特徴ある教育・就職特集 vol.10 ネットワーク情報学部 渡部プロジェクト 8月に台湾で開催されるCGアニメ世界大会へ CGアニメ国内予選を突破した大川さん高津戸さん、木原さん(左から)と渡部特任教授

CGアニメ世界大会へ


作品「未来予知」の1場面

ネットワーク情報学部渡部健司プロジェクトの3年次生が、初参加したCG(コンピューターグラフィックス)アニメーションコンテストの国内予選を突破、8月に台湾で開催される本選に出場することになった。メンバーは高津戸広樹さん、大川翔生さん、木原海さんの3人。「世界の舞台で頑張りたい」と意気込む。

このコンテストは「ASIAGRAPH Reallusion Award」。台湾のIT企業が主催し、アジアを中心に大学や専門学校など100校以上約300チームが参加。教材としても使われている3DCGソフトを使い、与えられたお題に従って、48時間以内に作品を仕上げる。

渡部健司特任教授は長年CGやVFX(視覚効果)などデジタル映像の最前線で制作に携わり、『ウルトラマン』シリーズのCGIプロデューサーなども務めた。本年度から特任教授に就任。プロジェクトでは映像制作について教え、春休み中から予選大会に向け準備してきた。学生12人は全員CG初心者。渡部特任教授は「ソフトの操作以上に、作品にどんなメッセージを込め、どうプロデュースするかが大事」とたたき込んだという。

5月末、都内で2日間にわたり開催された予選大会には、プロジェクト生全員が4チームに分かれて参加。当日発表されたお題は「夢」。高津戸さんらのグループは予知夢をテーマに、素材集めや編集を手分けしてこなした。高津戸さんは「ストーリーを考えるのが一番難しかった」と振り返る。

慣れない環境やプレッシャーと戦いながら仕上げた2分10秒の作品は、日本代表2本のうちの1本に選ばれた。

「入学当初はやりたいことが分からなかった」と語るのは木原さん。だが大会に出たことで目の前が開ける。「仲間とやり遂げたことが自分の力になった。プロジェクトに入ってさまざまなことを教わり、コンテストで認められたことで、さらに映像に興味をもつようになった」と笑顔を見せる。

本選には各国の予選を勝ち抜いた20組が参加する。大川さんは「クスッと笑える作品が自分たちの持ち味なので、それを崩さず頑張りたい」と語る。渡部特任教授は「クリエーターを目指す世界トップクラスの学生が集まる。多くのことを学んでほしい」と期待している。

(2016年8月掲載)