大山大雅さん[5年]
野見優真さん[4年]
瀬川なつめさん[5年]
金子諒太郎さん[4年]
今回のナブテスコの授業は、私たちの身近にある「ホームドア」をテーマに行われた。駅に設置されているホームドアは、人と電車との接触やホームからの転落を防ぎ、駅を利用する人の安全のために役立っていること、環境にやさしい移動手段である電車の定時運行にも貢献していることなどが紹介された。
「環境にやさしく、電車の安全な運行を支えるホームドアですが、設置はなかなか進んでいません。実は、全国にある駅の10%ほどにしか、設置されていないのが現状です。なぜなのか、一緒に考えてみましょう」と先生。子どもたちは「もっと多いのかと思った」と意外に思ったようだ。
設置が進まない主な理由は、重いホームドアを古い駅に設置する際にホームの補強工事が必要となり、時間もコストもかかるためだ。ナブテスコでは、補強工事が少なくて済む、従来の7割ほどの重さの軽量型ホームドアを開発している。また、電車によってドアの数や位置が異なることも設置が進まない原因の一つ。それを解決するために、ナブテスコとJR西日本グループは、どんな車両にも対応できるフレキシブルプラットホームスクリーンドアを共同で開発した。このホームドアは、2023年3月開業予定のJR西日本「大阪駅(うめきた新駅)」に設置される。
座学の後は、体験学習へ。この日のために用意されたのは、東京・渋谷駅に設置されているものと同じホームドア。電車の走行音と到着のメロディーが流れ、ホームドアが開閉すると、子どもたちから「すごい」と感嘆の声が上がった。
「ホームドアには、電車とホームドアの間に人が取り残されるのを防ぐ3Dセンサーが取り付けられています。今回は特別に、センサーが障害物を検知する様子をホームドアに付いたモニターに投影するので、モニターに注目してください」。センサーに検知される役を募ると、多くの子どもたちが元気に立候補。閉まりかけたドアに代表の1人が近づくと、3Dセンサーが児童を検知している様子がビジュアル化されてモニターに映し出され、と同時に再びドアが開いた。この連動には思わず子どもたちから拍手が上がった。
最後は、非常開ボタンでの避難方法も紹介され、子どもたちの表情は真剣そのものだった。
授業後には「安全だけではなく、エコにも役立っていることを初めて知った」という感想も。ホームドアの役割と安全性について、体験を通して楽しく学べるまたとない機会となった。
環境にやさしい交通手段である鉄道と駅の安全・安心を支えるホームドア。それを作り設置する過程などを、実際に見て体験することで、見えないところに様々な仕事があることを学べる、貴重な機会になったと感じています。
地球にやさしく便利な電車。その電車が時間通りに動くために、そして、私たちが利用する駅の安全のために、ホームドアが役立っていることを知ることができました。私たちの日常を支える様々な仕事があり、人がいることを、体験授業を通してしっかり学べたと思います。
この出張授業は感染予防対策を講じた上で開催しました。集合写真の撮影時のみマスクをはずしています。
JR西日本グループとナブテスコが共同開発した、どんな車両のドア位置にも対応できる「フレキシブルプラットホームスクリーンドア」。写真のホームドアは、1両に4ドアと1両に2ドアの列車のどちらにも対応できるように、点線のようにドア口の位置を変えている。
藤⽥ 恵さん