思いをはせる機会になれば⼤変うれしく思います。今後も持続可能な社会の実現に向けて、若い世代と価値を共有して⾼め合える「開かれた企業」でありたいと考えています。(談)

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