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朝日新聞社メディアビジネス局
16学部87学科と19の大学院研究科を擁し、34研究所をはじめ充実した施設がそろう日本大学は、研究力も国内屈指。2022年7月に新体制が発足した“新しい日大”の今を紹介するシリーズ、第2回のテーマは「研究」です。
かつて多くの独創的なイノベーションを生み出し、科学技術大国として知られた日本の研究力が低下していると言われています。教育と研究を使命とする大学において、国際競争力を高めることは目下の最重要課題のひとつです。日本大学は、国内最大規模の総合大学として、研究力の向上に意欲的に取り組んでいます。
大学の研究力を示す指標のひとつである科学研究費助成事業の令和3年度採択件数は690件で、私大で3位、金額にして約10億3000万円。研究を支える財政基盤が充実していることで、教育・研究用の施設や設備が整備され、研究力の向上につながっています。
同様に、研究力を示す指標となる論文数シェアでは、文部科学省の調査によると、日本大学はトップグループの東大、京大などに次ぐ第2グループに分類されていて、私大でこのグループに入っているのは本学の他には2校だけであり、学外からの評価も高く、すぐれた研究が多いことが表れています。
研究の質を高めるための支援策も充実しています。本学独自の制度である「日本大学特別研究」「学術研究助成金」「若手研究者助成金」は、総額3億5000万円/年という規模を誇ります。
独創的・先駆的研究成果の創出をめざす「日本大学特別研究」は、学内からテーマを公募し、2年間で最大1億円を助成。令和4年度は、①災害研究プラットフォームの構築と個人向け避難支援システムの開発、②ロボットやAIの技術を活用した新しい外科手術システムの研究、という2件を採択しました。
いずれも学部や学科の垣根を越え、複数学部の教員が取り組む全学的なプロジェクトである点が、多様な領域を網羅する日本大学の研究の魅力といえます。
また、産官学連携知財センターの技術移転実績も大学でトップクラス。現在、全国の歯科医院で使用されている歯科用CTは、本学の歯学部と医療機器メーカーとのコラボレーションによって開発されました。日本大学の研究力が目に見える成果となって私たちの身近な場所で暮らしを支えています。
Veraview X800(右)は、歯学部の新井嘉則教授が開発に携わった歯科用CT。3D Accuitomo(左)も同教授によるCT装置で、歯科や耳鼻咽喉科の診断に活用されている。