木田知里さん[5年]
向野真衣さん[5年]
吉田美槻さん[4年]
中村美咲さん[5年]
「突然、水道が止まったり、電気が止まったりしたら、みんな困るよね?」
先生の問いかけにはっとした表情を見せる子どもたち。三機工業の授業は、同社の技術が支える水道、電気、空調などの生活インフラの大切さを再確認するところからスタートした。
最初のテーマは「水のカイテキ」。まずは先生が、「歯磨きの際に30秒間、水道水を出しっぱなしにしたら、どのくらいの水が無駄になるでしょう?」とクイズを出題。「約6リットル」という解答に、子どもたちから驚きの声が上がった。そこから同社が手がける汚水処理の仕組みを写真とイラスト付きのスライドで解説。汚水の浄化システムに微生物が使われていることなどが詳しく説明された。
続いて、テーマは「電気のカイテキ」へ。例えば、1部屋の照明を1日中つけっぱなしにすると、1年の電気代はなんと約1万円も上がってしまうのだそう。環境のためにも家計のためにも、日々の節電が大切であることを再認識した。
「空気のカイテキ」のパートでは、少ないエネルギーで体育館などの大空間の空調設備を効率化する三機工業の技術「ペリループ」の仕組みが紹介された。その後、子どもたちは教室の間取り図に空気の流れを記入するワークシートに挑戦。ドアや窓の開け閉めによって、空気の流れ方がまったく変わることを学んだ。身近な空気循環や冷暖房効率について考える貴重な機会になったようだ。
続いて、授業は体験コーナーへ。テーマは「エコカイロで蓄熱を体験してみよう」。まず、子どもたちにビニールに包まれた液状パッケージが配られる。その中の金属片を刺激すると液体がみるみる温かくなっていく。「あったかい!」「なんで?」と大騒ぎの子どもたち。これは小型の蓄熱材で、熱が冷めても再び蓄熱ができるため、繰り返し使えるエコカイロというものだ。
この蓄熱材の仕組みを応用したのが、同社の「トランスヒートコンテナ」と呼ばれる技術。これは工場などの廃熱を蓄熱し、車両で運んで、温水プールや病院の熱源として再利用するものだ。子どもたちは手に触れるエコカイロの温かさを通して、蓄熱による省エネ技術を体験で学ぶことができた。
水、電気、空気のカイテキは当たり前でなく、さまざまな技術によって成り立っていることを知った子どもたち。地球のカイテキを実現する三機工業の取り組みから多くの発見を得たはずだ。
当校はユネスコスクール加盟校として、環境保護をテーマにした幅広い取り組みを行っています。今回の地球教室では、身近な浄水や省エネの仕組みを詳しく知ることができました。授業を受けた4年生は、学んだ内容をスライドにまとめて、3年生に向けて発表する予定です。
環境を守る仕事に取り組む社会人の話を直接聞き、視野を広げる貴重な機会になりました。世界はみんなの手で変えていくもの。一人ひとりが身のまわりの生活に関心を持つことが重要だと再確認できました。感想文を書いて、三機工業の皆さんに送りたいと思っています。
上のイラストは、三機工業の各事業(空調・給排水・電気設備・情報通信・搬送)をそれぞれキャラクター化し合体させたもの。私たちの暮らしをカイテキにし、なおかつ省エネや創エネなど地球にやさしい取り組みを行っている。



田村鎮宏さん