PROGRAM

TOP > 地球教室プログラム > 株式会社UACJ

2022年度 かんきょう新聞

出張授業

地球にやさしいアルミニウム

株式会社UACJ
授業の内容
  • ・アルミニウムの特長と活用例
  • ・環境に良いアルミニウムの特長を知ろう
    〈「軽くて強い」を検証〉
    〈アルミ缶のリサイクル率をクイズ〉
  • ・アルミニウムの特性を実験で学ぶ
    〈熱伝導率の高さを検証〉
    〈炭とアルミニウムの電池〉
講 師
皆川晃広先生
R&Dセンター第二研究部
鋳造研究室
皆川晃広先生
吉田日向先生
R&Dセンター第一開発部
缶材料開発室
吉田日向先生
出張授業:株式会社UACJの様子1

原料のボーキサイトを珍しそうに眺める子どもたち

「軽くて強い」特長が
環境にやさしい車に貢献

「今日は『地球にやさしいアルミニウム』という題でお話しします」という先生のあいさつではじまった授業。アルミニウムは「電気をよく通す」「熱伝導率が高い」など、様々な特長を生かして多くの製品に使われていると説明した。
「皆さんはSDGs(持続可能な開発目標)という言葉を知っていますか。17のゴールが設定されていますが、当社は四つのゴールに貢献する目標を立てており、そのうち特に二つのゴールにアルミニウムが貢献しています」。まず一つ目は、ゴール13「気候変動に具体的な対策を」。アルミニウムの特長には「軽くて強い」ことがある。これを活用したのが自動車のボディだ。自動車は人を守るために頑丈に作らなければならない。「軽くて強い」アルミ製の自動車は、安全性を保ちながら動かす時に必要なエネルギーを少なくできるため、地球温暖化に影響を及ぼす二酸化炭素排出量を抑えることができるという。
「それでは、同じ体積の鉄、銅、アルミニウムでは、どれが軽いでしょうか」。実際に同じ大きさの3種の金属を手のひらに載せて量ってみる子どもたちから、「アルミニウムがダントツに軽い!」の声が。さらに純度100%の棒と、他の金属を少量混ぜた棒で、強度を比べてみる。2人の子どもにそれぞれ持たせ、力一杯曲げてもらうと、100%の方はすぐ曲がるが、もう一方はびくともしない。アルミニウムは、金属の配合を調整することで強度が高まることがわかった。

「どの皿の氷が溶けるのが早いかな?」。まなざしも真剣
アルミニウムの強度を調べる実験
アルミニウムは様々な乗り物に使われている

アルミ缶は約97%! 
リサイクルの優等生

二つ目は、ゴール12「つくる責任 つかう責任」だ。アルミニウムには、リサイクルしやすい特長がある。アルミニウムは、原料である「ボーキサイト」から作る際に発生する二酸化炭素の量を100とすると、リサイクルする際には3しか発生しない。「アルミニウムは、リサイクルの優等生です」と先生。日本ではアルミ缶は約97%という高いリサイクル率を誇る。「しかし缶数に置き換えると、使用されたのは約218億缶で、そのうちリサイクルされたのが約210億缶。8億缶はリサイクルされていません」とリサイクル意識の重要性を訴えた。
後半はさらにアルミニウムの特長を知る実験を実施。アルミニウム、ステンレス、プラスチック、紙の素材の違う皿に氷を載せて、溶け具合から熱伝導率の高さを調べる。「アルミニウムが一番早い!」と子どもたち。もう一つ、炭と塩水、アルミ皿を重ねて手で押さえることで微弱な電気をおこし、豆電球が光る実験も行った。
実験を交えた楽しい授業に、子どもたちの笑顔が弾けていた。

先生に積極的に質問する様子
「アルミ皿で豆電球はつくかな?」。発電の実験に興味津々

坂井市立三国西小学校が世界に誇る福井製造所を見学

UACJのアルミニウム板圧延の主力拠点である福井製造所(福井県)に、地元の坂井市立三国西小学校が見学に訪れた。世界有数の大型設備を有する工場では、飲料缶や自動車などのアルミ素材を製造。全長400mあるアルミニウムの圧延設備や巨大クレーンに、子どもたちも興味深げな様子だった。

出張授業を終えて

坂出市立加茂小学校 (香川県/2022年12月2日)
坂出市立加茂小学校の出張授業
河口美穂教諭
河口美穂教諭

自分たちの身近な金属であるアルミニウムから「つくる責任 つかう責任」など、SDGsのゴールについて学べたことが良かったと思います。また所々で楽しい実験が組み込まれていたので、子どもたちも最後まで集中力が途切れずに授業を受けられていたようです。

大石田町立大石田小学校 (山形県/2022年12月22日)
大石田町立大石田小学校の出張授業
植木昌善教諭
植木昌善教諭

総合学習でまだ環境問題を取り上げていませんでしたので、今回の授業は子どもたちの未来に対する世界観を広げてくれたように感じました。今後は大人では気づかない子どもらしい視点で、身近なところから環境問題について考えられるといいと思います。

この出張授業は感染予防対策を講じた上で開催しました。集合写真の撮影時のみマスクをはずしています。

かんきょう1日学校

講 師
皆川晃広先生
吉田日向先生
R&Dセンター 第一開発部
缶材料開発室
かんきょう1日学校:株式会社UACJの様子1
宇宙ロケットからパソコンまで、幅広く使われている「アルミニウム」。吉田先生は、「UACJは、日本で1番、世界で4番目にアルミニウム板をつくっている会社です」と紹介しました。

アルミニウムがこれだけいろいろなものに使われているのは、低温に強い、熱を伝えやすい、加工しやすいなど、さまざまな特長があるからです。中でも環境にやさしい点は、「軽くて強い」「リサイクルの優等生」ということが挙げられます。この特長は、地球を温めてしまう二酸化炭素を減らすことでSDGsの目標13番「気候変動に具体的な対策を」と、ゴミを減らして資源を守ることで12番「つくる責任 つかう責任」に貢献できると先生は言います。

例えばアルミニウムを使った車は、軽量なため省エネルギーで動き、二酸化炭素の排出量を減らせます。しかも車に必要な強度も担保でき、安全性からも利点があります。

次にリサイクルのお話です。アルミニウム缶は、リサイクルでまた製品をつくる場合、原料からつくるよりもエネルギーが100分の3しかかかりません。日本では、アルミ缶のリサイクル率は約97%です。

「割合は高いですが、数で見るとまだ8億本もリサイクルされていません。これからも皆さん、分別、リサイクルに協力してください」と訴えました。
アルミニウムの「軽くて強い」「リサイクルの優等生」といった特長はSDGsの目標達成に貢献しています。
  • かんきょう1日学校:株式会社UACJの様子2
  • かんきょう1日学校:株式会社UACJの様子3
  • かんきょう1日学校:株式会社UACJの様子4

豊かな地球環境と子どもたちの
未来を守るために

山口明則さん
身の回りから環境課題解決を
株式会社UACJ
総務・広報部長

山崎幸三さん

私たちUACJ(ユーエーシージェー)は、アルミニウム総合メーカーとして、飲料缶、IT機器、ルームエアコン、自動車、電車、飛行機、ロケットなど、さまざまな分野で用いられるアルミ材を、お客様に提供しています。

かんきょう1日学校では、「強くて軽い」「リサイクル性が高い」といったアルミニウムの特長を取り上げ、身近な製品を通して、アルミニウムがどのように環境負荷低減に貢献するかをご紹介しました。環境課題解決について、皆様に身近に感じていただくきっかけとなったなら幸いです。

当社は「アルミでかなえる、軽やかな世界」をスローガンに掲げ、本業であるアルミニウムの製造・加工を通して、持続可能で豊かな社会の実現に貢献しています。さらに、「地球教室®︎」への協賛などを通じて、次世代を担う子どもたちの育成支援を推進してまいります。(談)

過去の情報はこちら

SHARE

facebookでシェア
xでシェア