「太陽生命では、『太陽生命の森林(もり)』を管理し、地球環境保全の活動を続けています」と話し始めた末次先生。森づくりのきっかけは、仕事で使う大量の紙。太陽生命では、紙の使用量削減を進めるとともに、パンフレットなどに使っていた紙の原料となる森林を守る活動を始めました。
最初につくったのは、栃木県の「太陽生命の森林」です。木々の間伐を行い、光が地上まで届く健康な森へと変えました。社員がつくった森の広場に、ダウン症のある方々とその家族を招き、ヨガやダンスを楽しむ「森林教室」を開催しています。この活動は、障がいのある方の学びを支える取り組みとして、文部科学大臣表彰を受賞しました。
続いて滋賀県に「太陽生命くつきの森林(もり)」をつくりました。ここでは、小学3年生がどんぐりを拾って持ち帰り、3年間校庭で苗木を育ててから、再び植樹する「どんぐりプロジェクト」を行っています。その他にも、ビオトープづくりや森の健康診断などを行い、生物多様性を守る森林づくりを進めています。この活動は、環境省にも評価され、生命保険会社で初めて、「自然共生サイト」として認定されました。
2024年には、山形県に三つ目の「太陽生命の森林」をつくりました。ここには、ホタルや、日本一小さいと言われている「ハッチョウトンボ」などが生息しています。そこで太陽生命の社員たちは、小さくはかない生きものたちも暮らしやすいよう、森を手入れしながら見守っています。
「太陽生命の森林は、私たちが地球に生かされていることを改めて気づかせてくれる場所です」と先生。「今日の授業で話したことに少しでも興味が湧いたら、近くの自然をよく観察してみてください。小さなことでもいいので、環境に良い行動をしてもらえることを願っています」と話しました。
「太陽生命の森林」が認定された「自然共生サイト」は、2030年までに陸と海の30%以上を保全する国際目標(30by30)の達成を主な目的とする制度だ。また、生物多様性の損失を止め、回復軌道に乗せる「ネイチャーポジティブ」の実現も目指している。