医療技術の進歩などによって、いま世界の人々の平均寿命は急速に延びている。なかでも、日本の平均寿命は1980年頃から世界一をキープしているのだと先生が説明する。
「1980年の日本の平均寿命は75.9歳。その後、約40年間で8.4歳も伸びています。2020年の平均寿命は、男性は82歳、女性は87歳。さらに、2060年には男性が84歳、女性については90歳を越えると予想されています」
世界で一番長生きできるというのは、幸せなことかもしれない。一方で、長く生きれば生きるほど、病気や事故といったリスクも増えていく。車に乗るようになれば事故に遭ってしまうかもしれない。年齢を重ねる中で病気になってしまう可能性もある。やがて到来する“人生100歳時代”を見据えながら、もしもの場合に備えることが重要になるのだという。
「病気や事故など万が一の時に備え、みんなで少しずつお金を出して助け合うのが『保険』の仕組みです。こうした仕組みのことを、少し難しい言葉で『相互扶助』といいます。誰もが“人生100歳時代”を楽しく、そして自分らしく生きていくために、太陽生命は保険を通じて人々に安心を届けたいと考えています」
出所:1950年は厚生労働省「簡易生命表」、1960年から2020年までは厚生労働省「完全生命表」、2030年以降は、国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成29年推計)」の出生中位仮定による推計結果 ※1970年以前は沖縄を除く値
太陽生命では、環境のために森林を保全する活動を2006年から続けている。生命保険会社と森林保全は、一見すると無関係のようだが、両者は密接につながっているのだそう。
そもそも、生命の源である地球の健康が失われてしまえば、誰もが元気に暮らす“人生100歳時代”を実現することはできない。
「太陽生命が森林保全活動を始めた約20年前の当時、パンフレットや契約書などをつくるために大量の紙を使っていました。そこで、紙の原料となる森林の木や植物を守りたいという思いがありました」
現在、太陽生命は栃木県、滋賀県、山形県に森林を設置している。
栃木県の「太陽生命の森林(もり)」では森林の状況に応じて定期的な間伐などの森林整備活動を実施している。「密集した木を切ることで隙間から日光が当たるようになり、森林が成長しやすくなります。こうして元気な木が増えることで、地球温暖化の主な原因である空気中の二酸化炭素をたくさん吸収してくれるようになるのです」
また、滋賀県にある「太陽生命くつきの森林(もり)」では、小学生が3年間どんぐりの苗木を育て、卒業時に植樹する活動「どんぐりプロジェクト」を実施している。どんぐりの苗木を育てることで、人と森林との関わりを自分のことのように考えられる豊かな心を育む場にもなっているという。
そして2024年からは、新たに山形県に「太陽生命の森林(もり) 上山市西山エリア」を設置し、森林保全活動を実施している。
よりよい未来を目指して、生命保険と森林保全活動により人々と地球のサポートを行っている太陽生命。
では、“人生100歳時代”を自分らしく楽しむために、一人ひとりができる取り組みとはどんなことだろうか。先生の問いかけに、真剣な表情で考える子どもたち。「不要な添加物の含まれる食品はなるべく食べないようにしたい」「どんぐりプロジェクトのような環境を守る取り組みに参加したい」「ゴミを分別してリサイクルに貢献したい」。子どもたちからは、自分のため、そして環境のためにできることのアイデアが次々に発表された。
先生は、「今回の授業を通じて、みなさんが自分の将来や環境について考えた事は、未来への種だと考えています。自分たちができることを考え、行動し、その種を成長させてもらえたらと思います。ぜひ一緒によりよい未来をつくりましょう!」と締めくくった。
子どもたちにとって少し難しいテーマである「保険」の大切さをわかりやすく伝えていただき、将来について考える貴重な機会になったと思います。また、環境問題を自分ごととして捉え、自らアクションを起こしていく姿勢を身につけられる有意義な授業となりました。
右の写真は、ビオトープで見つけたアカハライモリを手に乗せる末次先生。「太陽生命の森林は、私たち社員に命のつながりと自然に生かされていることを気づかせてくれる場所」と末次先生。自分たちの行っている活動は小さいことかもしれないが、コツコツ続けることが大事と話した。



宮田武志さん